SOUNDPEATS Clip1 レビュー:手頃な価格ながらDolby Audioにも対応したイヤーカフ型イヤホン

SOUNDPEATSよりオープンイヤー(イヤーカフ)型のワイヤレスイヤホンSOUNDPEATS Clip1をレビュー用に提供していただきました。

オープンイヤー型イヤホンのイヤホンながらDolby Audioに対応し、高音質コーデックLDACでハイレゾにも対応と、音質に拘るSOUNDPEATSらしさのあるモデルとなっています。

通常価格は9,980円なのですが、10月4日時点ではプライム感謝祭でセール価格となっています。また、当サイト向けにクーポンコードをいただいており、これを利用すると通常価格の30%オフ、6,946円で購入できます。どうぞご利用ください。

クーポンコード:OREFOLDERPD6
有効期限:2025年10月4日~10月10日

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

SOUNDPEATS Clip1の概要

SOUNDPEATS Clip1は耳をふさがないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。耳たぶを挟むクリップのような形で装着する「イヤーカフ」と呼ばれるタイプです。カラーはブラックのみ。主な特徴は以下の通り。

  • 耳をふさがず外の音が聞こえる
  • LDAC対応/Dolby Audio対応
  • 左右の耳を自動で認識
  • イヤホン単体で8時間、充電ケース併用で40時間使用可能
  • イヤホン落下検出機能、マルチポイント、低遅延/ゲームモード
ワイヤレス充電
着脱検知
左右自動判別
低遅延モード
イコライザー
マルチポイント
管理アプリ
操作方法カスタム
防塵防水 IPX5
Bluetoothコーデック LDAC、SBC、AAC

オープンイヤー型のイヤホンは耳をふさがないのが特徴です。周りの音は普通に聞こえて、それに音楽がBGMとして追加されるような感覚です。なので、イヤホンをしたまま買い物のレジでやり取りするのも問題なくできます。(もちろん音量を大きくすれば周りの音も聞こえにくくなり、音漏れもしやすくなるので注意)

ただ、周りの音が聞こえるのは良くも悪くもで、自動車の多い道路脇などではそれらの音に潰されてイヤホンからの音が聞こえにくいという弱点もあります。

■主な仕様
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.4
最大動作範囲 10m
対応コーデック LDAC、SBC、AAC
サイズ (充電ケース)71.5 x 49 x 35 mm
重量 55.5g(充電ケース込み)、5g (片耳イヤホン)
バッテリー容量 イヤホン:45mAh x 2、充電ケース:450mAh
最大再生時間 約8時間(イヤホンのみ)
約40時間 (充電ケース併用)
充電 急速充電対応、10分充電で2時間再生可能
防水規格 IPX5

外観と装着感

ケースの天面にSOUNDPEATSのロゴがあります。ケース全体はプラスチックで、高級感はありません。サイズは71.5x49x35mmで指先で摘む大きさですが、他製品のケースに比べると若干大きめに感じます。

背面側に充電USBポートとリセットボタンがあります。USBポートは丸く凹んだ中にあり、使用するケーブルによってはうまく刺さりきらないことがあります。もちろん付属のケーブルでは問題ありませんが、普段使ってるケーブルで充電するときは要注意です。

パカッと開けてイヤホン本体が登場。イヤーフック部分をつまんで取り出す形になります。そのままの動作で耳に取り付けられるのが良いです。

イヤホン本体の外側にはSOUNDPEATSロゴが大胆にデザインされています。黒と金の組み合わせがかっこいいですね。…ただ、全体的な色はブラックというよりも明るく、グレーもしくはグラファイトと呼ばれるものに近いです。

イヤーフック部分は0.6mmの超薄型ニッケルチタン合金を採用し2万回のねじれテストを行っているとのこと。先端が金色になってるのもおしゃれです。

装着したときに内側になる面に充電用の接点とスピーカーがあります。

内容物はケースと本体のほかに冊子類とUSBケーブルです。冊子類は蓋の裏側、USBケーブルは中敷きの下にあるので見逃しがちです。要注意。

装着感

実際に装着してみると、しっかりと耳たぶを挟んでくれて安定感があります。後ろ側が大きくなってるのが安定感を生み出してるのかもしれません。

装着したまま首を振っても外れません。最近はランニングをサボりがちなので数回ですがSOUNDPEATS Clip1を装着して走ってみたところ、特に落ちるのを心配することもなく、快適に走りきることができました。

もちろん、耳の大きさや形は個人差があるので誰でも絶対にそうだとは言えませんが、個人的には耳掛け式よりも遥かに安定感があると思ってます。

ただ安定感のためなのか若干ほかのイヤーカフ型に比べて締め付け(挟み込む力)が強い気がします。そのためか、長時間装着していると疲れてしまいます。

左右の自動判別機能

SOUNDPEATS Clip1には左右の自動判別機能があります。2つのイヤホンがまったく同じ形状なので、どちらを右耳に装着しても、ちゃんと判別して右のスピーカーになります。

この判別は装着時に行われるので、音楽再生中に一度外して(装着検知で再生は停止される)左右を入れ替えて再装着するとちゃんと左右が入れ替わって正常に聞こえるようになっています。

ケースを持ち歩いていないときに一時的にイヤホンを外したとしても、再装着する際にどちらが右でどちらが左だったか考える必要がありません。これは便利です。

操作はタッチ式

SOUNDPEATS Clip1の操作はタッチ式です。SOUNDPEATSロゴのある広い面でも、イヤーフックの部分でもだいたいどこでも反応します。

左耳をダブルクリック 再生/一時停止
右耳をダブルクリック 再生/一時停止
左耳をトリプルクリック 前のトラック
右耳をトリプルクリック 次のトラック

デフォルトでの動作設定は上記の通り。それぞれアプリで別の動作に変更できます。シングルタップについては誤操作の可能性があるため一時的に無効化されています。今後うまく改善できればアプリで対応されるとのことです。

シングルタップは確かに誤動作が多くなるので、個人的には必要ないと思うのですが、代わりに長押しでの動作がほしかったところですね。

音質:Dolby AudioやLDACに対応

オープンイヤー型のイヤホンは耳の穴を塞がないこともあり、音質的にはカナル型イヤホンに比べると一段劣ってしまいます。ですが、SOUNDPEATS Clip1はちゃんと聴ける音になっています。

12mmデュアルマグネットドライバーを搭載し、オープンイヤー型で特に弱いとされる低音も出てます。外で聞くと周りの雑音も入ってくるので音に集中できないというのはありますが、例えば室内であればBGMとして十分以上です。

音漏れ

音漏れに関しては、普通に室内で聞く音量であればよっぽど近づかないとわからない程度です。ただ外で使うとなると音量を上げがちになるので、そうすると近い人には「何か鳴ってる」のが気付かれます。混雑してる電車内では気をつけたいところ。

Dolby Audio/LDAC対応

SOUNDPEATS Clip1はDolby AudioにSOUNDPEATS製品として初めて対応しました。これをオンにすると音が広がり臨場感あふれるサウンドになります。

また、高音質コーデック「LDAC」に対応し最大96kH/24bitのハイレゾサウンドを再生できます。ただし、LDACをオンにするとDolby Audioやマルチポイント、ゲームモード、ダイナミックEQは利用できなくなります。

イコライザー

アプリからイコライザーの設定もできます。デフォルトでちょっと物足りないと思っても、ある程度調整できます。また、自分でカスタマイズしたり、かんたんなテストでパーソナライズされた設定にもできます。

アプリと操作

Google playPeatsAudio
PeatsAudio
制作: Shenzhen Ginto E-Commerce Co.,Limited
価格: 無料

ダウンロード

SOUNDPEATSの管理アプリでイコライザーや操作方法のカスタマイズが可能です。

アプリを使うとゲームモードやシアターモードのオンオフ、操作方法のカスタマイズやイコライザーの設定などが可能になります。アプリを使わなくても利用は可能ですが、できれば一度は確認してみたほうがいいです。

SOUNDPEATS Clip1の良かったところ・イマイチなところ

SOUNDPEATS Clip1をしばらく実際に使って感じた良かったところ・イマイチなところをまとめます。

良いところ
  • 音が良い、低音もちゃんと出てる
  • Dolby AudioやLDACも対応
  • 装着感、安定感が良い
  • タッチ操作の感知範囲が広い
イマイチなところ
  • ワイヤレス充電非対応
  • USBケーブルを選ぶ
  • 高級感はない

オープンイヤー型のイヤホンながら音がしっかりしており、Dolby AudioやLDACも対応しているのは良いですね。さすがSOUNDPEATSといったところ。Amazonのレビューを見るとタッチ操作について言われているものもあるのですが、個人的にはフック部分でも背面でもタッチ範囲が広くていいと思いました。まぁ長押しにも対応してくれるともっといいんですけどね。

残念なところは充電関係でしょうか。ワイヤレス充電は少し贅沢かもしれませんが、USBケーブルが細いものしか刺さりきらないのは困りものです。これはケースの形状の問題なので、次の製品があれば改善してくれると思いたいですね。

まとめ

SOUNDPEATS Clip1をしばらく使ってみました。ワイヤレス充電こそ非対応ですが、Dolby AudioやLDACに対応し、マルチポイント、左右自動判別、着脱検知、低遅延モードと揃っているのはかなり良いです。

これだけ機能が揃っていてセール時で8,000円程度というのはなかなか悪くない選択肢でしょう。オープンイヤー型でも音を諦めず、対応機能も多いものが良い、というならSOUNDPEATS Clip1を検討してみてはどうでしょうか。

通常価格は9,980円なのですが、10月4日時点ではプライム感謝祭でセール価格となっています。また、当サイト向けにクーポンコードをいただいており、これを利用すると通常価格の30%オフ、6,946円で購入できます。どうぞご利用ください。

クーポンコード:OREFOLDERPD6
有効期限:2025年10月4日~10月10日

参考情報

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧