政府の犯罪対策閣僚会議において6月18日、「国民を詐欺から守るための総合対策」がとりまとめられ、本人確認が必要な場面において、マイナンバーカードのICチップを活用して確実に本人確認を行うことが盛り込まれました。
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非対面ではマイナンバーカードに一本化へ
ここ数ヶ月で、偽造されたマイナンバーカードなどを使って不正にSIMカードを再発行し、利用されてしまうといった被害が話題になっていました。いわゆるSIMスワップやSIMハイジャックといった手口です。
こういった被害を防ぐために、偽造の難しいICチップの読み取りによる本人確認を行うようにする、という方針が今回の犯罪対策閣僚会議において決められました。
スマホの契約時には本人確認が行われます。この時の不正利用対策としてICチップの活用が進められます。店舗等での対面の場合と、オンライン等での非対面の場合に分けられており、それぞれ以下のようになります。
■対面の場合
運転免許証やマイナンバーカード等のICチップの読み取りを義務化
■非対面の場合
マイナンバーカードのICチップを使った方法に原則一本化
デジタル庁では、これらに必要なICチップ読み取りアプリの検討を進めるとのことです。
本日(6/18)、犯罪対策閣僚会議で「国民を詐欺から守るための総合対策」がとりまとめられ、本人確認が必要な場面において、マイナンバーカードのICチップを活用して確実に本人確認を行うことが盛り込まれました。
— デジタル庁 (@digital_jpn) June 18, 2024