TaoTronics SoundLiberty Pro P10 レビュー:IPX7防水・ノイズキャンセリング・外音取り込みモード搭載
「SoundLiberty Pro P10」は、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能に加え、IPX7の防水に対応した完全ワイヤレスイヤホン。最近のイヤホンに必須な機能をしっかり抑えた上で、価格は6,390円とお手頃価格な製品になっています。
「SoundLiberty Pro P10」をTaoTronics (SUNVALLEY JAPAN)から提供していただいたのでレビューします。
- コンパクトなケース・軽い装着感
- IPX7の防水
- 質の良いノイズキャンセリング
- 着脱検知が甘い
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開封・付属品
パッケージは前回TaoTronics製品で良く見られる、オレンジとホワイトの箱に商品本体がプリントされたデザイン。
内容物は、イヤホン本体とイヤーピース、充電用のケーブルと説明書。
ケーブルは短く、きしめんのように平べったいものが付属しています。家で使うときはスマホに使ってるものを流用し、外でモバイルバッテリーに繋ぐときにこれ使うと良いかもしれません。
イヤーピースは4種類用意されており、自分の耳のサイズに合わせて細かく調節できます。
デザイン
コンパクトで持ちやすいケース
ブラックを基調として本体で、楕円形に近くなっています。真ん中にはくぼみがあり、TaoTronicsのロゴが薄っすら印字されています。
比較用にAirPods Proと並べてみました。ほとんどサイズ感や形状は同じで、ズボンのポケットに入れてもそれほど気になりません。
下部には充電用のUSB Type-Cがあります。
裏面にはイヤホンのペアリングをリセットするための、リセットボタンが用意されています。
うどん部分を内側に向けて収納する必要があるので、耳から外して向きを変える必要があり、少し面倒くささがあります。
装着感の軽いイヤホン本体
普通のカナル型イヤホンと違い、うどん型の形状をしています。もちろん、イヤーピースによってフィットする部分もありますが、真ん中の丸い部分も耳に収まり、そこまで負担はありません。長時間装着していられる感じがします。
操作性
ハウジングの部分はタッチセンサーになっており、タップすることで再生停止やノイズキャンセリング切り替えなどを行うことが可能です。
着脱によって再生停止を行う自動耳検出もついています。左耳の反応はリニアですが、右耳は鈍い印象を受けました。
音質
音質の印象としては、低音がはっきりしているタイプのイヤホン。ただ低音一辺倒でボワついているわけではなく、引き締まったサウンド。低音がしっかりバランスを取られているので、声が高めのボーカルも埋もれることなく、バランスの良いサウンドに仕上がっています。
後ろで鳴っている中高音域の楽器は苦手なのか、ちょっと消えてしまっているように感じます。
ノイズキャンセリングと外音取り込み
ノイズキャンセリングもそこそこ効きます。AirPods Proと比較してみたところ、大体6~7割くらいの性能な印象です。かなり健闘している印象で、電車や換気扇のノイズをしっかり打ち消してくれています。ホワイトノイズもなく非常にクリーン。
外音取り込みについても同様ですね。ちょっと音がこもるような印象がありますが、マイクで音を拾っているような気持ち悪さは少なめです。
総評:音質やノイキャンなどクオリティ高い
SoundLiberty Pro P10は聴きやすい音質を備え、低価格なイヤホンにありがちな、ただ搭載しただけのノイズキャンセリングや外音取り込みモードではなく、しっかりと作り込まれているイヤホンになっています。また、防水性能はIPX7と強力で、運動すると大量に汗を掻く筆者でも壊れることなく使用できています。
通勤や通学、音楽鑑賞から、スポーツやレジャーなど、用途を問わず幅広く使うことのできる性能を備えています。1万円以下の6,390円で入手できるので、ノイキャンや防水などの便利機能を備えている安価な完全ワイヤレスが欲しい場合に、おすすめできる製品です。
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