通信障害時などに備えて、サブのSIMを契約してデュアルSIMスマホで使っている人も最近では珍しくありません。基本的な維持費が安く済むpovoや日本通信SIMがそういった用途でも注目を集めます。
ただ、最近は新しくSIMを契約したとしても実は古い電話番号の使いまわしだったりで、知らない電話番号から(おそらく電話番号の前の持ち主宛に)電話がかかってくることがあります。
こういうときに便利なのが『Dual SIM Call blocker – Hush』です。このアプリはデュアルSIM端末でSIMごとに着信をブロックできる機能を持ちます。
ただし、月/年払いの定期購入アプリになります。(7日間のフリートライアル付き)
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まずは初期設定
Hushは月/年払いの定期購入アプリです。最初に7日間のフリートライアルがあるので、それで機能を確認するといいでしょう。2024年4月2日時点では年間ライセンスが4,480円(373円/月)、月間ライセンスが750円/月です。一度購入すると自動更新されます。解約したい場合はPlayストアのお支払いと定期購入から。
まず最初にアプリを動作させるための権限や許可を与えます。ここに限らずすべて英語ですが、画面の案内に従っていけばOKです。
ルールのセットアップ
Hushには主に「SIMごとの着信ブロック」と「アプリの通知拒否」という2つの機能があります。また、時間帯などの条件でそれを適用します。アラーム設定と似たようなもので、アプリの機能を使うにはこの「ルール」を設定します。ルールの設定は全部で4つのステップがあります。
ルールの名前です。自分がわかればなんでも良いです。
アプリごとに通知をブロックするか選べます。
着信をブロックするSIMを選びます。両方のSIMでも可。また、着信拒否する電話番号を直接指定したり「○○から始まる電話番号」といったブロック方法もあります。
最後に、どの条件でブロックを実行するのかを設定します。アラーム設定のような週間スケジュール(時間設定も可)、1日単位での設定、現在のWi-Fiにつながっている時、の3つから選択します。
ブロック結果を確認
設定した後は、Rulesのページでオンオフ切り替えできます。(ウィジェットもあります)また、Notificationsのページでブロックしたアプリ等を確認できます。
私も実際にデュアルSIM端末で試してみましたが、ちゃんとSIM1には着信できてSIM2には着信せずに切れることを確認しました。着信しなくて良いサブのSIMであれば、この設定をしておくと無駄な着信がなくなります。
とはいえ、普段は非アクティブ化しておけばいい話
「普段は使わないサブSIMに知らない人から電話がかかってきて面倒だからサブSIMの通話をブロックしたい」ということでHushが使えそうだということで紹介しました。
ただ、「あくまでサブであり普段はデータSIMとしても使うことがない」のであれば、スマホの設定で普段はサブSIMを非アクティブ化しておけばいい話でもあります。頻繁に切り替える人はちょっと面倒かもしれませんが。
また、最初から通話のできないデータSIMを契約するという手もあります。povoも最近(eSIM限定ですが)データ専用SIMが出ました。そういうのを使うのもいいと思います。
いざというときは通話SIMとして使えて、普段はデータ通信で使うけど電話着信はしてほしくない、そんな需要であれば『Hush』がぴったりではないでしょうか。
Dual SIM Call blocker - Hush-
制作: Appfinity.Google Playでダウンロード