週間スマホ業界ピックアップ – vivo X100とX100 Proが発表!ProモデルにはAPOレンズが搭載!ほか

日々進歩する携帯電話業界、今週も色々なニュースがありました。この記事では、今週のニュースを追えなかった人、そうでない人にも向けてピックアップしてザックリとまとめ、私見を記載していきます。あくまでもザックリですので、気になるニュースがあれば、ぜひ自分でも検索してみてください。

今週は2023年第46週(11月12日〜11月18日)のニュースをピックアップします

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vivo X100/X100 Proが発表・発売 – X100 Proにはアポクロマート望遠レンズを搭載!

中国vivoは11月13日、フラグシップスマートフォン「vivo X100」「vivo X100 Pro」を発表しました。両機種ともZEISSと提携したカメラレンズを搭載し、vivo X100 Proには光学4.3倍のペリスコープ望遠アポクロマートレンズが搭載されています。

ミラーレス一眼などの交換式レンズにおいても、アポクロマートレンズは製品名に「APO」と入るのが一般的で、vivo X100 Proの公式製品ページにも「APO」と記載があり、カメラユニット部にも「VARIO-APO-SONNAR」の刻印が確認できます。

両機種ともチップセットには「MediaTek Dimensity 9300」を搭載。vivoは通常モデルとProモデルを発表した後に発表される「Pro+」モデルにのみSnapdragonを採用するものの、Pro+が発表されなかった場合は全機種Dimensity 9300搭載になります。

両機種ともに11月21日から中国大陸モデルが発売。グローバル版の発表・発売日は未定です。

vivo X100

vivo X100はチップセットにMediaTek Dimensity 9300、カメラはドイツの名門光学メーカー「Carl Zeiss(カール・ツアイス)」と提携したものを搭載します。カメラレンズには同社の伝統的なレンズ「VARIO-TESSAR」を採用。全てのレンズには「T*コーティング」が施されており、逆光下にも強いです。フレア・ゴーストの発生を抑える効果も期待できます。画像処理用のチップセットにはvivo独自の「V2」を搭載。

カメラは3つ搭載されており、メインカメラ(5000万画素,f/1.57)+望遠カメラ(6400万画素,f/2.57,3倍ズーム)+超広角カメラ(5000万画素,f/2)の構成です。

ディスプレイ解像度は2800 × 1260で、最大リフレッシュレートは120Hzです。また、8T LTPO駆動を新たに搭載し、1~120Hzの駆動を状況に応じて変動させ制御し節電します。5000mAhの大容量バッテリーを搭載。

カラーバリエーションは以下の通りです。

  • 落日橙(オレンジレザー)
  • 星迹蓝(水色)
  • 白月光(白)
  • 辰夜黑(黒)

実装メモリとストレージ構成は以下の通りです。一部のモデルは最新メモリ規格LPDDR5Tを採用しています。

  • 12GB+256GB
  • 16GB+256GB
  • 16GB+512GB
  • 16GB+1TB
  • 16GB+1TB(LPDDR5Tモデル)

販売価格は3,999元(約8.2万円)から。

vivo X100 Pro

vivo X100 Proは色収差を補正する「APO望遠レンズ」を搭載した上位モデルです。メインカメラには、より大型な1インチセンサー、画像処理用のチップセットも最新の「V3」を搭載。

カメラユニットには「VARIO-APO-SONNAR」の刻印があります。

X100同様に3つのカメラが搭載されています。5000万画素,f/1.75 1インチセンサー)+望遠APOカメラ(5000万画素,f/2.5, 4.3倍ズーム)+超広角カメラ(5000万画素,f/2.0)。

4Kのポートレート動画撮影にも対応。新世代のT*コーティングが塗布されています。

カラーバリエーションと基本的なスペックはX100と共通。

  • 落日橙(オレンジレザー)
  • 星迹蓝(水色)
  • 白月光(白)
  • 辰夜黑(黒)

実装メモリとストレージ構成は以下の通りです。

  • 12GB+256GB
  • 16GB+256GB
  • 16GB+512GB
  • 16GB+1TB
  • 16GB+1TB(LPDDR5Tモデル)

価格は4999元(約10.2万円)から。

Sonnarレンズについて

なお、APOレンズも特別なものとして扱われていますが、X100 Proに搭載されているカール・ツアイス社の「Sonnar(ゾナー)」も実は特別感があったりします。Sonnarは1930年代のレンズで最も明るく、名を揚げたレンズです。そのため、ZEISSレンズの中でも人気が高く、Sonnarが搭載されているだけで特別感を抱く人もいるほど。いわゆる「名を馳せたレンズ」だったのです。この歴史的な背景を知っている人にとっては「おっ、わかってるじゃん」となったりもします。

また、X100に搭載されている「Tessar」(テッサー)は通称「鷹の目テッサー」と呼ばれていました。それほど「よく写るレンズ」だったと言うことでしょう。こちらも知っていると面白いかもしれません。

RedMagic 9 Proはカメラバンプの突起がなさそう

中国RedMagicは同社のWeiboにて本体のレンダリング画像を公開しました。グローバル版の公式Xが示唆したように、カメラバンプの突起が無さそうに見えます。チップセットにはSnapdragon 8 Gen 3を採用する見込みで、11月23日に中国版を発表すると公式Weiboで予告。

カメラバンプの突起は実物を見ないと判断できないポイントではあるものの、公開された画像を見る限りでは「ほぼ平ら」だと思ってもよさそうですね。

AQUOS sense8のSIMフリーモデルが発売へ

シャープは11月17日、ミドルレンジスマホ「AQUOS sense8」SIMフリーモデルを発売しました。

チップセットに「Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform」、1/1.55インチのイメージセンサーカメラにシリーズ初となる光学手ブレ補正を搭載し、ディスプレイには90Hzの可変駆動のIGZO OLEDを採用。

ハードウェア上のリフレッシュレートは90Hzまで対応としていますが、ソフトウェア側でブラックフレームを高速挿入することで180Hz相当のなめらかさを実現します。実装メモリーは8GB、ストレージは128GBの固定構成です。

OS Android 13
CPU Snapdragon 6 Gen 1
RAM 6GB
ストレージ 128GB
外部メモリ microSDXC (最大1TBまで)
ディスプレイ 6.1インチ 2,432 × 1,080 (FHD+) IGZO OLED
1~180Hz可変駆動
メインカメラ 標準カメラ
有効画素数 約5,030万画素 CMOS
F値1.9レンズ[広角84°焦点距離23mm相当]

広角カメラ
有効画素数 約800万画素 CMOS
F値2.4レンズ[超広角120°焦点距離15mm相当]

フロントカメラ 有効画素数 約800万画素 CMOS
F値2.0レンズ[広角78°焦点距離26mm相当]
バッテリー 5,000mAh
サイズ 約153 × 71 × 8.4 mm
重量 約159g
生体認証 顔(マスク対応)、指紋(側面・電源ボタン兼用)
防水/防塵/耐衝撃 IPX5・IPX8/IP6X/MIL-STD-810G
SIM nanoSIM/eSIM
対応バンド 5G NR(sub6)
n1 / n3 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79
4G LTE(FDD-LTE)
B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 / B28
4G LTE(TD-LTE)
B38 / B41 / B42
3G W-CDMA
B1 / B2 / B5 / B8
2G GSM
850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz
その他 おサイフケータイ、イヤホンジャック

割引情報:Googleストアでブラックフライデーセールが開催中、ドコモオンラインショップにてGalaxy S23とGalaxy S23 Ultraが最大42,000円割引など

Googleストアでブラックフライデーセール、ドコモオンラインショップにて上記のGalaxy端末が割引販売されています。また、IIJmioではAQUOS sense8がMNP一括29,800円で購入可能。Xiaomiもブラックフライデーセールを開催しています。詳細は下記の記事をご覧ください。

今週のまとめ

今週のニュースをまとめると…

  • vivo X100シリーズ発表へ、Proモデルにはアポクロマートレンズ搭載
  • RedMagic 9 Proはカメラバンプの突起がない?
  • AQUOS sense8のSIMフリーモデルが販売開始

でした!

まさかスマホにAPOレンズが搭載されるとは思ってもいませんでした。もちろん技術的には不可能でないことはわかっていましたが、商品化されることは驚き。ミラーレス一眼などの交換式レンズの中でも高価な部類、最上位級のレンズに「APO」と冠されがちなため、こういったマーケティングには関心します。

ところで「最上位級のレンズにAPO」が冠されがちということは、vivoはX100 Pro+を発売しない可能性も浮上してきます。もし、APOの名を冠するのであれば、最上位モデルのX100 Pro+に初搭載し、プレミアム感を出すのがマーケティングとしては強いはず。

X100 Pro+はカメラに注力したモデルであり、ターゲットは「カメラ性能を求める層」ということになるのですが、X100 Proに「敢えてAPOレンズ」を関するということは、X100 Proが最上位モデルになる可能性もありえるでしょう。あるいは、X100 Pro+はしばらく発表されない、といったパターンも考えられますね。

ではでは、また来週。よい1週間をお過ごしください!

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CloNis

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!

行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。

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