
ミニPCを多く取り扱うGEEKOMより、ミニPC「GEEKOM A9 MAX」をレビュー用に提供していただきました。
GEEKOM A9 MAXはAMD Ryzen AI 9 HX 370搭載のハイスペックモデルです。内蔵グラフィックはRadeon 890Mを搭載し、32GBのRAMと2TBのSSDを搭載します。価格は通常で169,900円と、これまで紹介したGEEKOM製品よりも一つ上ですが、スペックから考えるとそれも当然です。セールなどでもう少し安くなることもあるので、それを狙っていきたいですね。
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GEEKOM A9 MAXの概要


GEEKOM A9 MAXはAMD Ryzen AI 9 HX370モバイルプロセッサを搭載します。これは専用のRyzen AIエンジンを内蔵し、合計80TOPS(NPUは50TOPS)のAI性能を誇り、これによりAIを利用したリアルタイム処理が可能です。また、新たに採用されたRadeon 890M iGPUは、エントリーレベルのディスクリートGPUに匹敵するグラフィックス性能を発揮し、ゲームや動画編集にも適しています。
ストレージは、2基のPCIe4.0×4対応SSDスロットと32GBのDDR5デュアルチャネルRAMを備え、高速なデータアクセスを実現します。接続面では、デュアルUSB4ポート、デュアル2.5Gbps Ethernetポート、そしてWi-Fi 7に対応しており、高速かつ低遅延の通信環境を提供します。
スペック
OS | Windows 11 Pro |
---|---|
CPU | AMD Ryzen AI 9 HX 370 (12コア 24 スレッド, 2.0 – 5.1 GHz) TDP 54W |
グラフィック | Radeon 890M |
NPU | AMD Ryzen AI, 50 TOPS NPU |
メモリ | 32GB(DDR5-5600 SODlMM, 最大128GBまで対応) |
ストレージ | 2TB:M.2 2280 NVMe PCle Gen4*4 SSD (最大4TB) |
空き:M.2 2230 NVMe PCle Gen4*4 SSD (最大4TB) | |
サイズ | 135 x 132 x 46.9 mm |
前面ポート |
4 x USB 3.2 Gen2 Type A 1 x 3.5mm ヘッドフォンジャック |
背面ポート |
1 x USB 3.2 Gen2 Type A 1 x USB 2.0 Type A 1 x USB 4.0 Type C(DP1.4 Alt モード) 1 x USB 4.0 Type C(PD給電対応) 2 x HDMI2.1(4K @120Hz) 2 x 2.5G RJ45 LAN |
側面ポート |
1 x SDカードリーダー4.0 1 x ケンジントンロック |
ネットワーク | Wi-Fi 7 Bluetooth 5.4 |
電源アダプター | 120W-19V/6.32A, 100-240Vac, 50/60Hz |
GEEKOMのミニPCのはHDMIが2.0のことが多かったのですが、本機ではHDMI2.1になっています。2.0では4K解像度でリフレッシュレート60Hzまでしか対応していなかったのが2.1では120Hzに対応します。こういった点もちゃんとスペックアップされています。
外観とポート類

GEEKOM A9 MAXはコンパクトサイズ(135 x 132 x 46.9 mm)のミニPCです。ただGEEKOMのほかのミニPCがだいたい1辺120mm以下なので、少し大きめに見えます。

筐体は200kgの耐圧に耐える強化フルメタルシャーシです。

前面にはUSB-A(USB 3.2 Gen2 )×4、3.5mmオーディオ端子、電源ボタンがあります。GEEKOMのみにPCがの多くは前面のUSB-Aは2つだったのが4つに増えてます。

背面は電源ポート、USB-C(USB4)×2、HDMI 2.1×2、2.5G RJ45 LAN×2、USB-A(USB 3.2 Gen2)、USB-A(USB 2.0)があります。USB-Cは片方がPD給電に対応します。
側面は排気用のパンチングメッシュがあり、左側面にSDカードリーダー、右側面にケンジントンロックがあります。

内容物は本体の他にマニュアルとVESA取り付けアダプタ、電源アダプタ+ケーブル、HDMIケーブルです。
電源アダプタは120W、PSEマークにはギコム株式会社と書かれています。自社で取るようになったんですね。電源ケーブルはコンセントプラグ部分が2ピンタイプです。これまでのGEEKOMのみにPCは多くが3ピンタイプで自分で変換アダプタや別のケーブルを用意していたのですが、ようやく2ピンタイプになってくれました。
メモリやストレージの交換
底面の四隅、ゴム足を外すとネジがあるタイプです。両面テープでくっついてるので、何度も剥がすと接着力が弱まるかもしれません。

1つ外すとまた金属プレートがあり、4つのネジで止められています。見えてるケーブルはWi-Fiモジュールのアンテナ線です。金属プレートを外すときにWi-Fiモジュールからこのケーブル線が外れてしまわないように注意が必要です。

金属プレートを外して、SSDやメモリにアクセスできるようになりました。
…Wi-Fiモジュールの線が外れてしまいました…。

指矢印の部分に接続できるはずなのですが…私ではうまく接続できませんでした。いや、このアンテナ線が長さに余裕がなく、金属プレートを開けたままだと届かないんですね。ほぼ閉めた状態で繋がなくてはならず一応はトライしたのですが、無理でした。かなり器用な人ならできるかもですが…。(金属プレートにつながってる部分のネジを外せばなんとかなるのかな…?と思うものの、まだ試してません。)
そんなわけで、このレビューのための試用中はWi-Fiは使っておらず、有線LAN接続してます。

改めて内部を。ストレージは熱伝導パッドが貼られていてほとんど見えませんがLexarの2TB(Lexar SSD NQ7A1)、メモリはCrucialのDDR5-5600で16GBが2枚刺さっています。
また、もう1つM.2 2230のスロットがあるのでそこに増設することもできます。
パフォーマンス
実際にしばらく使用し、動作や快適さなどを確認してみました。
Windows 11 Pro搭載
GEEKOM A9 MAXはWindows 11 Proを搭載してます。ターミナルにて「slmgr /dli」を入力しライセンスを確かめてみるとOEM版(OEM_DM channel)でした。
格安なミニPCだとボリュームライセンス版を使うメーカーもあるようです。ボリュームライセンス版は企業等でライセンスを一括購入し組織内で利用するものです。なのでそれを個人向けの販売PCに組み込むのはライセンス違反になる可能性があります。
英字配列になるので日本語配列キーボードへ変更
一つ注意事項として、購入後の初期設定で日本語配列キーボードを選んでも、なぜか英字配列になります。なので初期設定のユーザー名などで@を入力したい場合はShift+2を押します。
初期設定後に設定→時刻と言語→入力→言語と地域→言語のオプション(日本語と書かれた右の三点メニュー)→キーボードレイアウト→レイアウトを変更するで日本語キーボードを選べば、変更できます。
これはGEEKOMに限らずミニPCではよくあることのようですが、知らないとけっこう焦りますね。
ベンチマーク
いくつかベンチマークアプリを使ってみました。
Geekbench 6 | CPU シングル | 2976 |
---|---|---|
CPU マルチ | 15357 | |
GPU OpenCL | 40927 | |
GPU Vulkan | 48807 | |
Geekbench AI | Single Precision | 4312 |
Half Precision | 2031 | |
Quantized | 7947 | |
3DMARK | Timespy | 3835 |
Steel Nomad Light | 3381 | |
PCMARK10 | SCORE | 7566 |
Essentials | 10819 | |
Productivity | 9467 | |
Distal Content Creation | 11480 | |
ファイナルファンタジーXIV ベンチマーク |
1920×1080 高品質 (デスクトップPC・ウィンドウ) |
5746 普通 |
1920×1080 標準品質 (デスクトップPC・ウィンドウ) |
7750 やや快適 |
|
ドラゴンクエストX ベンチマーク |
1920×1080 最高品質 フルスクリーン |
16806 すごく快適 |
文書作成やネット閲覧など軽い作業はまったく問題なく、PCMARK10のDistal Content Creationがけっこう高いので画像や動画の作成にも向いています。
ゲームも設定次第でそれなりにプレイできるようです。GEEKOM A9 MAXはグラフィックにRadeon 890Mを搭載しており、同じGEEKOMでRadeon 780Mを搭載してるモデルに比べても3DMarkの値などは一段上ですね。
GEEKOM A9 MAXのCPUはAMD Ryzen AI 9 HX370で、Ryzen AIエンジンを内蔵しているということでそのAI性能もGeekbench AIでテストしてみたところSingle Precision Scoreが4312、Half Precision Scoreが2031、Quantizedが7947でした。詳細な結果は→こちら。

ストレージはLexarの2TB(Lexar SSD NQ7A1)です。

ストレージの速度はシーケンシャルリードは6247.36MB/s、シーケンシャルライトは5435.45MB/s、ランダムリードは464.54MB/s、ランダムライトは252.29MB/sでした。ランダムリード/ライトが少し遅いですかね。
動作音はかなり静か
普通に使っていて、動作音が気になることはありません。電源が入ってるのかどうか、よく見つめないとわからないくらいです。ベンチマークなど負荷の高いときはサーッと音が聞こえますが、そういった状態を長くすることもあまりないでしょう。
少し前にGEEKOM IT15を試用して、基本的な性能はGEEKOM A9 MAXと似たようなものでした。ただIT15は動作音が少し気になったので、それに比べるとA9 MAXはかなり静音です。
実際に日常、仕事に使ってみて

実際に1週間と少しの間、GEEKOM A9 MAXを使ってみました。上の写真は試用する状態の1つで、モバイルモニターとUSB-Cケーブル1つで接続してます。あとは電源さえ繋げれば使えるので、こんな狭いテーブル(50×40cm)でもなんとかなります。
私が普段PCで仕事できるようにセットアップして、当サイトの記事を書いたり、そのためにPhotoshopで画像編集などを行いました。そういった使い方ではなんの問題もなく快適です。Photoshopもストレスなく使用できますし、ブラウザでタブを多く開いても問題ありませんでした。(とは言ってもタブ100個とか開く人ではないので参考にならないかもですが…。)事務的な作業であれば十分以上の性能を持っていると感じました。むしろオーバースペックではないかと思うくらいです。
GEEKOM A9 MAXの良かったところ、イマイチなところ

- 豊富なポート類、最大4画面出力、前面にUSB-Aが4つ
- 事務仕事や簡単なグラフィック編集なら余裕の性能
- 簡単にSSDをもう1枚追加できる
- 動作音もほとんどしない
- 前面にUSB-Cがない
- SSDなどにアクセスしようとするとWi-Fiモジュールの線が外れがち
GEEKOMのミニPCはポート構成・レイアウトがだいたい同じなのですが、GEEKOM A9 MAXは前面にUSB-Aが4つあるのに驚きました。より便利になったのはいいのですが、1つくらいはUSB-Cがほしいかな?とも感じます。
コンパクトでポート類も充実しており、オフィスワーク的な作業では問題ないスペックで快適に動作するミニPCです。ゲームも重めのものでなければ普通にプレイできるくらいには快適です。ミニPCでもスペックを妥協したくない、という方にピッタリです。
個人的には重いゲームをすることはないのですでにオーバースペック状態です。それでいて前面のUSB-Aも増えてますし側面にSDカードリーダーもあって使い勝手が良いのも気に入ってます。AI性能についても、今後もっと活用できそうで嬉しいです。
GEEKOM公式サイト用割引コード:oreA9MAX
GEEKOM Amazon店铺用割引コ一ド:OREA9MAX
コード有効期間:2025年8月20日〜10月30日
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。