Amazfit Balance レビュー:体組成測定機能を搭載!画面大型化で使いやすくなった、Amazfit GTR 4の後継モデル

Zepp Healthさんから、Amazfit Balanceをレビュー用に提供していただきました。Zepp OS 3.0を搭載したAmazfitブランドのフラッグシップスマートウォッチで、新たに体組測定機能を搭載しています。

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Amazfit Balanceのスペック

カラー ミッドナイト、サンセットグレー
ボディ素材 アルミニウム合金、強化繊維ポリマー
バンド素材 リキッドシリコン(ブラック)、ナイロン(サンセットグレー)
バンド幅 22mm
タッチスクリーン 強化ガラス、指紋付着防止コーティング、アンチグレアガラスベゼル
ディスプレイ 1.5インチ AMOLED(323ppi、480×480)
センサー BioTracker™ 5.0 PPG バイオメトリック センサー(8PD+2LED)、生体電気インピーダンスセンサー(BIA)、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、地磁気センサー、環境光センサー、気圧センサー
Bluetooth Bluetooth 5.0 BLE
Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n
バッテリー 475mAh(リチウムイオンポリマーバッテリー、標準値)
サイズ 約46 × 46 × 10.6 mm(心拍センサーベース除く)
重量 約35g(バンド含まず)
対応OS Android 7.0以降、iOS 14.0以降
防水性能 5ATM(50メートル)
GNSS(衛星測位システム) GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS、NavIC

より詳細なスペックは公式サイトをご覧ください。

パッケージ、内容品


パッケージは、白地にAmazfit Balanceの画像が大きく乗ったデザインで、表面はしっとりとした質感です。

内容物一覧です。Amazfit Balance本体、バンド、多言語対応の説明書、充電器が入っていました。

本体・バンド・充電器

本体


Amazfit Balance本体です。前作のAmazfit GTR 4と基本的なデザインは似ています。

右側面です。赤い差し色が美しい上側のリューズは、スクロール動作に使うことができます。また、今回搭載された体組成測定機能には、リューズとボタンを使用します。

左:Amazfit GTR 4、右:Amazfit Balance

心拍数や血中酸素濃度を読み取るセンサーは、BioTracker™ 5.0 PPG バイオメトリック センサーにアップデート。8PD+2LEDの構成で、GTR 4などに搭載されていたセンサーより、光を読み取るフォトダイオードの数が増え、さらにセンサーとしてグレードアップしています。

GTR 4との相違点が、このバンドの接続部分です。

Amazfit GTR 4

GTR 4の付属バンドでは、上記画像のように接続部分の角度がフリーで、ぺたんこにすることができました。今回のAmazfit Balanceの付属バンドでは、ここが動かないような形状になっています。従来通り、22mmのバンドであればサードパーティ製のものも取り付けられるので、バンドによっては従来通りぺたんこにすることもできます。

付属バンド

付属バンドは、リキッドシリコンのもので遊革は2つ付いています。GTR 4のものより柔らかく、扱いやすくなったと思います。

充電器

充電器は、GTR 4と大きく異なります。ピンの位置が異なるので、GTR 4のものを使い回すことはできません。従来通り、磁石でパチっと取り付けて充電します。

ディスプレイ

ディスプレイは、1.5インチのAMOLEDディスプレイを採用していて、前作のAmazfit GTR 4よりも明るい最大1,500nitのディスプレイになりました。輝度の無段階調節や自動調節に対応しています。

上記が昼12時の晴れた日の屋外での見え方のサンプルです。室内と同等というわけにはいきませんが、はっきりと文字盤を視認できるくらい明るいです。

2023年12月24日追記:

懐中電灯モードの際の輝度を、輝度計(LX-1336B)で計測したところ、約 671 nitでした。

通知

通知は、横に全角10文字程度表示できます。大きめで見やすいです。

本体ストレージ

初期状態からストレージ残量チェックのミニアプリのみをインストールした状態での本体ストレージ残量は、約2230MBでした。これだけあれば、ミニアプリを色々入れても安心の容量ですね。

Amazfit Balanceの機能

Amazfit Balanceの機能は以下の通りです。前モデルとの重複を含みます。

  • 時刻の表示(常時表示画面(AOD)対応)
  • 歩数計
  • 24時間心拍数計測
  • 睡眠モニタリング
  • 血中酸素飽和度(SpO2)測定
  • 睡眠時の呼吸の質測定(Beta)
  • 150種類を超えるスポーツモード
  • 座りすぎ通知
  • 着信やアプリの通知
  • 低血中酸素アラート
  • ストレス緩和促進アラート
  • アラーム/タイマー/ストップウォッチ
  • 天気予報
  • 音楽再生コントロール
  • ストレスレベル測定
  • 心拍数、血中酸素濃度、ストレスレベル、呼吸数をワンタップで測定
  • スマホを探す(音を鳴らす)
  • デュアルバンド円偏波GNSSアンテナ
  • Amazfit Balanceに音楽を保存しての音楽再生
  • Wi-Fi接続
  • ルートインポート、リアルタイムナビゲーション機能
  • スマート筋力トレーニングモード

Amazfit Balanceからの新機能

  • Zepp OS 3.0
  • 体組成測定
  • レディネススコアの算出
  • スマートフォンのDND(Do Not Disturb)とAmazfit Balanceのおやすみモードを同期

レディネススコア


心拍数と心拍変動(HRV)、ストレス、睡眠と睡眠呼吸の質、体温、日常活動などのデータに基づいて、疲労と回復を測定できるレディネススコアを算出する機能が搭載されています。これはまともに寝ていない日のデータなのですが、疲労度などが数値化されてわかりやすくなっています。何が原因でそのスコアになっているかがわかるので、改善の方法もわかるようになっています。

スマートフォンのZeppアプリからレディネススコアを見ると、このようになります。アイコンを交えて表示してくれるので、当たり前ではありますが時計で見るより視認性が高く分かりやすいです。

体組成測定


今回、新たに生体電気インピーダンスセンサー(BIA)が搭載されたことで、体組成測定が可能になりました。体組成とは、大雑把に言うと体脂肪率や筋肉量などのことで、一般的には体重計タイプの体組成計で測定するのが主流です。Amazfit Balanceでは、これをいつでもどこでも、スマートウォッチ単体で行えるようにしました。

Zeppアプリで体組成の測定結果を表示すると、スマートウォッチで見るより詳しく内訳を見ることができます。

管理アプリ「Zepp」

Google playZepp(formerly Amazfit)
Zepp
制作: Huami inc.
価格: 無料

ダウンロード

他のZepp製品と同様、スマートフォン側のアプリにはZeppアプリを使います。

ワークアウト記録



屋外で1時間ほどサイクリングをしてみました。基本的なバイタルデータなどはこれまでと同様にしっかり取れています。GPS(GNSS)も、デュアル円偏波アンテナを採用しているだけあって、小さい筐体なのに正確です。

バッテリー持ち

バッテリーは、標準的な使用だと公称値で約14日間持続します。

心拍数モニタリング:有効(10分ごとの測定)、睡眠モニタリング:有効、文字盤:静止画、Bluetooth通話:15分/週、音楽再生:30分/週、メッセージ通知:150件/日、着信通知:3回/日、手首を上げて画面点灯:100回/日、血中酸素レベル測定:2回/日、体組成測定:2回/日、画面操作:5分/日、GPSによるランニング:90分間/週
Amazfit Balance

実際に、私も以下の条件で使ってみて、約10日間で充電が切れました。私の場合、セットアップしてしばらくは検証のためによくいじるので、バッテリー持ちが悪くなります。Amazfit GTR 4では、日常使いだとほぼ公称値通り14日前後バッテリーが持っていましたし、今回も同レベルのバッテリー持ちに期待していいと思います。

今回の使用条件は以下の通りです。

  • アシスタントによる睡眠モニタリング/睡眠時呼吸の質モニタリング(Beta):ON
  • アクティブ心拍数モニタリングON
  • 自動ストレスモニタリング、血中酸素自動モニタリング:ON
  • 1分に1度脈拍測定
  • 腕上げで画面点灯(10秒)
  • 画面輝度自動調整
  • 入浴時以外常時着用
  • 約2.2時間のサイクリングのアクティビティ計測
  • 使ってみた感想



    Zepp OSは3.0になり、かなりこなれています。ミニアプリも増え、ゲームだけでこれだけの数が存在します。ミニアプリは中国語 or 英語だけというものも多いですが、見たら操作がわかるくらいのシンプルな物が多いので、言語が問題になることはあまりありません。

    ミニアプリは、機能的にはWear OSなどの高機能なスマートウォッチのアプリには敵いませんが、その分シンプルで無駄が削ぎ落とされているものが多いです。これは個人的な考えですが、スマートウォッチはスマートウォッチでしかできないことをするのが良いと思うので、例えばスマートウォッチだけでメールを送れるとか、そういう機能を持つよりも、その機能を削って、代わりに長いバッテリー持ちを実現してくれたほうが嬉しいんですよね。スマートウォッチだと、どうしてもサイズ的に入力インターフェイスが犠牲になってしまうので、それなら普通にスマホを取り出したほうが、ストレスなく、早く目的を達成できると感じます。

    高機能なスマートウォッチに比べればできることは少ないものの、リフレッシュレートは高く、カクつくことも無いため、動作に不満はありません。また、物理センサーを持っているスマートウォッチにしかできない、ヘルスケア関連の機能は充実していて、今回から体組成測定機能も付いているなど、スマートウォッチにしかできない機能はバッチリ網羅しています。

    その体組成測定機能なのですが、測定にはちょっとコツが必要です。私は最初の30回くらい測定できませんでした。体組成測定は、Amazfit Balanceにある2つのボタン(リューズとボタン)に、ウォッチを装着していないほうの手で触れて行うのですが、このときふわっと触れる程度だと、計測に失敗してしまいます。ある程度強く(しかしボタンを押さない程度には弱く)ボタンに触れると計測できます。コツを掴んでからは、失敗することなく計測できるようになりました。

    ディスプレイは、1.5インチへと大型化しています。本体の大きさはほぼ同じなので、同じサイズ感でありながら見やすさだけがアップしています。

    今やZepp Healthの名物ともなっているバッテリー持ちの良さは健在。数日間の旅行なら、充電器を持っていかなくても済むのが楽です。分かりやすい、劇的な便利機能ではないので気付きづらいですが、毎日の使用の中でありがたみに気づきます。

    まとめ

    Amazfit GTRシリーズから名前を変えたAmazfit Balance。デュアル円偏波アンテナなど、GTR 4の強みをそのまま引き継ぎつつ、ディスプレイの大型化や、体組成測定機能の追加などで、後継モデルにふさわしい進化を遂げています。標準で41,900円と、このところの円安で価格は上がってしまいましたが、同クラスの競合と比べればさほど高価なわけではなく、価格に見合った価値のあるスマートウォッチです。

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    参考情報

    本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

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    でじぃ
    病気療養中のガジェットオタク。基本はTwitterにいます。私の執筆した記事は私個人の意見です。ご依頼などあれば、ご連絡はTwitterのDM(これが一番早いと思います)か、digitalkcct@gmailどっとこむ(どっとこむ→.com)まで宜しくお願いします。
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