SwitchBot ロック Ultra レビュー:より速く、静かになってバッテリーも良くなったスマートロック

SWITCHBOTより、スマートロックの最上位モデル「SwitchBot ロック Ultra」をレビュー用に提供していただきました。

既設のドアに後付けしてスマホアプリをはじめとした様々な方法で解錠できるという基本的な機能は変わらないものの、解錠速度や静音性がさらに良くなり、またバッテリーについてはデフォルトで予備バッテリーシステムを採用するなど、文字通りSwitchBot史上最高の旗艦モデルです。

なお、同日より顔認証パッドも発売されていますが、今回はロック Ultraと指紋認証パッドの組み合わせでレビューします。

ロック Ultra単体の価格は22,980円です。2025年5月15日まで発売記念キャンペーンとして15%オフ19,533円で購入できます。さらに、このセール価格と併用可能な5%オフ割引コードをいただきました。どうぞご利用ください。

割引コード:LOCK2517
対象製品:ロックUltra、顔認証パッド、ロックUltra&指紋認証セット、ロックUltra&顔認証セット
有効期限:2025年5月7日~5月15日

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SwitchBot ロック Ultraの概要

SwitchBot ロック Ultraは、スマホなどを使って鍵を開ける「スマートロック」の、SwitchBot最上位モデルです。既存の玄関ドアの鍵部分に後付けして使用でき、「鍵を持ち歩かない生活」を実現できます。

仕組みとしては単純で、ロックの内側にドアの鍵(サムターン)を掴むアタッチメントがあり、アプリなどからの指令によって人の指の代わりにサムターンを回して鍵を開けてくれます。サムターン式でないものには対応できませんが、99.9%のドアに対応できるといいます。

スマホの操作で鍵の開け閉めができるだけではそう便利でもありませんが、別売りの認証パッドを使えば指紋認証やパスコード、NFCカードやSuicaなどによる解錠もできます。

私は指紋認証で解錠するようにしてあり、これで鍵を持ち歩く生活から解放されました。外出する際に鍵を持ち出す(探す)必要もありませんし、外出先で紛失する心配もありません。キーレスな生活は思う以上に快適です。

なお、このスマートロックを設置しても、従来の鍵で施錠/解錠は引き続き利用可能です。私は万一の場合に備え、別途キーボックスを購入し、従来の鍵を別の場所に隠して保管してあります。こうすることで完全にキーレス生活を実現しています。

ロック Ultraでの進化点

SwitchBotのスマートロック製品はいくつかあり、ロック Ultraは最上位モデルとなります。これまでのロック Proからの主な変更点は以下のとおりです。

  • サムターンを掴むアタッチメントが無段階可変構造からS/M/Lの3段階のパーツに変更
  • 鍵部分をすべて覆う一体化デザイン(貼り替え可能な「3色の着せ替えシール」付き)
  • ノブ部分にロックの状態がひと目で分かる表示ライト「Stautus Ring」
  • 回転速度が高速/標準/静音で選択可能に
  • 夜間モードの追加
  • バッテリーが充電式(メイン)+CR123(予備)に

設置はより簡単に

私はSwitchBot ロックを無印→ロック→Ultraと3台使っており、今回のUltraは一番設置が簡単に思えました。3回目だから慣れてるというのもあるかもですが。

設置方法は公式で上記のように動画で説明があるので分かりやすいです。

サムターンを挟むアタッチメントがS/M/Lの3種類あり、どれが適切か確認できるシートが付いてます。うちはSサイズピッタリくらいでした。

手で抑えて本体を仮置きしてサムターンが回るか確認。その位置に合わせてマークシートを貼り付けます。このガイドがあるおかげで貼り付けの位置調整が楽になりました。

ちなみに、うちの玄関ドアは木製の古いものなので、これまで使っていたロックProを剥がしたらこんな跡に…。そもそも両面テープが強力すぎて剥がすのも苦労しました…。金属ドアの場合はマグネットを使う方法もあるので、それも検討すると良いでしょう。

あとはガイドに合わせて本体の両面テープで貼り付けます。粘着力を高めるために1分くらい抑えておくと良いです。

次に開閉検知用の磁石を貼り付けます。今回は磁石の左右で磁力に差があり、本体との距離が3cmまでと3cmから5cmまでで取り付ける面を変えます。

そんなこんなで、貼り付けが完了しました。Proのときは粘着力を高めるために固定補強テープを一晩貼ったままにしたりしてましたが、今回はそういったものはありません。それでも十分にしっかり貼り付けられているようです。

実際に解錠してみる

設置が終わったので、実際に解錠を試してみました。

アプリで解錠

高速モード(標準)での動作です。確かに反応してからはシュッと高速で解錠してくれます。音が気になる場合は静音モードもあります。

また、動作時にノブの部分が円形に光ります。以前のモデルでも小さいLEDランプがありましたが、より認識しやすくて、ちゃんと反応しているのがわかりやすくて良いです。

指紋認証で解錠

別売りの指紋認証パッドを使って、指紋認証で解錠する動作です。スマホの指紋認証のようにパット反応するわけではありませんが、十分ではないでしょうか。

Suicaで解錠

最近出た新型の指紋認証パッドでは交通系ICカードにも対応しました。従来よりNFCカードやカードに対応しており、その一種としてSuicaやPASMOも登録できます。カード型だけでなくモバイルSuicaやスマートウォッチのSuicaでも登録できます。

実際の動作はこのとおり。むしろ指紋認証よりも早い?と感じるくらいですね。指紋認証がよくエラーになる人はこのほうが確実かもしれません。

手動でも解錠

内側からは、本体のノブ部分を回しても解錠/施錠できます。本体側に向けて少し広がった形になっていて、最初は摘みにくいかな?と思ったのですが、何回か使っているうちにむしろこれが使いやすいと感じました。

バッテリーは充電式+予備電池の2段階に

スマートロックに頼っていると、いざというときに電池切れが怖いものです。ロックProでは左右2系統の電池に別れていましたが、ロックUltraではメインの充電バッテリーと予備の電池(CR123A)の2段階式になりました。(「微電流解錠機能(5回まで)」と合わせれば3段階)

通常は充電式のバッテリーが使われ、そちらで電力が不足すると電池の方で動くようになります。充電式バッテリーは約1年もち、予備電池の方だけでも1000回程度の緊急解除が可能です。そんなに使う前に充電したほうが良いですが…。

なお、充電バッテリーはUSB Type-Cで充電できます。

メインバッテリーと予備バッテリーのどちらもアプリで残量を確認できます。パーセント表示でなくなったのは残念ですね。メインバッテリーの残量が10%を切ると予備バッテリーへと切り換わります。

ロック Proが単三電池を使っていたので、それに比べると予備バッテリーのCR123Aは入手性が若干劣ります。とは言ってもコンビニ等でも買えるものなので、一度近くの店にあるか確かめておくと安心です。単三電池より高額なのは残念ですが。

アプリと便利な機能

SwitchBot ロック Ultraは設置の際の設定やその後の操作には『SwitchBot』のアプリを使います。ロックUltraに関しても様々な設定ができます。

クイックキーはノブ部分にあるボタンで、これを押しても解錠施錠ができます。また、ドアが閉まった跡に自動で施錠させることもできるのですが、一時的に自動施錠を止めたいときにもクイックキーを使います。

このほか、解錠/施錠時の回転速度を変更できるようになりました。回転時の音がうるさいと思う場合には静音モードにすると良いでしょう。また、時間で「夜間モード」を指定できます。夜間モード時だけ静音モードにする、といったこともできるので、それぞれの家の事情に合わせられます。

SwitchBot ロック Ultraの良かったところイマイチなところ

実際にSwitchBot ロック Ultraをしばらく使ってみての良かったところイマイチなところをまとめます。

良いところ
  • 鍵を持たない生活はストレスフリー
  • 外観デザインが良くなった
  • 設置が簡単に
  • バッテリーが充電式(+予備電池)に
  • 回転速度の設定や夜間モード対応
イマイチなところ
  • 操作が引っかかる場合がある
  • バッテリーの入手性は良くない?

スマートロック製品はどれもそうですが、鍵を持たない生活というのは意外なほどにストレスフリーです。一度これを体験すると、もう戻れません。楽なだけでなく、鍵となるものをかんたんに複数用意できるので、家族でそれぞれ指紋を登録しておけば、鍵の管理も簡単です。子どもに持たせた鍵が紛失した、なんてことも起きません。

動作が速くなったことについては、個人的には今まででもとくに不満はなかったのですが、逆にゆっくりにして静音なモードが選べるようになったのは嬉しいですね。それを夜間だけ適用できる夜間モードもありがたいです。

一方、これは私の設定がうまくいってないのかもしれませんが、時々自動施錠が働いてなかったり微妙にサムターンが回りきっていないことがありました。ですが、そのあと2週間ほど使っていたらいつの間にか失敗することがなくなりました。使っているうちに良くなってくるのかもしれません。

ちなみに、指紋認証が失敗することが多いという人は、同じ指を複数回登録してみると改善することがあります。もしくはバッテリー残量の低下が原因かもしれません。もし指紋認証がうまくいかない場合はそのあたりを確認してみてください。

まとめ

スマートロックとして「できること」は基本的に変わりありません。それでもやはりUltraは最上位モデルというだけあってすべての品質が向上しています。より簡単なロック Lite、より高品質なロック Ultraが加わり4種類となったSwitchBot ロックシリーズ。よく比較して自分にあったものを選びたいですね。

なにはともあれ、鍵なしの生活は一度味わったらもう、これ無しは考えられません。スマートホーム化するなら、ぜひ導入してほしいアイテムです。

ロック Ultra単体の価格は22,980円です。2025年5月15日まで発売記念キャンペーンとして15%オフ19,533円で購入できます。さらに、このセール価格と併用可能な5%オフ割引コードをいただきました。どうぞご利用ください。

割引コード:LOCK2517
対象製品:ロックUltra、顔認証パッド、ロックUltra&指紋認証セット、ロックUltra&顔認証セット
有効期限:2025年5月7日~5月15日

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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