
Galaxy Fit3 レビュー:画面が見やすくちょうどよい大きさで装着感の良いエントリースマートバンド
サムスンのスマートバンド「Galaxy Fit3」を購入し、20日間ほど使ってきました。
1万円以下のエントリークラスのスマートバンドですが、1.6インチのディスプレイは見やすく、機能も十分に揃っています。実際に使ってみて感じた良いところ、イマイチなところなどレビューしていきます。
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Galaxy Fit3の概要

Galaxy Fit3は2025年1月末に発売されたサムスンのエントリースマートバンドです。アルミニウム製のボディと1.6インチの広いディスプレイを搭載し、スマートフォンの通知を確認するほか、日々のワークアウトや睡眠など健康やウェルネスに関するデータを収集・確認できます。
バッテリーは最大13日間持続可能で、防水は5ATM/IP68対応、バンドは別売りのものに取り替えも可能です。
スペック
サイズ | 42.9 x 28.8 x 9.9 mm |
---|---|
重量 | 18.5g |
ディスプレイ | 1.6インチ (256 x 402) AMOLED |
メモリとストレージ | メモリ:16MB ストレージ:256MB |
素材 | ボディー:アルミニウム製サンドブラスト仕上げ |
センサー | 加速度センサー, 気圧センサー, ジャイロセンサー, 光学式心拍センサー, 照度センサー |
バッテリー | 208mAh(最大13日間) |
充電 | 専用マグネットケーブル |
防水 | 5ATM / IP68 |
詳細はSamsung公式サイトをご覧ください。
外観

Galaxy Fit3は1.6インチの縦長な長方形ディスプレイを持ったスマートバンドです。カラーはグレー、シルバー、ピンクゴールドの3種類あり、私はシルバーを購入しました。

バンドは余った部分を内側に入れ込むタイプです。このタイプはあまり好きじゃないので別でマグネットで留めるタイプを同時に買ったのですが、付属バンドが思ったよりも柔らかくて快適だったのでそのまま着けてます。(マグネットの方は意外とぴったりサイズで留めるのが難しかったので…。)

ボディはアルミニウム製でサンドブラスト仕上げです。変にピカピカ反射しないので上品です。また、本体右側にはボタンがあります。ボタンの機能はデフォルトでは2回押しでワークアウトのリストで、これは変更可能です。

バンドは本体裏面の上下にあるボタンで簡単に取り外せます。変えバンドも割と豊富にあるので付け替えの楽しみもあります。
ディスプレイは1.6インチのAMOLEDです。これくらいの長方形が見やすくかつ邪魔にならず良いですね。裏面には各種センサーや充電端子があります。
明るさの自動調整にも対応し、Always On Display(常時表示)にも対応します。
操作と機能
Galaxy Fit3はスマートウォッチなので、できることは非常にたくさんあります。全部は書ききれないので、一般的なスマートウォッチにありそうな機能のあるなしをチェックしてみましょう。
歩数計 | |
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心拍数/異常時の通知 | |
血中酸素レベル | |
ストレスレベル | |
睡眠モニタリング | |
生理周期 | |
座りすぎ通知 | |
音楽再生コントロール | |
スマホカメラの遠隔操作 | |
スマホを探す | (音) |
運動ポイント | |
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スポーツモード | 100種類以上 |
運動の開始検知 | 6種類 |
GPS | |
着信やアプリの通知 | |
SNSやLINEの簡易返信 | |
Bluetooth通話 | |
Alexa対応 | |
転倒検知 | |
緊急SOS |
スマートウォッチとして大抵の機能には対応しています。ただGPSはないのでランニングの距離や軌跡を記録するにはスマホを持って走る必要があります。
アプリはデバイスと記録で別れてる
Galaxy Wearable (Gear Manager)
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制作: Samsung Electronics Co., Ltd.価格: 無料
Samsung Health
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制作: Samsung Electronics Co., Ltd.価格: 無料
Galaxy FitのアプリはGalaxy Wearable(+Galaxy Fit3 Plugin)とSamsung Healthの2つを使います。Galaxy Wearableでデバイスの設定等を行い、Samsung Healthで記録したデータを表示します。
Galaxy Wearable
Galaxy Wearableでは各種設定の変更などが可能です。Galaxy Fit3本体でもだいたいできますが、スマホの大画面でやったほうがやりやすいですね。
ウォッチフェイスの変更やタイル、クイックパネルのカスタマイズも可能。ウォッチフェイスはいろいろあるのですが、あまり気に入るものがなかったのでデフォルトのものを使っています。
Samsung Health
Samsung HealthはGalaxyのスマートフォンにはデフォルトでインストールされていて、歩数などはスマートウォッチをつけてなくても(スマホ側で)記録・表示されます。スマートウォッチをつけると寄り多くのデータを詳細に記録できるというわけです。
ホームには様々なデータがカードで表示されます。これらはもちろん並び替えや取捨選択してカスタマイズできます。全体的な画面は見やすくわかりやすくできています。Galaxyのスマホを使っている場合はOne UIの見た目のままなのでスマホ本体との統一感もありますね。
歩数などは1日の詳細のほか、7日間、31日間、12ヶ月でグラフ表示できます。7日間は日曜始まりの7日間です。
睡眠についてはスコアを出してくれます。また、7日間以上測定すると傾向を「スリープアニマル」として表示し、改善のための「睡眠コーチング」という機能もあります。
運動記録については最近のものをリスト表示するほか、棒グラフやカレンダー表示もできます。
個別の詳細では距離や心拍数、走った軌跡のほか、ラップや心拍数の記録も確認できます。めちゃくちゃ詳細というわけではありませんが、分析したい系のアスリートでもなければ十分なデータでしょう。
バッテリー
バッテリーは公称では最大13日間もつとのことですが、これは以下の条件想定です。
Galaxy Fit3をGalaxyスマートフォンにBluetooth接続し、24時間の間に通知件数52件、メールチェック時間4分、時刻チェック時間9分、ワークアウト時間30分の使用を想定
実際のバッテリー持続時間は設定や使い方によりますが、私の場合は1日15-20%程度の消費でした。だいたい5日間くらいでバッテリー切れになりそう、といったところです。もちが悪いというわけではありませんが、そこまで良くはない(公式が言うほど良くはない)という印象です。

充電は専用のマグネットケーブルを使用します。充電器側はType-Cです。こちらも替えのケーブルや充電スタンド、アダプタなどがAmazonでも簡単に手に入ります。
Galaxy Fit3の良かったところ、イマイチだったところ

Galaxy Fit3を実際に20日間ほど使ってみて感じた良いところとイマイチなところをまとめます。
- 見やすくちょうどいい大きさのディスプレイ
- スムーズな操作
- アプリは見やすい
- Galaxyスマホとの相性は良い
- 昼寝には非対応?
- GPSは搭載せず
- バッテリー持ちは優秀ではない
スマートバンド(スマートウォッチ)のエントリーモデルとしては十分な機能を持っています。価格も9,500円と1万円を切るので高くはありません。(安くもないけど)
1.6インチのディスプレイが有機ELで見やすく、ちょうど邪魔にならない大きさというのが気に入りました。バンドも装着感が良く普段は着けてることを意識しませんし睡眠中も気になりません。
ただ、エントリーモデルということもあってか、他社のスマートバンドに比べて機能が特別優れているわけではありません。もちろん悪いということもないのですが、まぁ普通にこんなものだよね、といった印象です。
サムスンという日本でも知られたメーカーであること、Galaxyスマホとの相性もいいことから、そういった安心感のようなものはあるでしょう。替えのバンドや充電アイテムが豊富にありAmazon等で見つけやすいのもグッドなポイントです。
まとめ

Galaxy Fit3を20日間ほど使ってレビューしてきました。エントリーモデルとして必要十分でありサイズ感、装着感のよいスマートバンドです。
機能的な面では、正直、もし今すでに別のスマートウォッチを使っていて大きな不満がなければGalaxy Fit3に買い替える必要はありません。Galaxyのスマートフォンを使っていて、これからスマートバンド(スマートウォッチ)を使ってみたいという人にはちょうど良いでしょう。
今回触れられていない機能(転倒検知や緊急SOSなど)もありますので、気になる方はサムスンの公式ページやほかのレビューもチェックしてみてください。
参考情報
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。