EarFun Air Pro 4+ レビュー:ハイブリッドドライバー、AIノイキャン、高音質コーデック対応、Air Pro 4系の完成形を見た

EarFunより、独自のオフアクシス配置音響構造でハイブリッドドライバーを配置した完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro 4+」をレビュー用に提供していただきました。

名称としては夏に発売されたEarFun Air Pro 4iと同じく昨年発売のEarFun Air Pro 4の派生モデルのようです。とはいえハイブリッドドライバーや最大50dBのノイズ低減ANC、高音質コーデックのサポートなど、数多くの先端技術で機能はますます充実しており、たしかに「+」な上位版のようです。

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EarFun Air Pro 4+の概要

EarFun Air Pro 4iはEarFun初のハイブリッドドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホンです。独自のアクティブノイズキャンセリング技術「QuietSmart 3.0」による最大50dBのノイズ低減、高音質コーデックのサポートなど、数多くの先端技術を搭載し、さらにマルチポイント接続がLDACコーデックと併用可能など、使い勝手も増しています。

■主な機能

ノイズキャンセリング
外音取込モード
ワイヤレス充電
着脱検知
低遅延モード
マルチポイント接続
Google Fast Pair
管理アプリ
操作方法カスタム
防水 IP55
Bluetoothコーデック SBC, AAC, aptX, aptX Adaptive, LDAC
■主な仕様
Bluetoothバージョン Bluetooth 6.0
対応プロファイル A2DP, AVRCP, HFP
最大動作範囲 15m(障害物なし)
対応コーデック SBC, AAC, aptX, aptX Adaptive, LDAC
サイズ 充電ケース:60mm x 50mm x 28mm
重量 イヤホン単体:5.1g、ケース込み:54g
バッテリー容量 イヤホン:60mAh×2、充電ケース:600mAh
最大再生時間 ANCオフ:イヤホン本体で最大12時間、充電ケース使用時は合計54時間
ANCオン:イヤホン本体で最大8時間、充電ケース使用時は合計36時間

連続再生時間は使用環境や音量レベル、オーディオコンテンツによって異なります。

充電 1時間 (イヤホン単体の場合)
2時間 (USB-C経由で充電ケースの場合)
3.5 時間 (ワイヤレス充電器経由で充電ケースの場合)
防水規格 IP55

外観と付属品

内容物は本体(ケース)のほかにマニュアル類とUSBケーブル、イヤーピース(4種)です。

ケースは60x50x28mmで、Air Pro 4(62.4×46.6×29.2mm)に比べると若干大きくなった気がします。

ケースの開き方がこれまでのEarFunのものとは異なっており、斜めに取り出すような形になっています。

イヤホン自体の見た目はAir Pro 4とほぼ同じで、耳に隠れる部分はプラスチッキーで外から見える部分は非光沢になっており、質感は悪くありません。

操作するタッチセンサーは丸で囲まれてるのでわかりやすく、ここだけ僅かに凹んでるので操作しやすくなってます。

内側にはLとRの表記もあります。なお、ノズル部分はAir Pro 4が円形なのに対してAir Pro 4+は楕円形になっています。

どの音もよく聴こえてバランスの良い音質

EarFun Air Pro 4+は10mmダイナミックドライバーとEarFun自社開発の業界最小クラスバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを組み合わせたハイブリッド構造を採用しています。ダイナミックドライバーは中低域に厚みを持たせ迫力ある低音を、BAドライバーは高域を明瞭に表現し、全音域でバランスの取れた臨場感あるサウンドを楽しめるとしています。

実際にスマホに接続して聞いてみると、これまでのEarFunの音とはちょっと違うかな?と感じました。音の違いに敏感な方ではないのであまり細かいことは言えないのですが、よくまとまっていて聞いてて疲れない音ではあるものの、若干迫力に欠けるかな…?といったところ。

管理アプリのイコライザー機能に、聴力テストして調整してくれる「適応イコライザ」もあります。これを適用したら音がはっきりして細かい音も聞こえて迫力もでたように感じます。ノーマルで聞くよりも、自分に合わせたイコライザを使ったほうがいいかもしれませんね。

EarFun Air Pro 4+はAACとSBC、aptX AdaptiveのほかLDACやaptX Losslessにも対応しています。また、これまでデュアルデバイス接続はLDACと両立できなかったのが、両立できるようになっています。(ただ、音が途切れる場合があるのでオフにするのをオススメする、と注意が表示されます。)

ノイズキャンセリング

EarFun Air Pro 4+は周囲の音を検出する「フィードフォワードマイク」と耳の中でノイズを検出する「フィードバックマイク」のハイブリッドANCを採用しています。フィードバックマイクを出音口近くに配置することで、ノイズ検知と低減の精度が向上しているとのことで、このあたりはノイキャン特化だったAir Pro 4iと同じだと思われ、最大50dBの騒音を低減できます。

ノイキャンの設定はAir Pro 4iよりもさらに進んでおり「AI聴覚適応型ANC」「AI適応型ANC」「手動調整」「ウインドカットANC」の4つのモードがあります。手動調整は4段階で強度を調整できます。

「AI聴覚適応型ANC」は外耳道形状の個人差を考慮しながら最適な効果を提供し、「AI適応型」はAIが周囲の環境をリアルタイムで分析し、自動でノイズ低減の強さを調整してくれます。

実際に使ってみるとエアコンの音や雨音などはしっかりカットしてくれます。Air Pro 4iと似たような感じなのかな?と。「AI聴覚適応型ANC」にしていたのですが、わりと自然に音が消えてくようで、この静かな空間が普段の状態と勘違いしてしまいそうです。集中したいときなどはこのANCを効かせて音楽は流さずにしておくのも良さそうです。

アプリで操作方法のカスタマイズなど

Google playEarFun Audio
EarFun Audio
制作: Earfun Technology (HK) Limited
価格: 無料

ダウンロード

EarFun Air Pro 4+は各種設定などをEarFunのイヤホン共通のアプリ『EarFun Audio』で行います。

各種モードのオンオフのほか、操作キーのカスタマイズやファームウェアアップデートもあります。一部機能はファームウェアアップデート後に利用可能になるので、購入したらまずアプリをチェックしましょう。

操作方法はカスタマイズ可

EarFun Air Pro 4+の操作はタッチセンサー式で、1回タップ、2回タップ、3回タップ、長押しで片耳ずつ機能が割り当てられています。この機能割当はアプリから自分でカスタマイズできます。

必要な機能は揃ってます。「無効」も割り当てられるので、1回タップにこれを割り当てておけば「軽く触れただけで誤動作」というのが減ります。

私の場合は音声アシスタントを使わないので右の長押しを「ゲームモード」に変更しました。動画を見るときなどに便利です。

LDACオンでも2台の機器と接続可能

EarFun Air Pro 4+は「デュアルデバイス接続」に対応しており、2台の機器と同時に接続できます。PCとスマホなどでどちらにもペアリングさせておき、家ではPC内の音楽を、外ではスマホ内の音楽を、とペアリングを切り替えることなく利用できます。接続するデバイスをアプリから切り替えも可能です。

また、これまでのEarFunデバイスではデュアルデバイス接続はLDACと両立できなかったのが、両立できるようになっています。ただし、音が途切れる場合があるのでオフにするのをオススメする、と注意が表示されます。

EarFun Air Pro 4+の良かったところ・イマイチだったところ

EarFun Air Pro 4+を実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。

良いところ
  • バランスが良く聞きやすい音質
  • 最大50dB低減、AI適応型もあるノイキャン
  • ノイキャン・ワイヤレス充電・防水・着脱検知・操作カスタマイズ・デュアル接続・Google Fast Pair・Find Hub、みんな対応
  • LDACやaptX Adaptiveなど高音質コーデックに対応
  • LDACオンでもデュアルデバイス接続可能
イマイチなところ
  • ちょっとケースから出し入れしにくい
  • 1万円を超えてしまった価格

イヤホンに求めるものが殆ど揃っており、文句をつけるところがほとんど見当たりませんでした。音の好みがまったく外れているのでもなければ、多くの人にとって使いやすくて音もノイキャンもしっかりしてて、お気に入りになってくれるイヤホンです。

EarFunのイヤホンではもはや当たり前ですが、ノイキャン・ワイヤレス充電・防水・操作カスタマイズ・デュアル接続・Google Fast Pair・Find Hub(デバイスを探す)と、使い勝手の良くなる機能がだいたいぜんぶ入ってるのが良いです。Air Pro 4iで省かれた装着検知も復活しています。

唯一残念だったのはケースのデザインが変更され、イヤホンの出し入れのやり方が変わったことです。特に聞き終わってケースに戻すときに、自然な動きで収めることができず、Air Pro 4などと比べるともう半回転させて収めなければならないのが戸惑いました。まぁこれは慣れの問題だとは思いますが…。

まとめ

「EarFun Air Pro 4+」を実際に使ってレビューしました。

Air Pro 4にAir Pro 4iのノイキャン機能をプラスしてより使いやすくパワーアップしたAir Pro 4系の完成形ですね。むしろなぜこれをAir Pro 5ではなく派生の4+として出したのだろう?と思います。

低価格で高品質が魅力のEarFunで1万円を超えてしまったので価格がネックになるかもしれません。そう考えると、今後は通常とのナンバリングとハイブリッドドライバ採用の+系とで価格帯を分けて展開していくのかもしれませんね。

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参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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