のぞき見防止フィルムを初使用:プライバシー保護と実用性の引き換えだった

プライバシー・セキュリティ意識が高まる現代において、公共交通機関内で「スマホをのぞき見される」といったリスクは極力下げたいものです。

そこで便利なのが「のぞき見防止フィルム」です。機密情報を扱う人をはじめとした、プライバシー意識の高い人にとって「スマホの画面をのぞかれるリスク」が減るのは安心感があります。

筆者ものぞき見を防止するために初導入してみたのですが、その代償として「不便さ」を感じるシーンが多々ありました。詳しく紹介していきます。

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のぞき見防止フィルム

今回選んだのは、PDA工房の「Privacy Shield」です。PDA工房はスマホ用フィルムとしてメジャーで、フィルムの質が悪いということはないでしょう。実際に筆者も別の端末ではリピート購入しているほどです。

PDA工房の「Privacy Shield」は製品名の通り「のぞき見を物理的に防ぐ」ようになっており、スマートフォンを正面から見ると通常通り視認できる一方、上下左右30°外側からのぞくと画面が真っ暗に見えるようになっています。

PDA工房の説明によると、フィルムに特殊ブラインド効果を持たせることで実現するとのことです。おそらく、一般的な「のぞき見防止フィルム」と同様に、ルーバーと呼ばれる微細な板をフィルム内部に配置することで、正面以外への光が遮断されるようになっています。

画面が暗くなる

PDA工房の「Privacy Shield」には欠点があり、画面の光線透過率が50%も低減、言い換えると画面の明るさが半減してしまいます。筆者の愛用するGalaxy Z Fold7は直射日光の下でもクッキリと見えるほど高輝度なディスプレイを備えているのですが、このフィルムを貼ってからは「ちょっと見えにくいな」と感じる場面が格段に増えました。

特に困ったのが、バイクのスマホスタンドに装着してナビアプリを使っている時です。直射日光下だと右左折の指示を見落とす場面が何回もありました。プライバシーとトレードオフとはいえ、スマホを屋外で使う頻度が高い人には向かないかもしれません。

PayPay等のQR/バーコード決済が円滑に進まないことも

PayPayなどのバーコード決済時、店員さんに画面を提示する際も一苦労です。

のぞき見防止機能が働いているため、相手から見える角度に調整しながら提示する必要があります。筆者のGalaxy Z Fold7はメインディスプレイ(開いた状態)には通常のフィルムを貼っているため、「決済時は画面を開く」という力業で解決していますが、一般的なスマートフォンだと再現性がありません。

店員さんが、四苦八苦しながら画面を見ようとしている姿に申し訳なさを感じる上に、QRコード決済のスムーズさを損なってしまうのは痛手。もっとも、画面の角度を適切に調整すれば解決する話ではあるのですが、レジ前で毎回のように意識できるわけではないので、なんとも難しいところです。

他人に画面を見せにくい

友人や家族にスマホの画面を見せる時も同様です。

QR決済なら角度の予想がつきますが、日常のシチュエーションでは相手との位置関係がその都度変わります。少しでも角度がズレると「画面が見えないよ」と言われてしまい、自分のプライバシー保護と周囲への配慮のバランスを取るのが悩ましく思えてきます。

フォルダブル端末における盲点

筆者が愛用する「Galaxy Z Fold7」は開けばタブレット、閉じればスマホになる「フォルダブル端末」です。筆者は電車内でも画面を開いて使うため、そもそもカバー画面にのぞき見防止フィルムを貼った意味がありません。

それなら開いた画面にも同じフィルムを貼ればいいのでは?と思うかもしれませんが、Galaxy Z Foldシリーズは開いた画面にサードパーティ製フィルムを貼り付けると、万が一の故障時にメーカー保証の対象外となるリスクがあります。

ずっと閉じた状態で使うのなら普通のスマホでも十分だし、少なくともフォルダブル端末との相性は、イマイチというのが正直な感想です。

普通のフィルムに戻します

実際に半年ほど使用してみると、自分のプライバシー保護と引き換えに「対人面や屋外での利便性」を損なうデメリットが見えてきました。のぞき見防止フィルムはPDA工房の「Privacy Shield」以外にも各社から販売されているので、もしかすると視野角が広い製品もあるのかもしれません。でも、次は失敗のない普通のアンチグレアフィルムに戻す予定です。

もちろん、機密情報を扱うビジネスパーソンにはマストなアイテムかもしれませんが、日常生活で「画面が見えにくいこと」がストレスにならないか検討した上で購入するといいでしょう。

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

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CloNis

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!

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