発火リスクが低いというKOHAKU準固体モバイルバッテリー 10000mAhを購入してみた
コハクジャパンが発売した、新世代バッテリー技術「準固体リチウムイオン電池」を採用したモバイルバッテリーを購入してみました。発火リスクが低く安全性が高いと言われており、今後こうしたモバイルバッテリーが増えてくると思いますので、試しに買ってみた、というわけです。
実際に手に持ってみると意外と普通の(これまでの)モバイルバッテリーと同じような感覚で使えそうだな、と感じました。
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準固体モバイルバッテリー
最近モバイルバッテリー等のリチウムイオン電池を使った製品の発火事件などが増えています。従来のリチウムイオン電池は「発熱」「膨張」「劣化スピード」といった課題を抱えており、そういった中で固体電池、準固体電池を使ったモバイルバッテリーが注目されつつあります。
今回のモバイルバッテリーは、固体電解質を部分的に導入した準固体電池を使ったモバイルバッテリーです。準固体化により電解液の漏れやセル膨張のリスクを大幅に低減し、液体電解質に比べて発火リスクを大幅に低減しつつ、高出力・長寿命を両立したといいます。
KOHAKU 新世代準固体モバイルバッテリー 10000mAh
表面にラメの入った箱に入っており、線や文字の描かれている部分はキラキラ反射するパッケージで、ちょっと意外でした。底面には各種説明や仕様が書かれています。「KOHAKU Ultra-thin Alum Magnetic Power Bank」というのが正式な製品名(英名)なのでしょうか…?
中身は本体の他にはマニュアルとUSBケーブルだけというシンプルなものです。
表面はメタルで触るとひんやりしています。(仕様時はほんのり温かい。)特にロゴなどはなく、見た目はシンプルです。私が購入したのはグレーで、ほかにゴールド、ブラック、ホワイトで全4色あります。
背面側はワイヤレス充電のためのマグネット部分が盛り上がっており、デザインとしても良いポイントになっています。こちらの面は樹脂製でつや消し担っており、表裏で印象はけっこう変わります。
下の方に仕様が書かれています。今回購入したのは10000mAhの方で、5000mAhのものと合わせて以下のようになっています。
| EB051PS | EB102PS | |
|---|---|---|
| 容量 | 5000mAh | 10000mAh |
| サイズ | 67.2×107.2×10.1mm | 67.2×107.2×17.68mm |
| 重量 | 122g | 229g |
| 出力 | USB-C PD 20W/ワイヤレス最大15W | |
| 入力 | USB-C 18W | |
| 動作温度 | -20℃〜80℃ | |
| 保護機能 | 短絡/過充電/過放電/過電流/温度制御/軽負荷シャットダウン | |
| 試験・検証 | 針刺し試験/落下・振動/高低温サイクル/火炎試験/端子耐久3000回 | |
側面は3つの面は何もなし。
1つの短辺に5つのLEDランプとUSB-Cポート、電源ボタンがあります。
意外と普通の大きさと重さ
実際に持ってみると意外とコンパクトです。数値的には67.2×107.2×17.68mm。発火しにくいモバイルバッテリーというと、エレコムから出ているナトリウムイオン電池を使ったものが思い浮かび、バッテリー容量の割に大きく重いという印象がありました。今回のモバイルバッテリーも大きいのかな?と思っていたのですが、意外と普通の大きさでした。まぁ本製品は準固体電池ですからね。違うものです。
私が普段使っているCIOのSMARTCOBY Pro SLIMと比べると縦横僅かに大きいくらいでした。
(KOHAKU:107.2mm×67.2mm×17.68mm、CIO:97.6mm×69mm×16mm)
重さは仕様上は229gなのですが、実際に測ってみると約198gでした。けっこう違いますね。
実際に使ってみる
マグネットがあってワイヤレス充電できるので、MagSafe対応のものやPixel 10シリーズなどにはくっつけて充電できます。(最大15W)ワイヤレス充電と有線充電で2つのデバイスを同時充電も可能。
側面のLEDランプは4つがバッテリー残量で、一番内側はステータスランプです。充電中は青に点灯し、エラー時は赤点滅となります。
有線の場合は最大20W充電が可能です。最近のモバイルバッテリーの中では特別高出力というわけではありませんが、個人的にはこれくらいで十分かな、と。
ちゃんと20W出るのかUSBテスターで確かめたかったのですが、ちょっとテスターが行方不明になってしまって確認できませんでした。えー…どこいったんだろう?ほんと…。
試しで買ったけど普通に使えそう
準固体電池ってどうなんだろうな?と思って購入してみたのですが、意外と普通のモバイルバッテリーとして使えそうでした。
モバイルバッテリーの発火は他人事ではなく怖いので、今後はこういったものに入れ替えていきたいな、と考えています。CIOからも12月より展開開始といっているので、楽しみです。
まぁ、新しいものを揃えるより古いものを処分するほうが面倒なんですけどね…。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。




















