Ultrahuman Ring Air

Ultrahuman Ring AIR レビュー:サブスク不要で、美しいデザインと使いやすいアプリが魅力

指に着けるだけで睡眠や心拍数を24時間記録してくれるスマートリング。腕時計タイプと異なり、就寝時でも違和感が少なく、24時間365日より自然な形で体のデータを取得できるのが魅力です。

今回、Ultrahumanより「Ultrahuman Ring AIR」を提供していただきました。チタン製の美しいデザインと、充実したアプリ機能が特徴のモデルです。

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Ultrahuman Ring AIRのスペックと価格

製品名 Ultrahuman Ring AIR
対応OS iOS 15以降/Android 6以降
通信 Bluetooth Low Energy(BLE 5)
センサー 赤外線PPGセンサー
医療グレードの非接触皮膚温度センサー
6軸モーションセンサー
赤色LED(心拍数モニタリングと血中酸素レベル)
緑色LED (心拍数モニタリング)
赤外線LED (心拍数モニタリング)
バッテリー 24mAh
リチウムポリマーバッテリー(充電式・交換不可)
バッテリー持ち 最長6日間
充電時間 約180分でフル充電
サイズ 幅 8.1mm、厚さ 2.45〜2.8mm(サイズにより異なる)
重量 約2.4〜3.6g(サイズにより異なる)
リングサイズ US5〜US14
素材 外装:チタン、タングステンカーバイドカーボンコーティング
内側:医療グレードの低刺激性エポキシ樹脂
防水防塵 100m防水
カラー アスターブラック、バイオニックゴールド
ブラッシュドローズゴールド、
チタン、マットグレー、
スペースシルバー
価格 59,800円

Ultrahuman Ring AIRは、心拍数計測や防水などの基本的な性能を備えており、外装はチタン、内側は医療グレードのエポキシ樹脂で作られています。価格も59,800円となっており、他社のハイエンドスマートリングと同価格帯になっています。なお、利用にあたってサブスクリプション料金などの追加コストはかかりません。

サイジングキット

Ultrahuman Ring Airのサイジングキット
Ultrahuman Ring Airのサイジングキット

Ultrahuman Ring Airのサイジングキットは、段ボール調の箱に入っています。サイズ展開はUS5からUS14までとなっています。

初めてスマートリングを購入する方、特に普段指輪をしない方は、最低1日程度サイジングキットを装着することをおすすめします。1日を通して、水分摂取等の状況によって指が浮腫んだり、細くなったりすることがあります。様々なシチュエーションでも問題なく利用できるかは確認しておく必要があります。

Ultrahuman Ring Airのサイジングキット

カラーリングのサンプルもついているので、実際にサイズを決定するときにリングの質感を想像しながら決めることができます。

開封・内容物

Ultrahuman Ring Airのパッケージ
Ultrahuman Ring Air

段ボールベースの箱の中に、Ultrahuman Ring Airの綺麗な化粧箱が収められています。

Ultrahuman Ring Airのパッケージ
Ultrahuman Ring Airの内容物

パッケージの内容物は、リング本体、充電器、USB Type-C to Cケーブル、説明書です。USB Type-Cに対応した電源は別途用意する必要があります(ノートパソコン等からでも給電可能)。パッケージ自体は紙ベースで作られており、高級感はそこまでありません。

デザイン:チタン製で真円に近い

Ultrahuman Ring Air

今回レビューする色は、Ultrahuman Ring AIRのチタンカラー(Raw Titanium)です。ピュアなシルバーというよりは、少しくすみがかった薄いグレーの色合いです。全体的に落ち着いた色合いになっており、服装やシーンを問わず着けやすい仕上がりです。ちなみに、スペースシルバーという純粋なシルバーの色も用意されています。

Ultrahuman Ring Air

Ultrahuman Ring AIRのリング自体はかなりシンプルな形状をしています。綺麗な丸の形状をしており、見た目はかなり美しくなっています。内部の形状は、センサーや充電器の接点部分は少しだけフラットになっています。

Ultrahuman Ring Air

Ultrahuman Ring AIRの太さは8.1mmで、スマートリングとしては一般的な幅といえます。新しい他社のモデルには、より細いものもありますが、Ultrahuman Ring AIRは標準的な幅で、装着感に違和感はありませんでした。

Ultrahuman Ring Air
Ultrahuman Ring Air

実際に指に装着してみると、こんな感じです。全体的に落ち着いた質感になっているため、シチュエーションを問わず馴染んでいます。

Ultrahuman Ring Air

Ultrahuman Ring AIRの充電器はかなりコンパクトです。USB Type-Cケーブルで接続して利用するスタイルになっています。小さくて軽量なので持ち運びもしやすく、置き場所にも困りません。ただ硬めのケーブルを使ってしまうと、ケーブルに引っ張られて充電器が浮いてしまうので注意です。

Ultrahuman Ring Airの充電器

なお、リングはかなり真円に近いデザインですが、前述の通りセンサー部分が少し平ら(分厚く)になっているので、向きを合わせて充電器にセットする必要があります。

測定精度

Ultrahuman Ring Air

両方の人差し指に、Ultrahuman Ring AIRとRingConn Gen 3を装着して比較してみました。Ultrahuman Ring AIRを、22日と23日は右に、24日は左につけています。なお、参考としてGarmin Venu 4の数値も掲載していますが、睡眠時や在宅時にはつけていませんでした。

歩数・活動量

Ultrahuman Ring AIR RingConn Gen 3 Garmin Venu 4(参考)
6月22日 9,197歩 10,543歩 10,768歩
6月23日 9,613歩 14,024歩 12,273歩
6月24日 6,350歩 9,302歩 11,186歩

6月22日と24日は普通に仕事に行き帰宅した日のデータです。6月23日については、ジムに行きトレッドミルでのランニングをした日です。

6月22日については、全モデルで近しい数値となっており、ちょっとUltrahuman Ring AIRが少なくなっています。

6月23日については、Ultrahuman Ring AIRの歩数が少なく、それ以外は1万歩を超えているという結果でした。Ultrahuman Ring AIRやRingConnをつけている時間より、Garminをつけている時間は短いため、RingConnとGarminの歩数はおおよそ妥当な数値といえます。Ultrahuman Ring AIRは歩数が少ないため、トレッドミルで行う上下動の計測は苦手としているかもしれません。

6月24日は、Ultrahuman Ring AIRの歩数も少なめに表示されています。逆にGarminは装着時間を考えると、多めに表示されています。このあたりは活動の仕方や装着位置による違いが現れているように思います。

Ultrahuman Ring AIRの歩数記録は、一部苦手な運動計測があるのと歩数が少なく表示されるという点はありますが、日常的な生活の範囲内であれば、増減をある程度測定できています。

安静時心拍数

Ultrahuman Ring AIR RingConn Gen 3
6月22日 安静53 / 50〜126 安静44 / 44〜119
6月23日 安静53 / 48〜119 安静47 / 43〜156
6月24日 安静48 / 48〜126 安静48 / 43〜101

安静時心拍数については、概ねUltrahuman Ring AIRとRingConnの間で近い数値を示しています。

一方、最大心拍数については少しばらつきがありました。23日はジムで運動した日ですが、Ultrahuman Ring AIRは運動時の最大心拍数に関しては取りこぼしていました。

睡眠記録

Ultrahuman Ring AIR RingConn Gen 3
6月22日 5時間40分(5時間55分) 5時間50分(6時間21分)
6月23日 6時間15分(6時間25分) 5時間42分(6時間18分)
6月24日 6時間2分(6時間12分) 5時間25分(6時間15分)

睡眠時間に関しても、少しばらつきはありますが、概ね近しい値といえます。睡眠の詳細な記録を見る限り、Ultrahuman Ring AIRは入眠時間が早く記録され、夜中の覚醒記録が甘い印象でした。RingConnに関しては寝返り等でのちょっとした動作も覚醒記録として認識され、少々敏感な印象です。このあたりの差が、実際の睡眠時間の記録にあらわれています。

一つ気になった点として、Ultrahuman Ring AIRを装着していない時間も睡眠時間として記録されていました。単なるバグの可能性もありますが、装着検出機能が無い点には注意が必要です。

バッテリー持ち

バッテリー残量 減るのに掛かった時間
結果 100%→26% 5.4日(5日と10時間)

バッテリー持ちについては、100%から使用し始めて26%まで減少するまでに5.4日ほどかかりました。0%まで使い切るなら1週間くらいのバッテリー持ちと想定されます。公称で6日のバッテリー持ちなので、それよりもバッテリーが持つ計算です。

今回、全センサーを活用しバッテリーを使用する「ターボモード」を利用して、この持ち時間でした。他にも「チルモード」と呼ばれる睡眠と安静時にフォーカスしたモードや、「バッテリー残量低下モード」もあり、更にバッテリー持ちを伸ばすことはできそうです。

アプリと通知:フィードバックも多彩でオシャレなUI

Ultrahuman Ring Airのアプリ

Ultrahumanのアプリは非常に完成度が高く、取得したデータをわかりやすくまとめてくれるだけでなく、UIの見た目も洗練されています。

Ultrahuman Ring Airのアプリ

また、各項目をタップすると詳細な数値を確認することができます。

Ultrahuman Ring Airの通知

睡眠時間に関する通知


Ultrahuman Ring Airの通知

その他の通知

Ultrahuman Ring AIRは、通知機能も優秀です。日々得られるデータをもとに、睡眠時間やカフェイン摂取の時間などについて通知してくれます。特に睡眠時間のおすすめは優秀で、ついつい夜ふかししがちな筆者にとっては、早く寝ようという意識付けにつながりました。

Ultrahuman Ring Airのアプリ

カフェインの摂取時間についての記録やフィードバック機能もあり、自分が飲んだドリンクも記録しておくことができます。

Ultrahuman Ring AirのアプリのAI機能

また、JADEという生成AI機能も用意されており、会話ベースで自分の日々のデータを振り返ることができます。指定した日付のデータをもとに、どのように活動すれば良いか、また体内時計をどう調整すべきかといったフィードバックをもらうことができます。最初の返答は英語で返されますが、日本語で返答してと依頼すると、日本語でのフィードバックを受け取ることができます。

総評:アプリの使い勝手は良い

Ultrahuman Ring Air

Ultrahuman Ring AIRは、デザインやアプリ、バッテリー持ちのバランスに優れたスマートリングです。デザインは真円に近いシンプルな形状で、装着していても主張しすぎず、日常使いしやすいスマートリングです。バッテリー持ちも公称を上回る5日以上を記録しており、充電の頻度を気にせず使えるのも魅力でした。

一方で、測定精度に関しては少し甘さを感じる場面がありました。歩数が少なめに表示されたり、運動時の最大心拍数を取りこぼしたりと、データの正確性を重視する人には物足りなさを感じるかもしれません。その分、アプリの完成度とフィードバック機能は非常に優秀でした。睡眠やカフェイン摂取に関する通知は実用的ですし、JADEによるアドバイスも含めて、得られたデータを生活改善に活かしやすい設計になっています。

価格は59,800円と少し高めにはなりますが、サブスクリプション不要で追加コストは掛かりません。単なる記録に留まらず、行動を変えるきっかけがほしい人には、Ultrahuman Ring AIRは合うと言えるでしょう。

参考情報

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