COUMI Freedom Dots レビュー:3,000円台で最大35dBのアクティブノイズキャンセリング!?強力ANCと低価格が光るBluetoothイヤホン
COUMIさんから、COUMI Freedom Dots ANC-861を頂きました。実売価格3,680円という価格でありながら、最大35dBの強力なアクティブノイズキャンセリング(ANC)を装備した驚きのBluetoothイヤホンです。
- 3,860円で強力アクティブノイズキャンセリング、外音取り込み機能まで!
- 格安でもUSB Type-C、IPX7の防水!
- 音質はそれなり
目次(見たいところからチェック!)
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COUMI Freedom Dotsのスペック
接続方式 | Bluetooth 5.2 |
---|---|
対応コーデック | SBC, AAC |
対応プロトコル | HFP,HSP,A2DP,AVRCP,SPP |
最大再生時間(ノイキャンON) | 約4時間(イヤホンのみ)、約16時間(充電ケース併用) |
最大再生時間(ノイキャンOFF) | 約6時間(イヤホンのみ)、約24時間(充電ケース併用) |
充電時間 | 約2時間(Type-C) |
防水性能 | IPX7 |
充電ケースサイズ | 約75.0 × 55.0 × 25.0 mm(実測値) |
重量 | 約5.2g(イヤホン片側)、約59.6g(充電ケース+両イヤホン) |
カラー | ホワイト |
パッケージ、内容品など
パッケージです。真っ白で、スッキリとしたデザインです。
内容物一覧です。イヤホン本体、充電ケース、取扱説明書、クイックガイド、保証書、割引カード、USB Standard-A to Type-C充電ケーブル、イヤーピース(S×2,M×2,L×2)が入っています。
説明書には日本語もあります。割と自然な日本語になっています。
通常、イヤーピースはスペアというよりはサイズ違いが1つづつ入れられていることが多いですが、本製品は面白いことに、イヤーピースのスペアが各サイズにあります。
イヤホン本体・充電ケース
充電ケースです。低価格でありながらも、充電端子はUSB Type-Cになっています。うれしいポイントです。
イヤホン本体です。この製品もまた、どこかのAirPods Pro似のデザインになっています。白いので余計に似ていますね…
ステム(棒部分)の先の凹んでいる部分に感圧センサーが付いていて、ここに圧をかけることで曲の再生/停止、曲戻し/送り、後述の音声アシスタント呼び出しなどができます。
Android端末と接続して実際に使う
他の多くのBluetoothイヤホンと同じように、充電した後ケースのフタを開ければイヤホンがペアリングモードに入ります。接続する機器側でBluetooth設定の画面に行き、Coumi Freedom Dotsをタップすればペアリングできます。ペアリング後は、フタを開けるだけで接続できます。Redmi K40ではAACで接続できました。
一度ペアリングすると、片耳でも使えます。
Android機で使用可能な、Alexaなどの音声アシスタント呼び出しアプリ「Native Voice」
パッケージ側面に、現在早期アクセスで使用可能なアプリ『Native Voice』へのQRコードが印字されています。これを読み取るか、Google Play Storeで「Native Voice」と検索すれば、ストアページからアプリをダウンロードできます。iOS向けアプリも開発中だそうです。
- Native Voice
-
制作:Native Voice価格: 無料
これはAlexaなど外部の音声アシスタントを呼び出せるアプリです。
Native Voiceでのアカウント登録・初期設定
まずはアカウントを作成します。Create Accountをタップして、メールアドレスとパスワードを入力します。
入力したメールアドレス宛にメールが届くので、そこに描かれているVerify Codeを入力しVerify Emailをタップすれば、アカウントは登録完了です。
あとは画面の指示に従って進めていきます。ほぼ一本道ですが、英語しか対応していないので、少し難しいかもしれません。
早期アクセスのためか「Amazonがテストしていない端末にAlexaを登録しようとしています」と表示されます。それでもいい方は続行をタップして進めます。
Amazon.co.jpのアカウントで、規約に同意するか聞かれます。同意できる方は許可で進み、次と次の次の画面でNextをタップすれば初期設定は終わりです。
設定が完了すると、このような画面になります。お疲れ様でした。
音声アシスタントの起動・使い方
音声アシスタントの起動は、イヤホンの感圧センサー部分を3回押して行います。…行うのですが、何度やっても英語版のAlexaしか起動しませんでした。言語を変える設定も無いようですし、これはまだちょっと使えないですね…
この機能を目当てにして買う方はいないと思いますが、現段階では使えないです(英語が分かるならアリですが…)。
Spotifyでも使えるそうなのですが、Premium会員でないと使えないようです。Spotifyでも英語なのでしょうか…
使ってみた感想――音質、ノイキャンの強さなど
アクティブノイズキャンセリング
使ってみて、まずアクティブノイズキャンセリングの強力さに驚きました。ノイキャンの強さだけで言うと、以前レビューしたBaseus SIMU S1 Proよりも更に強力で、周囲のノイズはほぼ聞こえませんでした。耳栓代わりにも使えますね。
外音取り込み機能もあり、こちらもBaseus SIMU S1 Proより自然に聴こえました。ただその分、増幅のレベルは並といったところでしょうか。
サウンド
サウンドはドンシャリ傾向で、低音が強めです。楽しく聴かせてくれます。音はボワつくこともあり、特別悪いということもありませんが、良くはないですね。音質はBaseus SIMU S1 Proのほうが上です。これは結構はっきり分かりました。
感圧センサーの操作性
ただ、感圧センサーは使いづらかったです。タッチセンサーではなく「感圧」センサーなので、圧力をかけなければ動作しません。これは誤動作防止という意味では良いのですが、反応したのかしていないのかの区別が難しく、狙った通りの操作にならないことがありました。感圧センサーにするくらいなら、普通にボタンにしてくれたら良かったのに…と思います。
バッテリー持ち
また、ノイキャンONだと、バッテリーが公称4時間しか持ちません。私も使っていて、結構早くにバッテリー切れになったなという印象です。ノイキャンOFFでも6時間と決して長くないため、長時間リスニングするという方は注意が必要です。
長時間の外出をする際にも充電ケースを持ち歩いたほうがいいでしょう。
ノイキャン抜きでもベストバイでは?!というレベルの高コスパBluetoothイヤホン
4,000円でお釣りがくる金額なのに、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み付きという驚きの製品ですが、ノイキャンの効きも十分なレベルで、安物買いの銭失いにはなりません。ノイキャン抜きにしても、アンダー4,000円のBluetoothイヤホンでベストバイと言えるのではないでしょうか。
1万円以下のアクティブノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothイヤホンは、今まさに群雄割拠の状態です。そんな中、頭一つ飛び抜けた価格と機能を持ったイヤホンと言え、初めてのノイキャンや、普段遣いのイヤホンにもおすすめです。
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