OpenRock E レビュー:必要十分な音質でコストバランスの良いイヤーカフ型イヤホン
OneOdioよりイヤーカフ型のオープンイヤーワイヤレスイヤホン「OpenRock E」をレビュー用に提供していただきました。
最近注目度が上がって来ており、様々なメーカーから出ているイヤーカフ型のイヤホンのなかでも、約5,000円で購入できる比較的安価なイヤホンです。安価故に足りない部分ももちろんありますが、このタイプのイヤホンに求めるものはちゃんと満たしてくれる、コストパフォーマンスのバランスが取れた製品です。
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OpenRock Eの概要
OpenRock Eは耳をふさがないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。耳たぶを挟むクリップのような形で装着する「イヤーカフ」と呼ばれるタイプです。カラーはブラックとホワイトの2色。主な特徴は以下の通り。
- 耳をふさがず外の音が聞こえる
- 片耳4gの軽量デザイン
- イヤホン単体で7時間、充電ケース併用で28時間使用可能
- 60ms低遅延のゲームモード
| ワイヤレス充電 | |
|---|---|
| 着脱検知 | |
| 左右 |
|
| 低遅延モード | |
| イコライザー |
| マルチポイント | |
|---|---|
| 管理 |
|
| 防塵防水 | IPX4 |
| Bluetoothコーデック | SBC、AAC |
オープンイヤー型のイヤホンは耳をふさがないのが特徴です。周りの音は普通に聞こえて、それに音楽がBGMとして追加されるような感覚です。なので、イヤホンをしたまま買い物のレジでやり取りするのも問題なくできます。(もちろん音量を大きくすれば周りの音も聞こえにくくなり、音漏れもしやすくなるので注意)
ただ、周りの音が聞こえるのは良くも悪くもで、自動車の多い道路脇などではそれらの音に潰されてイヤホンからの音が聞こえにくいという弱点もあります。
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 6.0 |
|---|---|
| 最大動作範囲 | 10m |
| 対応コーデック | SBC、AAC |
| 重量 | 42g(充電ケース込み)、4g (片耳イヤホン) |
| バッテリー容量 | 充電ケース:400mAh |
| 最大再生時間 | 約7時間(イヤホンのみ) 約28時間 (充電ケース併用) |
| 充電 | 1.5時間 急速充電:10分充電で1時間再生可能 |
| 防水規格 | IPX4 |
外観と装着感
OpenRock Eは本体以外の同梱物はマニュアル類のみとシンプルです。USBケーブルも入ってないので、充電は手持ちのケーブルで行いましょう。
ケース天面部分にOpenRockのロゴがあります。それ以外は白い楕円形でシンプルです。
充電のUSBポートは背面側に。同梱物にUSBケーブルはありませんので、自分で用意する必要があります。ポートの周りはそれなりに大きくくり抜かれているので大抵のUSBケーブルは大丈夫だと思います。
ぱかっと開けたところにイヤホン本体が斜めに配置されています。なかなかユニークな置き方ではあるのですが、正直これは取り出すのもケースにしまうのも若干面倒さがありました。どうにも自然な動きでケースに収める事ができず、いつもちょっと考えてしまいます。慣れかもしれませんが…。
イヤホン本体は、スピーカーのある球部分とバッテリー等の背面側を0.5mmメモリチタンのアーチで結びます。
底面側にスピーカーと充電端子が見えます。
耳の後ろに来る部分にOpenRockのロゴやLEDランプがあります。この背面部分がほかのイヤーカフ型イヤホンに比べると若干大きいのですが、装着すれば気にならないですし重さにもほぼ影響していません。むしろ安定性がある気がします。
内側部分に左右を示すRとLの表示があります。目立たない位置にあり、これ以外に左右を判別する箇所がないので、もう少し目立たせても良かったのでは?とも思います。
装着感
実際に装着してみると、しっかりと耳たぶを挟んでくれて安定感があります。後ろ側が大きくなってるのが安定感を生み出してるのかもしれません。
装着したまま首を振っても外れません。歩きではもちろん、軽く走った際も揺れを気にすることすらありませんでした。もちろん、耳の大きさや形は個人差があるので誰でも絶対にそうだとは言えませんが、個人的には耳掛け式よりも遥かに安定感があると思ってます。
片耳4g程度なので装着している違和感も数分で消えて、すぐに意識から消えます。ただ何時間もつけっぱなしにしてるとさすがに若干の疲れが出てきます。
操作はタッチ式
OpenRock Eの操作はタッチ式です。OpenRock Eロゴのある広い面をタップして操作します。
| L | R | |
|---|---|---|
| 2回押し | 再生/一時停止 | |
| 3回押し | 前の曲 | 次の曲 |
| 4回押し | 音声アシスタント | |
| 長押し2秒 | 音量- | 音量+ |
| 長押し3秒 | 電源オン | |
| 長押し5秒 | 電源オフ | |
デフォルトでの動作設定は上記の通り。これらは機能のオンオフはできるのですが、機能と動作の割当を変更することはできません。
音質:思ったよりもよく十分に聴ける
オープンイヤー型のイヤホンは耳の穴を塞がないこともあり、音質的にはカナル型イヤホンに比べると一段劣ってしまいます。ですが、OpenRock Eはちゃんと聴ける音になっています。
10mmダイナミックドライバーを搭載し、オープンイヤー型で特に弱いとされる低音もそれなりに出てます。全体的にぼやっとした感もなく、自然に聞こえます。めちゃくちゃいいと言うわけではないのですが、悪いところが見当たらないという印象です。
オープンイヤー型イヤホンはBGM的な使い方をすることも多いですし、音に聴き入ってしまったり変に主張するよりはこれくらいがちょうどいいですね。
音漏れ
音漏れに関しては、普通に室内で聞く音量であればよっぽど近づかないとわからない程度です。私が使う音量では室内で10cmくらいに近づかないと聞こえてきません。
ただ外で使うとなると音量を上げがちになるので、そうすると近い人には「何か鳴ってる」のが気付かれます。混雑してる電車内では気をつけたいところ。
イコライザー
イコライザーはデフォルトの「音楽モード」と「ボーカルモード」の2種類に自分で調整するもののがあるのみです。こだわりたい方にはちょっと物足りないかもしれませんね。
アプリと操作
OpenRock
-
制作: OpenRock価格: 無料
OpenRockの管理アプリでイコライザーや操作方法のカスタマイズが可能です。
アプリを使うとゲームモードのオンオフ、操作方法のカスタマイズやイコライザーの設定などが可能になります。アプリを使わなくても利用は可能ですが、ファームウェアアップデートもあるので、できれば一度は確認してみたほうがいいです。
OpenRock Eの良かったところ・イマイチなところ
OpenRock Eをしばらく実際に使って感じた良かったところ・イマイチなところをまとめます。
- 十分悪くない音質
- 比較的お手頃価格
- 装着感、安定感が良い
- ケースから出し入れがちょっと戸惑う
- 操作カスタマイズが限定的
- 左右自動判別がなく、イヤホンの左右もわかりにくい
オープンイヤー型のイヤホンながら十分な音質を持っています。機能的にはけっこう削ってあってコストカットされてる感はあるのですが、音に関しては「めちゃくちゃいいわけではないけど中の上」くらいのコストとのバランスが良いところを突いてます。オープンイヤー型ですし、よっぽど音にこだわりがないのなら十分です。
残念なところはケースへの出し入れがうまくいかないところです。耳から外して、そのままの動作でケースに収めようとすると、クイッと回転させる必要があって、ちょっと感覚的ではないかな、と。慣れれば意識せずにしまえると思うのですが、10日間以上使っていても未だに手間取ってしまいます。
あとは、機能としての左右自動判別がないのは仕方なくても、もう少しイヤホンの左右をわかりやすくしてほしかったですね。内側に書いてはあるのですが目立たないので…。似たイヤホンではEarFun Clipがアーチの根本に左右で違う色が付いててわかりやすいので、そういった工夫が欲しいところです。
まとめ
OpenRock Eをしばらく使ってみました。オープンイヤー型のイヤホンとして必要十分な音質や使い勝手があり、それでいて機能を絞ることでコストカットした、コストバランスの良いイヤホンです。
イヤーカフ型のイヤホンは最近たくさん出ており、2万円程度の高価格帯、1万円程度で機能が揃ったコスパの良いもの、3,000円程度の安価だけど音質等がイマイチで割り切ったものなどあります。OpenRock Eはこれらの間の、贅沢はしないけど十分なところをうまく突いたイヤホンです。初めてイヤーカフ型を試すなら、3,000円程度の超安価なものよりOpenRock Eを買ったほうが幸せになれると思います。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。























