KZ EDA レビュー:イヤホン3つで1つの製品!聴き比べるもよし、気分に応じて変えるのもよし!コンセプトがおもしろいイヤホン
HiFiGo様のご厚意により「KZ EDA」をレビュー用に提供していただきました。
KZは多ドラ(イヤホンの中にスピーカーが複数入っていると思ってもらえればOKです)機で有名な会社で、数の暴力でコストパフォーマンスを実現しています。
そんなKZが、1つのパッケージにイヤホンが3つ入っている「KZ EDA」を発売しました。3つ入って35.99ドルです。気分や曲に応じてイヤホンを変えて楽しんでください!といったコンセプトだと思います。詳しく見ていきましょう。
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パッケージにイヤホンが3つ並んでいるイヤホン、他にあるだろうか
まず驚くのはパッケージです。イヤホンが3種類入っています。他のメーカーでは見ないような芸当で、KZらしいところです。
上から順に、重低音、フラット、高音域、とチューニング方法が分かれています。内部ドライバは同じで、違うのは外装とチューニング方法のみです。ドライバ構成は1DD。
付属品は冊子類、イヤーピース、ケーブルです。(冊子類は写真に含まれませんが)
さっそく聴き比べてみた
黒×金の重低音モデルからバランス寄りモデル、高音域モデルと聴き比べてみました。試聴はiPhone6にて。
重低音チューニング
重低音を歌っているだけあって、ズッシリとした低音が聴こえます。重圧ながらも「アッサリと」した音でまだ聴きやすいです。また、重低音特化のイヤホンにありがちな、中高音域の質が悪い、なんてこともありません。
バランス寄りチューニング
全体的にバランスがよく、聴き心地も悪くはありません。低音の量もほどよく、高音域もいい感じに伸びている感じです。
ただ、これといって特筆する部分もなく、わるく言えば普通の音です。個人的には、これくらいの低音がほどよくて心地よく感じます。
高音域チューニング
ダントツに明瞭で、女性ボーカルと間違いなく合います。低音は弱いのか?と言われたらそんなことはなく、シッカリと鳴り、いわゆる逆ピラミッド(高音域が異様に強調されている)ではありません。
女性ボーカルの中でも、アニソン系との相性は抜群な印象です。
コンセプトとしてはおもしろいが、売れるのか?と言われると…
個人的にKZは今まであまり縁がなかったメーカーなのですが、これはコンセプトを含めてもよかったです。ただ、これが消費者に受け入れられるのか?と言われたら「ちょっと難しいんじゃないかな」と思います。
3つのイヤホンが入っていて、違いを楽しめる一方で「同じ価格で1つの良いイヤホン」を買ったほうが大多数の人にとっては、満足する買い物になると思うんですよね…。
違いを楽しみたい!気分に応じて変えたりするのが好きだ!楽しそう!と筆者は好奇心をそそられますが、他の人たちも同じなのか?と言われたら微妙ですし、特段魅力を感じないのであればあまりオススメできません。もちろん、魅力を感じるのであれば「買い」です。
筆者的には面白くて好きな製品です。ちなみに透明(バランス)が好みでした。
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2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!
行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。