総務大臣が偽基地局による違法な電波発信について言及「事柄の性質上、個別具体的な内容については回答を差し控え」

4月15日、「偽基地局による違法な電波発信」について、村上総務大臣が記者会見でコメントしました。

これは今月12日頃からXにて話題となっていたもので、基地局を偽装してスマホの通信を傍受する「偽基地局」が運用されているというもの。これによりSMSが送りつけられフィッシング詐欺が目的ではないか、などと言われています。

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偽基地局による違法な電波発信

話題となったのは電波やくざ氏の上記ポストで、ここから電波を出してる車を確認したり、その機器を確認できる写真も撮っています。これは偽の基地局として機能するIMSIキャッチャーというもののようで、携帯電話の通信を傍受できるものです。

詳しくは上記まとめを読むのをおすすめします。

これによるものなのか、一部で5Gや4Gが塞がれ日本では停波したはずの2Gに繋がってしまうこともあるようです。また、おそらくフィッシング技を目的とした中国語のSMSが送りつけられている事例もあります。

総務大臣が言及

4月15日の村上総務大臣の閣議後記者会見において、この偽基地局についても質問を受け、コメントしています。

問:
SNSで都内や大阪市内の都市部で偽の基地局を装って発出されたとみられる違法な電波が検出されて、フィッシングメールなどが送られているような実態が話題になっているのですが、そのことについて、総務省として現状把握がどのようになっているのかということと、今後の対応などをお聞かせください。
答:
都市部で偽基地局による違法な電波発信が確認されたと、SNSで話題になっていることは聞いております。
事柄の性質上、個々のSNSの投稿の内容の真偽も含め、個別具体的な内容については、回答を差し控えさせていただきたいと思います。
他方、都内周辺等で携帯電話サービスへの混信事案が発生していることは把握しております。現在、関係機関と連携して対応にあたっております。
総務省では、引き続き、誰もが安心して電波を利用できる環境の確保にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

総務省|村上総務大臣閣議後記者会見の概要(令和7年4月15日)

偽基地局については真偽も含め具体的な内容については回答を差し控えとし、一方で混信事案については把握しており既に対応にあたってるとのこと。この2つが必ずしも結びつくわけではないので分けて答えられています。

参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

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スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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