EarFunより、同社初のヘッドホンとなるEarFun Wave Proをレビュー用に提供していただきました。
40mm大口径ドライバーを搭載し、高音質コーデックLDAC、-45dBのアクティブノイズキャンセリング、マルチポイント、操作ボタンのカスタマイズにも対応したヘッドホンです。有線でもBluetooth無線でも、どちらでも使えます。
Amazonでの価格は2024年3月1日時点で9,990円ですが、商品ページに1,500円オフクーポン(有効期限3月15日まで)があるので、8,490円で購入できます。
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EarFun Wave Proの概要
EarFun Wave Proは、これまでイヤホンやスピーカーを展開してきたEarFunとしては初となるヘッドホンです。1万円を切る価格ながら高音質コーデックのLDACやに対応し、アクティブノイズキャンセリングや操作ボタンのカスタマイズなど使いやすさも併せ持ったEarFunらしいヘッドホンです。
■主な機能
ノイズ |
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アンビエントモード | |
ワイヤレス充電 | |
着脱検知 | |
低遅延モード |
マルチポイント | |
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管理 |
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防水 | |
Bluetoothコーデック | LDAC, SBC, AAC |
接続 | Bluetooth, AUX |
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対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
最大動作範囲 | 15m(障害物なし) |
対応コーデック | LDAC, SBC, AAC |
サイズ | 159.7 × 82.4 × 210.8 mm |
重量 | 268g |
バッテリー容量 | 800mAh |
最大再生時間(LDAC ON時) | ANCオフ:最大80時間 ANCオン:最大55時間 |
充電時間 | 2時間 |
外観と付属品
EarFun Wave Pro本体のほかにキャリングケースとAUXケーブル、USBケーブル、マニュアルが付属します。
ヘッドホン本体は折りたたんでキャリングケースに収納して持ち運べます。ケーブル2種はキャリングケースの隅にあるネット部分に収納できます。
ヘッドホン本体は特に悪目立ちもしないベーシックなデザインです。アーム部分は長さを調整可能で、頭頂部は柔らかい素材になっています。
EarFunのロゴが描かれた部分はマット加工のメタル素材です。その周囲を0.8mmのハイライトで囲んでるのがキラリと光ります。
イヤーパッドの内側には大きくLRの表記。
左側に充電用のUSB-C、右側にマルチファンクションボタン、音量ボタン、NCボタン、AUXポートがあります。
LDAC対応でクリアな音質
EarFun Wave Proは40mm径DLC複合ドライバーを採用し、BluetoothのコーデックでLDACに対応しています。実際に聴いてみるとEarFunらしいクリアで聴きやすい音を感じます。細かい音もよく聞こえる解像感もあります。
LDACはソニーによって開発されたBluetoothの音声圧縮コーデックです。ハイレゾ音源に対応しており、SBCの最大約3倍の情報量を転送することが可能です。
ハイレゾ音源はソニーの「ハイレゾとは?」のページにも聴き比べられるサンプルファイルがあるので試してみると面白いでしょう。
イコライザーでもある程度調整できますが、そのままでも聴きやすいので私は好きです。これまでEarFunのイヤホンを使ってきた人なら気に入ると思います。
なお、LDACはデフォルトではオフになっています。アプリの設定からBluetoothオーディオの品質を選び、LDACをオンにする必要があります。バッテリー消費が多くなる可能性がありますが、元々のバッテリーもちがいいので気にならない程度でしょう。
以前のEarFun Air 2でもLDACに対応していましたが、そのときはLDACにをオンにすると接続が不安定になっていました。その点EarFun Wave ProはLDACをオンにしても途切れることはなく安定しています。これなら安心してLDACを活用できます。
-45dBのアクティブノイズキャンセリング
EarFun Wave Proにはアクティブノイズキャンセリング機能があります。-45dBということで、パソコンやエアコンの動作音や雨音もカットしてるので集中して作業したいときにも役立ちます。
アプリではノイキャンを3段階(+ノーマル&外音取込)で選択できますが、ボタンを押して切り替える場合はノーマル→外音取込→快適なノイズキャンセリングの3つをループします。
もともと耳の周りをすっぽり覆うので遮音性が高いのもあって、ノイキャンをオンにすると周りからすっかり隔絶されます。ただ、一番強力なモードにしていると、時折ジジジジという音が左側から聞こえてくるのでそれがちょっと気になります。なにか音楽をかけていれば気にならない程度ですが。
アプリで操作方法をカスタマイズできる
EarFun Audio-
制作: Earfun Technology (HK) Limited価格: 無料
EarFun製品共通のアプリに対応します。操作方法のカスタマイズやファームウェアのアップデートもあるので、スマホ以外と接続して使う場合でも、一度は利用しておいたほうが良いです。
アプリではLDACのオンオフのほか、操作方法のカスタマイズやイコライザー設定、ファームウェアアップデート、音声ガイダンス(モード切替などの際に「noise canceling mode」など行ってくれる案内)を日本語/英語で切り替えたり、その音量を変更できます。
コントロールのカスタマイズでは、+–NCの3つのボタンの動作を変更できます。それぞれ1回押したときと長押しした時の2つの動作を割り当てられます。
私は(デフォルトでは無効になってた)NCの長押しに「ゲームモード」を割り当てました。これでTVと接続したときにでもゲームモード(低遅延)のオンオフが可能になりました。
EarFun Wave Pro の良かったところ・イマイチだったところ
EarFun Wave Proを実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。
- LDAC対応、クリアな音質
- ノイキャン・操作カスタマイズ・低遅延モード・マルチポイントに対応
- 機能・音質のわりに1万円を切る安価
- AUXケーブル付属で有線ヘッドホンにもなる
- 最大80時間のバッテリー持ち
- ノイキャン(強)で僅かに異音?
- さすがに長時間使ってると若干蒸れる
クリアで聴きやすく、細かい音も拾ってくれますし、私の耳では十分満足です。1万円を切る価格でちゃんとLDAC対応というのも嬉しいところ。
EarFunらしく操作のカスタマイズや低遅延モードに対応しているのが嬉しいですね。私の場合、ヘッドホンは音楽を聴くよりも配信動画を見るときに使うことが多く、低遅延モードは必須です。さすがにノーマルだと遅延が気になりますが、低遅延にすれば気にならなくなって内容に集中できるようになりました。
イマイチなところで2つほど挙げましたが、強いて言えば、ですね。基本的に不満はほとんどないヘッドホンです。
まとめ
EarFun Wave Proは「EarFunの新たな挑戦」として初めてのヘッドホンです。満足できる音質にノイキャンや操作カスタマイズなど使いやすさもバッチリあります。
それでいて1万円を切る価格なのでコストパフォーマンスはかなり良いです。あまりコスパコスパ言いたくはないのですが、EarFun Wave Proについては本当にコストもパフォーマンスもどちらも満足できます。
今後もメインのヘッドホンとして使っていこうと思います。
Amazonでの価格は2024年3月1日時点で9,990円ですが、商品ページに1,500円オフクーポン(有効期限3月15日まで)があるので、8,490円で購入できます。