Wiko Tommy開封レビュー:独特なブリーンカラーとプラ筐体の良さがうまく噛み合った端末
フランスのモバイル端末ベンチャー企業Wikoの日本参入第一弾となるスマートフォン「Tommy」を購入しました。約1万5千円とかなり安い部類に入る端末ですが、その安さをチープさに結び付けないポップな印象を受けました。
今回は開封レビューということで、箱から取り出し外観をぐるっと見ていこうと思います。
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箱からポップに
Tommyの箱はかなりポップなデザインです。スマートフォンの箱というとシンプルなものだったり高級感を出そうとするものが多いですが、Wikoのロゴをあしらった画像が大きくプリントされ、そこに端末写真が配置されています。
Tommyはターゲットが若者ということで、そういったイメージにうまく合っていると思います。
背面にはTommyの他のカラーも写真が載っています。全6色ですが、日本では先にブリーン、フラッシュレッド、トゥルーブラックの3色で展開されます。
横のシールを剥がそうとしたのですが、跡が残るタイプでした。これはかなりダメですね。反省してほしいです。
開封して内容物をチェック
箱を開けると、薄い半透明の袋に入ったTommy本体が右側に配置され、左側に付属品類と思われる箱。
本体が左で付属品は右、というのが割りとよくあるパターンなので「お、逆だな (ニヤリ」となります。
左の箱の中にはイヤホン(ヘッドセット)とUSBケーブル、そしてACアダプタが入っています。それぞれ袋に入ってなくて雑多な印象を受けますが、一通り揃っているというのはいいですね。そっ閉じ。
内容物は本体のほか、マニュアルと保証書、イヤホンとUSBケーブル、ACアダプタ、バッテリー、そしてSIMアダプタです。SIMアダプタが入ってるなんて珍しいですね。
SIMアダプタはWikoのロゴ入りなのでちょっとうれしいです。今回の展開色であるブリーン・黒・白の3色あります。Tommyで使うのはMicroSIMですが、nanoからMicroにするものだけでなく、nanoからミニ、Microからミニにするアダプタもあります。
本体外観をチェック
本体には説明の入った薄いシートが貼られています。
背面はプラスチックのバックカバーになっています。
ところでこのブリーンという色、写真に撮るのが非常に難しいです。色温度や露出などで見た目の印象がかなり変わります。なるべく実際の見た目に近づけようとはしていますが、このあとの写真でもけっこうブレがあると思います。
音量キーと電源キーは右側面に。電源キーは同心円の模様が刻まれており、触感でも音量キーとの違いがわかります。ボタンとしては小さめですが、特に間違えたり押しにくいということはありません。
背面下部にはスピーカー。舌側面にUSBポートを装備。スピーカーもこうはっきりと配置されるとかわいく見えてきますね。
背面上部にはWikoロゴとカメラ、上側面にはイヤホンジャックです。
カメラは微妙に出ているので、背面を下にして机の上に置くとガタガタと揺れることになります。
正面側にもWikoロゴ。様々なところで出てくるこのロゴですが、いまいちかっこよくないです。特に背面はこれさえなければなぁ、とさえ思います。
背面カバー・バッテリーは取り外し可能
右下部分にある引っかかり部に爪を入れて背面カバーを取り外します。
バッテリーは取り外し可能で、最初は別で梱包されています。
SIMはMicro SIMが2枚入ります。Micro SDカードも独立して対応。
サイズ感は悪くなく、いい意味で普通感
Tommyは5インチ端末です。横幅は71.5mm、持ちやすいサイズですね。よく慣れた、親しみのあるサイズです。いい意味で普通ですね。
背面プラスチックというのが、高級感ないという感想を持つ人もいるかもしれません。いや1万5千円程度の端末ですし、高級感は必要ないでしょう。つや消しマットな仕上げになっており、うまく端末のコンセプトとも合っていると思います。デキるビジネスマンがサッと取り出す、というよりも、若者が日々の遊びの中で使っているイメージです。使ってなんぼですね。
確かに安く、高級感はないのですが、それがチープさにつながっているかといえばそうではありません。素材をうまく調理している、そんな印象を持ちます。(いかにも安物のペラペラなプラスチックという端末は数多くありますが、そうではありません。)そういう意味ではHTCのDesire 626と似たような印象もあります。(あれはここまで安くありませんが。)
色のイメージ
先程も少し書きましたが、この端末は写真に撮るとどうも見た目通りにPCの画面に写っているようには見えないことがあります。ちょっとした調整で大きく色味が変わります。難しいです。大手メディアでも1つの記事内で大きく色が違ってまるで違う端末のように見えるのに平気で載せているところもあります。
私も調整してなるべく実際の印象に近いようにしようとはしていますが、難しいです。なので、他の端末と並べて比べてみました。
Tommyのブリーンは「ブルー+グリーン」というWikoのコーポレートカラーです。まったく同じ色ではありませんが、他の端末でも似た色のものは時々あります。ミント系、ミクさん系とでも言うのでしょうか。手元にあった似た系統のスマホを並べてみました。
Xperia Z3 CompactとUPQ Phone A01、このあたりと比べても違うのは違うのですが、それぞれからどう違うのかは(持っている人ならば)掴めるのではないでしょうか。個人的には一番ミクさんカラーのイメージに近いのがTommyのブリーンだと思います。
まとめ
個人的にはツヤ無しの背面といい、チープさのないプラスチックといい、好みのタイプです。下手に高級感をもたせるよりも、こういった端末のほうが使いやすいですね。唯一残念なところといえばWikoロゴでしょうか。子供っぽい印象というか若さは感じるのですが、うーん…。もう少し抑えてほしかったな、と思います。
最後に、外でも撮影したTommyの他の端末写真を載せておきます。
次回はTommyの電源を入れて、その中身を見ていきたいと思います。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。