N-oneの10インチタブレット「N-one NPad Pro」をレビュー用に提供していただきました。
N-one NPad Proは10.36インチのディスプレイを搭載し、SoCにUNISOC T616、8GBのRAMと128Bのストレージ、OSはAndroid 12という、エントリークラスのタブレットです。
Amazonでの価格は2023年4月7日時点で33,900円です。商品ページに9,000円オフのクーポンがあり、さらに当サイト用に2,000円オフクーポンを発行してもらいました。合計11,000円オフで22,900円になります。
クーポンコード:MYC8ZD5H
使用期限:2023年4月20日
目次(見たいところからチェック!)
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概要とスペック
N-one NPad ProはAnTuTuスコアが25万点程度のエントリークラスのタブレットです。とは言ってもRAMが8GBありますし、用途を間違わなければ十分な性能です。
2,000×1,200の10.36インチディスプレイにステレオスピーカーなので動画や電子書籍も楽しめますし、4G LTE対応でGPSもあるのでカーナビ的に使うこともできます。
OS | Android 12 |
---|---|
CPU | UNISOC T616 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
外部メモリ | microSDXC (最大1TBまで) |
ディスプレイ | 10.36インチ 2000×1200 (FHD+) |
バックカメラ | 13MP |
フロントカメラ | 5MP |
バッテリー | 6600mAh 18W PD急速充電対応 |
サイズ | 約280 × 180 × 7.5 mm |
重量 | 約550g |
生体認証 | – |
スピーカー | 4Wayステレオスピーカー |
Widevine | Support Widevine L1 |
SIM | naoSIM×2(片方はmicroSDカードと排他) |
対応バンド | 2G: GSM: 850 900 1800 1900MHz 3G: WCDMA:1/2/5/8 4G: LTE:1/3/5/7/8/20/38/39/40/41 |
外観
内容物は本体の他に充電器とUSBケーブル、SIMピンにマニュアルです。マニュアルは一応日本語もあります。充電器は最大20W。
背面にはSIMトレイについての説明書きが保護シートに書かれてます。日本語でもちゃんと説明あります。下の方に各種認証マークもあり、技適マークも確認できます。ここもシールになってます。
上側面側にSIMトレイ。左右にスピーカーも。
下側面は左右にスピーカーのみ。上側と合わせて4つあります。
右側面はなにもなし。
左側面に電源ボタン、音量ボタン、リセットボタン、USBポートがあります。リセットボタンはSIM品などで押して見ると再起動しました。なんらかで電源が切れなくなったときに強制再起動するためのものかもしれません。
SIMトレイはnanoSIMが2つで、片方はmicroSDカードと排他仕様です。
パフォーマンス
ベンチマーク
各種ベンチマークアプリで確認しました。
各種ベンチマークの結果は、AnTuTu Benchmark(v9.5.7)が248,853点、Geekbench 6がシングルで446点、マルチで1,536点、3DmarkはWild Lifeで471点、PCMarkのWork 3.0 performanceは7821点でした。
似た点数のほかの端末と比べると以下の通り。
SoC | RAM | Antutu | 3DMark | PCMark | |
---|---|---|---|---|---|
AQUOS wish | SD 480 | 4GB | 285207 | 978 | 6578 |
Blackview Tab 13 | Helio G85 | 6GB | 255334 | 762 | 6553 |
N-one NPad Pro | UNISOC T616 | 8GB | 248853 | 471 | 7821 |
Blackview A85 | UNISOC T606 | 8GB | 226972 | 415 | 7386 |
BMAX MaxPad I11 | Tiger T618 | 8GB | 223111 | 558 | 7998 |
- 3DMarkはグラフィック性能、PCMarkはWeb閲覧など基本的な作業に関する性能を測るベンチマークアプリです。
操作感
エントリークラスのタブレットではありますが、実際に使ってみると意外としっかり動いてくれます。
まぁ多少は緩慢さがないわけではありませんし、ミドルレンジ以上のキビキビさはないのですが、操作に支障が出るような引っ掛かりなどはありません。電子書籍を読んだり、動画を見るといった用途では問題ないでしょう。
ディスプレイ
ディスプレイは10.36インチで解像度は2000×1200(フルHD+)のIPSディスプレイです。最初から画面保護シートが貼られています。Amazonでも別の保護フィルムが売られている(→参考)ので貼り替えもできます。
このサイズならマンガを見開き表示にしてもそのままちゃんと読めますね。
Widevine
WidevineのセキュリティレベルはL1です。なのでAmazonプライムビデオやNetflixでHD再生できる…と言いたいのですが、プライムビデオで確認したところHDでは再生できませんでした。プライムビデオはホワイトリスト形式でHD視聴できるデバイスを制限しているようなので、L1でもHDにはなりません。
プライムビデオのベータ版をインストールすればこの制限が外れるので(Widevine L1なら)HD画質で再生できるようになる…はずなのですが、N-one NPad Proではベータ版でもHD再生になりませんでした。
システム
N-one NPad ProのOSバージョンはAndroid 12です。多少独自の項目はありますが、ほぼAOSPでシンプルです。12Lではないのでタブレット向けのUIにはならないのは残念ですね。
プリインストールされてるアプリもかなり少なめです。
ところどころ独自項目は英語のままです。セキュリティアップデートが2022年9月なのがちょっと気になりますが…。
N-one NPad Proの良かったところイマイチなところ
- 画面が大きく見やすい
- ベンチマークスコアからの印象よりもキビキビ動く
- LTEとGPSに対応してるのでカーナビ用途もOK
- 音量がでかい
- 生体認証がない
- プライムビデオでHD不可
割としっかり動いてくれる
画面が大きく、動きもキビキビしているので動画や電子書籍などでしっかりと使えるタブレットです。本製品というよりも最近のこのクラスの端末はAnTuTuスコアの割にしっかり動いてくれます。
HD再生できない
動画視聴に関してはWidevineのセキュリティレベルがL1なので、(プライムビデオの場合はベータ版なら)高画質で視聴できると思ったのですが、実際に試してみるとHDなりませんでした。再生にならないようで残念です。
音が大きすぎる
また、全体的に音がかなり大きいです。はっきり言ってうるさいレベル。これ以上下げると消音になってしまうというレベルまで下げてもまだ大きいです。動画視聴ならまだ「迫力がある」と言ってもいいのですが、通常時に通知音が鳴ってもビクッとしてしまいます。
まとめ:用途を間違わなければアリ
2万円台で購入できる10インチタブレットとしては決して悪くないと思います。電子書籍ではマンガを見開き表示にしてもしっかり読めますし、128GBのストレージにmicroSDカードも対応ですから。
ただWidevine L1なのにHD再生できない・音がかなり大きいということで、動画視聴では若干難ありです。この点をわかった上で、それでも大丈夫であれば、価格的になかなか魅力でしょう。
余ってるSIMを入れて外で活用したい人、家の中で電子書籍をタブレットで気軽に読みたい人にはちょうどいいタブレットです。
クーポンコード:MYC8ZD5H
使用期限:2023年4月20日
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。