MMD研究所は11月4日、「2020年11月通信サービスの利用動向調査」を実施し、その結果を公開しました。この調査は毎年3月と9月に行われていた「格安SIMサービスの利用動向調査」が少し変化したもののようです。同内容の項目もあり、その数値の変化も重要なデータとなっています。
今回は15歳~69歳の男女40,000人を対象に2020年10月16日~10月18日の期間で調査が行われました。なお、アンケート調査により回収されたサンプルを人口構成比に合わせるために、ウエイトバック集計されたものを使用しています。
また、今回からはUQ mobileがauに再編されたことでUQ mobileがMVNOの枠からauのサブブランドという立場に変わっています。
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メインで格安SIMを利用するのは20.3%→22.5%
メインで使ってる携帯・スマホの通信事業者を聞いたところ、docomo(34.9%) au(24.6%) SoftBank(15.5%) 楽天モバイル(2.5%)と、4キャリア合わせて77.5%でした。2020年3月の調査では3キャリアで76.8%でした。
サブブランドはUQ mobile(3.0%) Y!mobile(7.2%)で、キャリアと合わせると87.7%、それら以外のMVNOは12.3%となりました。
2014年からのグラフは上図の通り。ただし今回からUQ mobileがMVNOの枠から外れているので緑の線は純粋にはつながってません。MVNOにUQ mobileを含めると15.3%となり、前回の14%から1.3ポイント上がっています。
メイン利用されている格安SIMは楽天モバイル、mineo、OCNモバイルONE
MVNOをメインで利用していると回答した人(n=4,297)を対象に、利用している格安SIMサービスを聞いたところ、最も高かったのは「楽天モバイル(MVNO)」で30.0%、次いで「mineo」が14.2%、「OCN モバイル ONE」が10.7%と続きました。前回までのUQ mobileが抜けた分、楽天モバイル(MVNO)のシェアが増えてしまいました。
2016年10月の調査のものからここまでをグラフにまとめてみました。UQ mobileが含まれなくなったことで全体的に増えています。MVNOとしての楽天モバイルはもう新規受付はしていないのですが、これもUQ mobileの影響ですね。
一方、この中では最も新しいy.u mobileが0.9%ですが入っており、NifMoやb-mobileよりも上となっているのも注目です。
2016年10月 | 2017年3月 | 2017年9月 | 2018年3月 | 2018年9月 | 2019年3月 | 2019年9月 | 2020年3月 | 2020年11月 | |
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楽天モバイル | 20.7% | 20.0% | 20.5% | 22.2% | 23.0% | 25.1% | 25.3% | 26.4% | 30.0% |
mineo | 8.9% | 11.7% | 12.2% | 14.3% | 14.8% | 12.7% | 11.7% | 11.0% | 14.2% |
UQ mobile | 3.5% | 5.2% | 6.6% | 8.7% | 10.3% | 10.7% | 11.1% | 11.8% | |
OCN モバイル ONE | 13.5% | 12.3% | 10.0% | 9.7% | 8.5% | 8.4% | 7.2% | 7.6% | 10.7% |
IIJmio | 9.2% | 9.1% | 8.4% | 7.3% | 7.3% | 6.7% | 6.9% | 6.2% | 7.7% |
BIGLOBEモバイル | 6.5% | 6.3% | 5.8% | 6.5% | 5.8% | 5.7% | 6.2% | 6.1% | 8.6% |
イオンモバイル | 5.2% | 4.3% | 4.5% | 4.7% | 5.2% | 5.4% | 4.6% | 4.5% | 6.7% |
LINEモバイル | 0.0% | 1.2% | 2.7% | 3.2% | 3.8% | 4.9% | 6.0% | 6.1% | 8.9% |
NifMo | 2.6% | 2.3% | 2.3% | 1.8% | 1.7% | 1.7% | 1.7% | 1.3% | 0.8% |
BIC SIM | 3.9% | 3.8% | 2.8% | 2.6% | 2.3% | 1.8% | 1.5% | 1.6% | 1.8% |
nuroモバイル | 3.3% | 2.8% | 1.7% | 1.8% | 1.2% | 1.7% | 1.4% | 1.2% | 3.1% |
J:COM MOBILE | 0.0% | 0.6% | 0.9% | 1.1% | 1.1% | 1.1% | 1.1% | 1.1% | 2.1% |
LIBMO | 0.0% | 0.0% | 0.1% | 0.4% | 0.7% | 0.7% | 0.5% | 0.6% | 0.9% |
y.u mobile | 0.9% |
メインで利用してる端末も通信サービスで差
メインで使用してる端末を、使用してる通信サービスごとに聞いた質問では、通信サービスによってなかなか大きい差がでることがわかります。キャリアで販売してないZenFoneシリーズなど、当たり前ですが顕著ですね。というか全体で見てもArrowsのほうがPixelよりも多いんですね…。
MMD研究所の調査ではここに掲載した以外の結果も掲載されています。興味ある方はそちらもチェックしてください。
参考情報
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。