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4万円台前半で買えるRedmi K40(POCO F3/Mi 11X)で、星空は撮れるのか?Xiaomi MIUIに搭載の純正カメラアプリで、長時間露光モードを実際に使う

以前、Pixel 4 XLで天体写真モードを使用して撮影した記事を書きましたが、実はXiaomiのMIUI純正カメラアプリにも似たような機能があります。

今回は、それを使い、実際の星空を撮影してみました。Pixelのように目玉機能としてはプッシュされていませんが、一体どれほどのものなのでしょうか。

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その名も「長時間露光モード」


Xiaomiのカスタムスキン、MIUIの純正カメラアプリにある機能の一つに、長時間露光モードというものがあります。これは、例えば歩道橋の上などから、下をいく自動車のライトを線状に、ネオンのように撮影できたりする機能なのですが、

何種類かあるバリエーションの中に、『星空』と『スタートレイル』というものもあります。あまり注目されていない印象ですが、機能としては存在しています。

長時間露光モードのUIです。Pixelのように「撮影中はデバイスを安定させてください」と常に表示されます。また、撮影開始から何分何秒経ったかも常時表示されます。

その機能を、以前Pixelでやったように、ベランダの物干し竿に100均(DAISO)の三脚で固定して使おうとしたのですが、少しの揺れでもかなり大きなブレになってしまうようです(何回も失敗しました)。

そのため、ベランダの柵に直接、同じ三脚で固定して撮影しました。撮影は22時半ごろから2時ごろまで行いました。地方ですがそれなりに人口の多い場所(29万↑)に住んでいます。

使用したRedmi K40は、インド版のRedmi K40であるMi 11XのROMに書き換えています。そのため、POCO F3などでは今回使っている機能が無い可能性があります。
掲載している写真は元々4:3で撮影していますが、16:9にクロップ、1200×675にリサイズしています。元画像へのリンクは記事の最後にあります。

Redmi K40での星空・スタートレイル画像

『星空』

これがRedmi K40で長時間露光モードの星空を選択して撮影した画像です。

中央下部に、オリオン座が見えます。

長時間露光モードではあるのですが、この『星空』は最大でも30秒しか露光してくれません。Pixelで天体写真モードを使うと、2~3分は撮影に時間がかかりましたから、それに比べるとずいぶん短いです。

しかし、露光時間の割にはキレイに撮れているのではないでしょうか。30秒でこの画像が撮影できるのは結構驚きでした。2枚目は0時に近い時間に撮影しました。深夜であれば、市街地であっても(大都市圏は別だとは思いますが)このように割とはっきりと星を写せます。

ちなみにPixelがこちらです。露光時間が違うので全く平等ではありませんが、(Redmi K40も)健闘していると思います。ただ、拡大して見比べると、Redmi K40はノイズが目立ちます。

『スタートレイル』

こちらがRedmi K40で長時間露光モードのスタートレイルを選択して撮影した画像です。

星の動きの軌跡が撮影できます。長時間の撮影で軌跡はより長くなり、30分以上撮影することで、Pixelのように自動的にタイムラプスムービーが生成されます。

正直、画像では凄さが分からなかったという方もいらっしゃると思いますが、タイムラプスを見れば多くの方が驚くと思います。それがこちら(最大1440pで再生できるので、解像度を選択すれば鮮明な動画が見られます)。

これを見たとき、かなり驚きました。スマホでこんな画像が撮れるんだ!とPixelで撮影したとき並の衝撃です。

周りの茶色いモヤのようなものは恐らく雲です。1つ目の動画に写っている素早く明るい光は、飛行機だと思われます。隅はレンズの関係で曲がってしまっていますが、スマホとDAISOのミニ三脚でこれだけ撮れれば十分過ぎると思います。

Pixelじゃなくてもかなり良いのが撮れた!

今回撮影に使ったRedmi K40は、SoC性能こそハイエンドですが、カメラ周りはOIS(光学式手ブレ補正)が無く、センサーは48MP(通常はピクセルビニングで12MP)と、ミドルレンジクラスの端末です。流行りの1億画素レベルの高画素や、センサーサイズの大きな端末には劣ります。

しかし、それでもこのように十分以上に満足できる画像が撮影できるのは驚きでした。Pixelと違い、自動で撮影が終わらないため手軽さでは譲りますが、逆に言えば長時間のタイムラプスを作成できるという利点でもあります。

今回はそれにより、星の跡が線になるダイナミックな動画を撮影できました。Redmi K40でもこれだけの画像が撮れるのですから、積極的に推してもいいのでは…と思います。
ソフトウェアはXiaomi端末で同一なのであれば、より光学的に有利な上位機種ではどうなるのかも気になるところです。

ちなみに、本当に小さい揺れでも大きなブレとして記録されるので、揺らしたつもりが無くてもブレていたりします。試す方は、Bluetoothなどを使って遠隔でシャッターを押せるものを使うか、セルフタイマーを使うのがおすすめです(音量の調節ができるBluetoothイヤホンも使えます(確認済み)。ただ、撮影開始しかできず、スタートレイルで撮影を終了するには画面をタップする必要があります。そのため、撮影終了のタップは細心の注意を払ってそーっと触れる必要があります)。

今回撮った写真をまとめてGoogleフォトにアップしてあるので、興味ある方はどうぞ。

おまけ:長時間露光モードの『ネオントレイル』を花火で試す

長時間露光モードの他のプロファイルに、『ネオントレイル』というものがあります。今回試したスタートレイルの人工照明版という感じで、冒頭で例に上げた車のライトなどを線のように撮影できます。
最近花火をしたので、そこでネオントレイルを試してみました(この画像は4:3を3:2にクロップ、1200×800にリサイズしています)。

これも結構上手くいったと思います。特に2枚目が良い感じですね。

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