
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable) レビュー:Xiaomiスマホに最大120Wで充電できるケーブル一体型モバイルバッテリー
Xiaomiから合計最大出力165Wに対応したモバイルバッテリー「Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable) 」が登場しました。
Xiaomiのハイパーチャージ対応スマホを最大120Wで超急速充電が行えるモバイルバッテリーです。筆者の持っているXiaomi 14 UltraやノートPCも充電できるパワフルさで、外出先でも素早く充電を行いたいユーザーにぴったりです。
本記事では、本体の外観やデザイン、実際に使って感じたメリットとデメリットについて紹介します。
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Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)のスペック・特徴
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)は、容量10,000mAhのケーブル一体型モバイルバッテリーです。詳しいスペックは下記の通り。
モデル名 | PB1165M | |
---|---|---|
サイズ | 143×48×36mm | |
重量 | 315g | |
バッテリータイプ | リチウムイオンバッテリー | |
バッテリー電力 | 36Wh 2500mAhのバッテリーセルを4個内蔵 |
|
入出力ポート | USB-C×1、USB-C内蔵ケーブル×1 | |
入力 | USB-C内蔵ケーブル | 5V=3A/9V=3A/12V=3A/15V=3A/20V=4.5A(最大90W) |
USB-Cポート | 5V=3A/9V=3A/12V=3A/15V=3A/20V=2.25A(最大45W) | |
出力 | USB-C内蔵ケーブル | 5V=3A/9V=3A/11V=3A/11V=6A/12V=3A/15V=3A/20V=3.25A(最大65W) Xiaomiハイパーチャージ対応機種:20V=6A(最大120W) |
USB-Cポート | 5V=3A/9V=3A/11V-3A/12V=3A/15V=3A/20V-2.25A(最大45W) | |
2ポート同時 | 5V=4A/9V=6A/12V=6A/15V=6A/20V=8.25A(合計最大165W) |

Xiaomiのハイパーチャージ対応機器を最大120Wで充電可能で、USB PDに対応した機器なら最大65Wの出力に対応。2ポート合計165Wまで出せるパワフルな製品です。
バッテリー本体への給電も90Wまで対応し、15分間で最大75%の充電が可能です。
本体価格は5,480円と性能に対して非常に安く、筆者は発売記念の550円引きクーポンを利用して4,930円で購入しました。執筆時点ではAmazonのみ販売中(通常1~2か月以内に発送)で、楽天・公式ストアは在庫切れになっています。
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)のデザイン

Xiaomi製品らしいシンプルなパッケージで届きました。付属品は本体と説明書のみです。

カラーバリエーションはなくライトグレーの1色展開です。表面はマットな質感で指紋が目立ちにくくなっています。

本体上部にはディスプレイが内蔵されており、右下のボタンを押すとバッテリー残量や出力電力(mAh/min)が表示できます。よくあるW数表記ではありません。

下部には「165W Max 10,000mAh」の表記が大きく印字されています。

背面は情報がびっしり。PSEマークも記載されています。
上部には内蔵ケーブルとUSB Type-Cポートが1つ備わっています。ケーブル収納部分に溝があり、ここにケーブルの先端を収納して持ち運べます。多少引っ張っても抜け落ちる心配がないくらいしっかりハマりました。
本体サイズは143×48×36mmと細長い形状。内蔵ケーブルが飛び出るので、実際はもう少し大きくなります。重量も315gとバッテリー容量に対して重く感じます。
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)のレビュー
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)を使って、充電性能をチェックしていきます。
Xiaomiスマホを最大120Wで充電
本製品の最大のメリットは、Xiaomiスマホを最大120Wの超急速充電に対応していること。今まで専用の充電器でしか使えなかった「神ジューデン」を外出先でも利用できるようになります。
一般的なモバイルバッテリーで充電すると、最大25W前後しか出ないため充電に時間が掛かります。本製品なら30分程度でフル充電にできるため、寝る前に充電し忘れても朝の支度時間で充電が完了します。
最大120Wで充電できるのは、内蔵ケーブルでXiaomi製のスマホやタブレットを充電した場合のみです。その他のデバイスでは最大65Wまで、Type-Cポートからは最大45Wまでの出力に制限されます。

内蔵ケーブルとType-Cポートを同時に利用すると、最大165Wまで出力が可能です。接続した機器とバッテリー本体を同時に充電するパススルー機能にも対応します。
バッテリー本体も最大90W対応で爆速

バッテリー本体への充電は最大90Wまで対応し、15分で75%まで回復できる異次元の速さです。出かける前に僅かな時間で充電できて重宝しています。
高出力に対応した充電器が必要になりますが、入出力どちらも急速充電できる製品はあまり多くありません。
こちらも出力と同様に、内蔵ケーブルを利用した場合のみ90Wでバッテリー本体充電可能です。Type-Cポートからは最大45Wまでに制限されます。
パススルー充電に対応

公式サイトには記載されていませんが、パススルー充電にも対応していました。ケーブル1本でバッテリー本体と接続デバイスを同時に充電可能です。
パススルー充電中でも出力は変わらず、バッテリー本体への給電速度がやや落ちるようでした。
バッテリー容量が心許ない

本製品のバッテリー容量は10,000mAhと少なく、ノートPCの充電に利用するには不足しています。せっかくの高出力を活かせるシーンがスマホやタブレットに限定されるのは惜しいと感じました。

もし後継モデルが出るとしたら、コンセントプラグが内蔵されたもの、またはバッテリー容量が20,000mAhで出してくれると嬉しいです。
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable) のメリットとデメリット

Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)をしばらく使って感じたメリットとデメリットはこちら。
- 性能に対して価格が安い
- ケーブル一体型で使いやすい
- Xiaomiスマホを最大120Wで充電可能
- バッテリー本体へ90Wで充電可能
- ケーブル部分がやや硬い
- バッテリー容量に対して大きく重たい
- ノートPCの充電には心許ない容量
- USB PD出力は最大65W+45Wまで
良いところは、Xiaomiスマホの超急速充電が外出先でも使えるところです。

筆者が使っているXiaomi 14 Ultraはバッテリー持ちが悪く、旅行中ではモバイルバッテリーを使ってこまめに充電しながら使っていました。
Xiaomi 14 Ultraに付属の充電器なら最大90Wで充電できますが、モバイルバッテリーからの充電は最大25W程度での充電となるため時間が掛かります。
充電中はケーブルを繋いだ状態になり、カメラとして使うときに取り回しにくくなります。
本製品があれば、外出先でもコンセントからの充電に近いスピードで充電が行えるので、ちょっとした休憩の間に充電が完了します。バッテリー本体の充電も最大90Wとパワフルなので、あっという間に充電が行えて便利でした。

イマイチだった部分は、予想以上にサイズや重さがあったことです。
一般的な10,000mAhクラスのモバイルバッテリーと比べて1.5倍~2倍近くのサイズがあります。最大出力にこだわらなければもっとコンパクトで軽量な選択肢もあります。
内蔵のケーブルは便利ではあるものの、ケーブルは硬めで取り回しにくく感じました。
高出力に対応した製品のため仕方ない部分もありますが、万が一断線した場合のことを考えてケーブルが取り外せる構造だと良かったです。
Xiaomiスマホを持っている人にオススメ!

Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)をレビューしました。
内蔵ケーブルから最大120Wの高出力に対応する数少ない製品で、Xiaomiスマホを外出先でも素早く充電が行えます。それ以外の機種でも最大65Wで充電できるので、Xiaomiスマホを持っていない人にもおすすめできます。
ディスプレイの残量表示に対応し、バッテリー本体の超急速充電やパススルー充電など欲しい機能も揃っています。
これだけ高機能なモバイルバッテリーが5,000円台で購入できるのは破格だと思いました。
バッテリー容量に対して「大きく重たい」のが弱点ですが、充電の待ち時間を極限まで減らせるのが魅力です。Xiaomi端末をお使いの方はぜひ検討してみてください。
参考情報
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