FlexiSpot C7 Morpher:私にぴったりを探せる、いろいろ動いてフィットするオフィスチェア

電動昇降デスクなどを取り扱うFlexiSpotより、多用途でフレキシブルな調整が可能なオフィスチェア「C7 Morpher」をレビュー用に提供していただきました。

C7 Morpherは2025年7月よりMakuakeにて先行販売しており、一般販売予定価格96,800円のところ8月10日時点では早割価格74,536円で購入できます。10万円近いということもあり、FlexiSpotのオフィスチェアの中ではハイエンドクラスですね。

すでに2ヶ月ほど毎日この椅子を使っており、非常に気に入ってます。今まで使っていた椅子は座り心地は良くてもどこか自分に合ってないと感じる部分があったのですが、C7 Morpherはフレキシブルに調整できるので、その時々の自分に合わせられるのが良いです。

もちろん、使っていてイマイチなところ…もう少しこうだったら良かったのにな、という点もあるので、それも含めて紹介していきます。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

FlexiSpot C7 Morpher 概要

C7 Morpherのサイズは上図の通り。オフィスチェアとして特別大きいわけではありませんが、ごく簡単なPCデスク用チェアなどと比べれば大きめです。そして重量が約26.6kgと重いです。

主な仕様(ここをタップで開閉します)
素材 フレーム PA+GF30%
張地 特製メッシュ
アームレスト PA+GF30%+アルミ合金
アルミ合金
キャスター PA6+PU
シリンダー 4級
寸法 全体の寸法 幅70 × 奥行71.5 × 高さ108〜141.5cm
座面高さ 44.5〜53.4cm
座面 53×53cm 奥行調整範囲: 8cm
アームレスト 12 × 28cm 高さ調整範囲: 8cm 外側360°/内側270°
ヘッドレスト 40 × 21cm
フットレスト 38 × 23cm
直径70cm
キャスター 直径6cm
耐荷重 136kg
重量 約26.6kg
製造国 中国

C7 Morpherの外観

C7 Morpherは形としては肘掛けのある一般的なオフィスチェアです。背もたれが頭・背中・腰と分かれているのが特徴的です。また、各所に光沢のあるアルミ合金が使われて若干のメカメカしさもあります。キャスターのある脚は5本。

座面はメッシュで、この夏場でも蒸れないのが良きです。ただ、猫の毛はかなり付いてしまうのでペットを飼っている方は注意もしくは諦めが必要です。(写真撮影用にけっこう取ったのですが、取りきれません…。)

背面側もすべてメッシュです。この夏場でも蒸れないのが良きです。

フレキシブル:めっちゃいろいろ動く

このC7 Morpherは動いて調整できる箇所がかなり多いです。座面の高さと前後、背もたれは上下5段階、リクライニングは135°でさらに背中から上だけを倒して合計160°、逆に前に10°傾けるのも可、ヘッドレストも動き、アームレストは高さ以外に2軸で回転します。

どこがどう動くのかは公式サイトを見たほうがわかりやすいです。

ここでは私が特に気に入ってるところをいくつか。

アームレストが2軸で回転

C7 Morpherのアームレスト部分は高さを調整できるだけでなく、腕を乗せる部分が回転します。それも2軸で。上の画像のピンクの丸の部分を中心として、下が270°、上が360°回転します。

この機構により、かなり自由に位置を調整できます。私の場合、よくあるオフィスチェアではアームレストの幅が広くて、もっと脇を締めたいのに…というものが多いです。C7 Morpherなら2軸の回転によってこの幅をかなり狭めることも可能です。自分が肘を置きたい位置にピタッと配置できるのは良きです。

ちなみにアームレスト表面はソフトスポンジと傷に強いPUレザーです。夏だと汗でペタペタするので私はサラサラなカバーをかけています。

背面を10°前傾に

背中から上の部分を前に10°まで傾けられます。リラックスするときは後ろに倒れたいのですが、集中したいときなどはこのちょっと前傾が嬉しいです。ちなみに傾くのは背中から上の部分だけです。座面を前傾させる機能はありません。

リクライニングは135°+25°

背もたれはリクライニングをオンにすると135°まで倒れます。さらに腰より上の部分だけは更にスライドできて、合計160°のリクライニングが可能です。上の写真ではフットレストも出して更に楽な姿勢になってます。このリクライニングは反発力も調整できるので、かなり気持ちいいです。仕事中の休憩でこのモードにし、ぐでーんとするのが気持ちいいです。

ランバーサポートの強度も調整可能

腰に当たるランバーサポートも弾力があって気持ちいいです。この弾力強度は背面のボタンで調整できます。

背面に小さなエアバッグがあり、ボタンを押すと中の空気を入れたり出したりでき、これで強度を調整します。使っているうちに強度が弱くなっても、またボタンで空気を入れ直してあげれば元通りです。

フットステップがナイス

5本脚の先端にはフットステップがあります。これがまた自然と足が来る位置にあって、とても具合が良いのです。

私は椅子の前方にもフットレストを置いているのですが、いつもその位置というわけではなく、今までの椅子でも脚の先を踏んでいることもよくありました。C7 Morpherは、そんなときにちょうどよく足置き場があります。ごくごく自然に足が乗るのでこちらの動きを読まれた感まであります。

FlexiSpot C7 Morpherの良いところ・イマイチなところ

実際に2ヶ月ほど使ってみて感じた良いところとイマイチなところをまとめます。

良いところ
  • 可動箇所が多くて身体にフィットする
  • アームレストの回転軸が2つで自由度が高い
  • 背もたれを前傾可能
  • 脚にはフットステップあり
イマイチなところ
  • アームレストの回転が固定されない
  • 動かせる部分が多すぎて操作を覚えきれない
  • 大きくて重い
  • ペットの毛は付きやすい

良かった点はここまでにも書いてきた通り、動く箇所が多くて自分にしっかりと合わせられるというところです。椅子が合うかどうかはどうしても個人差があるので実際に座ってみないとなんとも言えませんが、C7 Morpherは動かせる部分が多いのでかなり多くの方にフィットできます。

また、使う人は同じでも日によって微妙に「合う位置」が異なることはあります。FlexiSpotの電動昇降デスクもそうですが、そういったときに微調整が簡単なのも良いですね。

一方、アームレストが回転できるのは良いのですが、回転できないように固定することはできないのがマイナスポイントです。椅子から立ち上がって移動するときなどにちょっと体がアームレストに当たってしまうとそれでカチッと動いてしまいます。これが、なにか固定できる仕組みがあるといいな、と思いました。

そして、動かせる部分が多いということは操作もたくさんあるということです。どのレバーでどう動くのだったか、なかなか覚えきれません。私は今もマニュアルをデスクに常備してます。この記事を書くうえでも「あ、ここも動くのだったか!」と気づくことがありました。まぁよく使う部分はそのうち覚えられると思いますけど。

あとは、やはり「重い」というのがあります。約26.6kgです。私はなんとなくの不安からチェアマットを新たに購入しました。椅子の位置を微調整するのにも重さを感じます。もちろん、組み立ても1人ではけっこう大変でした…。

まとめ

C7 Morpherを2ヶ月ほど使ってみて、個人的には満足しています。やはり動いて自分に合わせられるというのが良いですね。座っていて背中も腰も気持ちいいです。

最終的には人によって合う合わないはあると思いますが、多くの人にフィットする椅子なんじゃないかな、と思います。

C7 Morpherは2025年7月よりMakuakeにて先行販売中です。一般販売予定価格は96,800円で、8月10日時点では早割価格74,536円で購入できます。組み立ては1人ではちょっと大変ですが、有料の現地組立サービスもあります。Makuakeでのプロジェクト終了は2025年8月25日です。けっこう近づいているので、興味ある方はお早めにチェックしてみてくださいね。

参考情報

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧