Twitter Blueに登録して10日間、使って良かった機能もあればイマイチな機能も
2023年1月11日にTwitter Blueが日本でも開始しました。実際に登録して10日間ほど使ってみたので、できるようになることと、それについての感想を書き残しておきます。
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
Twitter Blueでできること
Twitter Blueはウェブ版、Android版アプリ、iOS版アプリからそれぞれ申し込めます。どのプラットフォームで申し込んでも、すべてのプラットフォームで有効となります。(ウェブ版で申し込んでAndroid版でも機能を使えます。)
Android(月額) | iOS(月額) | WEB(月額) | WEB(年額) |
---|---|---|---|
1,380円 | 1,380円 | 980円 | 10,280円 |
課金状況についてはウェブ版はStripe、Android版はGoogle Play、iOS版はApp Storeで管理されます。契約月の途中で解約しても、その期間が終了するまではそのまま機能を使い続けられます。
Twitter Blueになるといくつかの機能が増えます。
- ユーザー名に青いチェックマーク付与
- 会話での優先順位付け
- 表示される広告数が半分に【近日公開予定】
- 長い動画が投稿可能(ウェブで最長60分、AndroidやiOSで最長10分)
- ツイートの編集
- ツイートの取り消し
- ブックマークフォルダ
- 話題の記事
- カスタムナビゲーション
- リーダーモード
- カスタムアプリアイコン
- NFTプロフィール画像
- 動画を1080pでアップロード
- Twitter Blueラボの新機能をいち早く利用可能
このうち、いくつかの機能について良かった・イマイチだったことを書いていきます。
ユーザー名に青いチェックマーク付与
ユーザー名のところに、Twitter Blue登録者であることを示す青いチェックマークが付きます。以前は認証済みアカウントについたものですね。なんとなく気分いい気がしますが、それ以上でもそれ以下でもありません。
会話での優先順位付け
誰かのツイートにリプライした人が多いときに、Twitter Blueの人のリプライが上位に表示されます。例えば、最近twitcleの開発終了アナウンスのツイートにリプライしたのですが、私のリプライが上位に表示されています。
最近ツイートの表示された数が表示されるようになりました。同じツイートへのリプライでも表示数にかなりの差があるのがわかります。先の例でも(現時点で)元ツイートの表示数が64万件、私やTwitter Blue登録者のリプライが2万件以上、他の人はせいぜい数千です。
上に表示されたから、見る人が多いからなんだ?と思うかもしれませんが、人によってはかなり大きな差です。人気ある有名人へのリプライで上の方にあれば目に止まりやすいでしょうし、良くない方向で言えばバズったツイートに宣伝入りのリプライを貼り付ける人にとっても上位表示は魅力的です。
ツイートの編集
ツイートしたあとに30分間は、その内容を編集(修正)できます。ただいくつか条件があります。
- 元ツイートと同じアプリだけが編集できる(Android版アプリでツイートしたものはウェブからは編集できない)
- 編集は30分以内、5回まで
- 編集されたツイートであることが表示され、その履歴も誰からでも確認可能
- リプライがつくと編集不可になる。リプライで投稿したものも編集不可
ちょっとした誤字も許したくない人には便利なのかもしれませんが、個人的には必要ないかなぁ、と。あくまでTwitterはつぶやきと捉えているので文章として変だったり読みくくてもいいや、と思ってます。誤字も気にしない。
だけど編集できると思うと誤字を見つけたときは編集したくなる。なのにそういうときに限ってリプライだったりして編集不可で、無駄にストレスが溜まってしまう…。
ツイートの取り消し
ツイートボタンを押した直後にミスに気づくというのはよくあること。そういうときにツイートを取り消せる機能があります。「ツイートの取り消し」とは言うものの、実際はツイートボタンを押してから実際に投稿されるまでに猶予時間を設ける、という機能です。時間は5秒から60秒まで5段階で設定可能。
実際に使ってみると、ツイートするたびに「ツイートを送信中」という表示が出ますし、さっさと投稿してほしいと思ってしまって邪魔でしかありませんでした。(出てくる表示を上スワイプすればすぐに消えます。)結局この機能はオフにしました。
ブックマークフォルダ
ブックマークをフォルダ分けできます。一見便利そうなのですが、ブックマークしたツイートを表示するまでのタップ数が増えてしまっており、ちょっと面倒。ブックマークをそれほどたくさん使ってない人には必要なかったかも。フォルダを使わないという選択肢が欲しかったですね。
話題の記事
自分がフォローしてるユーザー(またはフォローしてるユーザーがフォローしてるユーザー)が一定期間以内にツイートしたウェブ記事(URL)をまとめて表示してくれます。自分が興味を持ってフォローしてる人たちがツイートした記事が並ぶので、必然的に自分も興味ある記事が多いです。
なかなか良いのですが、Android版だとサイトバーのTwitter Blueの項目の中にあるので、もう少しアクセスしやすくしてほしいところ。ウェブ版だとサイドバーに直接(もっと見る→Twitter Blueの中にも)あり、iOS版はカスタムナビゲーションに設定できます。
カスタムナビゲーション
画面下部のボトムタブに表示するメニュー項目をカスタマイズできます。が、Android版だと種類が少なすぎます。前述の通り「話題の記事」をAndroid版でも設定できるようにしてほしい。
広告(プロモーションツイート)
Twitter Blueの機能として「広告表示が半分」というのがあります。
現時点では再読込すると2つツイートのあとにプロモーションが入り、その後は6つツイートのあとにプロモーションという間隔になります。これはTwitter Blueじゃなくても変わってない…と思ったのですが、今確認したら非Blueの場合は最初の2ツイート後のプロモは変わりませんが、その後は3つツイートでプロモになってました。
…プロモーションツイートが半分というよりは、通常の広告が増えてる…?
この広告についてはElon Musk氏が改善(?)を予告しています。
Also, there will be a higher priced subscription that allows zero ads
— Elon Musk (@elonmusk) January 21, 2023
これによると、現在は広告が頻繁に出過ぎてしかも大きい。これらは今後数週間で対処するそうです。また、Twitter Blueよりも高額な広告をゼロにするサブスクリプションも今後用意されるとのこと。
うーん…。
まとめ
とりあえず10日間ほどTwitter Blueを使ってみましたが、まぁ正直なくてもいいかなー、という感想です。最初からわかっていたことではありますが。個人でTwitterやってる人よりは、細かい誤字も揚げ足を取られやすい企業アカウントやビジネス系アカウント向けなのかな、と。会話での上位表示も、それが必要な人もいそうですね。
様々な優遇機能があるうち1つでもクリティカルなものがあれば契約したほうがいいと思います。ただ個人的にはどれも「あると良いかもしれないけど、それほどでもなぁ…」といった程度でした。まぁTwitterの使い方は千差万別、十人十色です。刺さる人には刺さるサービスですね。
とりあえず私はこの1ヶ月で解約しようと思います。また魅力的な機能が増えたら、また考えます。違約金とか無いですからね、気軽に契約解約できます。
参考情報
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。