【コラム】固定電話代わりの楽天モバイル、考え抜いた末に維持!
楽天モバイルの料金プランは7月1日よりRakuten UN-LIMIT VIIへと改定され、既存ユーザーも自動的に移行します。従来までは1GBまでなら0円で利用可能でしたが、今回の改定により3GBまで1,078円スタートとなります。
また、楽天モバイルでは専用アプリの『Rakuten Link』を使えば「通話料金が無料(0570などの特殊な番号は非対応)」です。筆者は固定電話代わりに楽天モバイルを契約しており、通信量と通話料を0円で済ませていました。しかし、今回の料金改定により0円運用ができなくなってしまいます。
では別の会社にMNPするか、と「日本通信SIM」など検討してみました。結論から言えば、楽天モバイルを維持することにしました。なぜ、移行を断念したのか?解説していきます。
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現状:通信/通話料共に0円
まず現状(Rakuten UN-LIMIT VI)を確認すると、通信料と通話料どちらも0円です。固定電話代わりなので持ち歩かずデータ量はほぼゼロ、通話はRakuten Linkを使ってるのでこちらの料金もゼロです。これが1,078円に上がってしまうのは、ちょっと痛手です。(それでも安いとは思いますが)
通話は月に5回以上10回未満程度。問い合わせすることが多いので、待機時間などで5分以上かかることがほとんどです。
以上から、移行するとしたときの条件は以下のようになります。
- 合計月額1,000円程度まで
- データ通信はほとんど使わない
- 通話は1回5分以上を10回未満
- かけ放題は5分では足りない
移行候補と比較検討
楽天モバイルからの移行候補として、日本通信SIM、そしてpovoと比較してみます。
楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VII |
日本通信SIM 合理的シンプル290プラン |
povo | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,078円(~3GB) | 290円(~1GB) | 0円 |
かけ放題 | 0円(Rakuten Link) 1,100円(15分かけ放題) |
700円(70分無料) 1,600円(かけ放題) |
550円(5分かけ放題) 1,650円(完全かけ放題) |
合計 | 1,078円 (Rakuten Link) |
990円 (70分無料) |
1,650円 (完全かけ放題) |
前述の通り、私の利用状況だと「5分かけ放題」は短いので除外します。そうなるとpovoは完全かけ放題(1,650円)なので高くなり、候補からは外れます。
移行候補に挙がるのは「日本通信SIM」です。「povo」も検討したのですが、5分間のかけ放題だと時間が短すぎるので除外しました。
楽天モバイルVS日本通信SIM
楽天モバイルは3GB以内+かけ放題(Rakuten Link)で1,078円、日本通信SIMは1GB以内+70分無料で990円です。差額は100円もないので、金額的なメリットはほとんど感じません。
楽天モバイルだと何かあったときに「データ容量無制限」にできるのも強いですし、eSIMへの切り替えが無料などのメリットがあります。また、実際の通信速度でも、日本通信SIMは遅いようなので、いざという時に心許ないです。
そう考えると、楽天モバイルをキープするほうがよさそうです。大した差額ではありませんし、総合的に見て日本通信に移行するメリットが薄弱に感じます。
固定電話として使うのならキープが無難かな
何を重視するかで変わってくる話だとは思いますが、筆者の住んでいる地域は楽天モバイルをつかむ上に、5G圏内なんですよね。(docomoはまだなのに…)
移動運用やメイン回線として使うのなら、生活圏内で電波をつかむかどうかで話が変わってくると思います。ただ、自分の場合は5G圏内でWi-Fiもある場所で固定電話の代用として使うので、その当たりの心配はしないで良さそうです。
そもそも今まで0円で維持できていたのが「普通」ではありませんでした。革新的なプランではありましたが、0円で使われると利益がでないんだろうな…とは思います。それでも、かけ放題で「1,078円」は相変わらず激安ですよね。これを超える他社のプラン、しばらくは出ないような気がします。MVNOでこれよりも充実したプランを実現するのは難しそうですし。
そんなわけで、筆者は1,078円になっても固定電話代わりとして使っていくことにします。非常用回線としても使えますからね。
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2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!
行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。