TaoTronics SoundLiberty 53(第3世代)レビュー:装着感の良さは変わらずMCSync採用で安定性も向上
TaoTronicsより完全ワイヤレスイヤホンSoundLiberty 53(第3世代)をレビュー用に提供していただきました。以前のモデルもレビューしていますが今回は第3世代となるモデルです。
SoundLiberty 53はBlutooth5.0対応の左右独立型イヤホンで、ハウジング部分から棒のようなものが飛び出た見た目をしています。単体で6時間、ケースを含めれば40時間の音楽再生が可能なバッテリーがあり、IPX7の防水性能、タッチコントロール可能、AACコーデック対応といった特徴を持ちます。
今回レビューする第3世代ではMCSync技術を採用することで左右それぞれがデバイスから受信し、安定性が向上しています。また片耳モードで聞くこともでき、より使いやすくなっています。
- つけ心地がよく耳が疲れない
- MCSync採用で安定性向上
- 単独6時間、ケース込みで50時間のバッテリー
- タッチで誤動作してしまうことも
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SoundLiberty 53(第3世代)
SoundLiberty 53は小判型のケースに入った左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンです。片手でつまむような大きさで、ケースを入れても50gほどしかありません。
イヤホンの形状はハウジング部分から棒のようなものが飛び出た形です。内側の部分には充電端子とLR表記があります。表記は見やすいですし、左右間違えることはないでしょう。
カラーが黒だからというのもありますが、実際に付けてもそれほど目立ちません。まぁ何かしらイヤホンなりマイクなりしているんだな、というのはわかりますけどね。
ちなみに、外見での新旧の見分け方は、ケースの底面です。ここが黒に黒の印刷となっているのが旧世代で、白っぽくはっきりと書かれてるのが第3世代です。
このケース、以前と同じくMicro USBなので、その点は残念です。
品名: TaoTronics SoundLiberty 53
Bluetooth バージョン: Bluetooth 5.0
Bluetooth プロファイル: A2DP, AVRCP, HFP, HSP
Bluetooth コーデック: AAC、SBC
チップ: AB1532
イヤホン単体再生時間: 6時間
合計再生時間: 40時間
充電時間: 2~2.5時間
通信距離: 約10m
重量: 5.4g*2
防水等級: IPX7(イヤホンのみ)
ボタン仕様: タッチセンサー式
ドライバー: 6mm PEEK+PU製ハイブリッドドライバー
防水はIPX7の保護等級となっています。これは「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)」というものです。短時間なら水の中に沈めても大丈夫、といったものです。ただこれは水の中で静止した状態での話なので、過信はしないようにしましょう。
内容物は本体の入った充電ケースの他、マニュアル類にUSBケーブル、替えのイヤーチップが3種類です。
ペアリングは簡単
本体を2つともケースから取り出すとスマホのBluetooth接続画面に出てくるので「TAOTRONICS SoundLiberty 53」を選択すればペアリングされます。一度設定してしまえば次からはケースから出すだけで自動でペアリングされるので簡単です。
なお、前世代のSoundLiberty 53と表示上は全く同じなので、以前のバージョンを使ってた機器で接続する場合は先に削除してからのほうがいいでしょう。
タッチコントロールで操作
SoundLiberty 53はタッチで音楽操作ができます。(前世代と同じです。)
再生/一時停止 | どちらかのイヤホンを2回タップ |
---|---|
音量アップ | 右のイヤホンを1回タップ |
音量ダウン | 左のイヤホンを1回タップ |
次の曲 | 右のイヤホンを3回タップ |
前の曲 | 左のイヤホンを3回タップ |
Googleアシスタント等の起動 | どちらかのイヤホンを長押し |
このパターンはメーカーや機種によって異なるので覚えるのは面倒ですが、1日使っていればすぐに覚えるでしょう。3回タップはちょっと面倒ですね。
完全ワイヤレスイヤホンでは触れるだけの「タッチ式」と、押し込む「ボタン式」があります。タッチ式は軽く触れるだけでいいので耳が痛くないのはいいのですが、反応したのかわかりにくいのと、ちょっと触れたことで意図せず動作してしまうという短所があります。ボタン式は押し込むので押した感触が確かなのはいいのですが、そのまま押し込むと耳が痛かったり、タッチ式に比べ硬いという短所があります。
どちらも一長一短なので、人によって好みが分かれるでしょう。タッチ式でちょっとした振動などのフィードバックがあるといいのですけどね。
やっぱりつけ心地がいい
前世代もそうだったのですが、このSoundLiberty 53はすごくつけ心地が良いのです。単に私に合ってるだけというだけかもしれませんが、Amazonのレビューでも似たようなのがありました。
なんというか、しっかりと装着したときにすごく自然で、使えていないかのようなフリーさを感じます。イヤホンつけると耳が痛くなりがち…という人にはぜひ試してみてほしいですね。
前世代からの改良点
前世代からの改良点として大きなものはMCSync技術というものを採用し遅延や音飛びを軽減して安定性を向上させていることです。
正直、最近の外出自粛もあって人の多そうなところには近づいてないので人混みでどうなのかは確かめられていません。それでも車通りのあるところを散歩していても音飛びすることはありませんし、この静かな環境では途切れたことはありません。
また、チップセットがRealtek 8763BFRからAiroha AB1532に変わってます。これにより音も変化があるのかな?と思いましたが、聞きやすい音であることは変わっていません。低音があまり響かないな、とは感じますが高音がキンキンするわけではなく、楽に聞ける感じです。
付け心地の件も含め、長時間の利用でも問題のないイヤホンだと感じました。バッテリーも、実際に満充電で6時間ほどもちました。ケースは650mAhで合わせれば40時間の動作が可能のようです。
まとめ
イヤホンやヘッドホン類は上を見ればきりがないですが、それなりの価格でそれなりにいい音を気持ちよく聴きたいのであれば、SoundLiberty 53はいい選択肢だと思います。私も装着感の良さから前世代をほぼメインとして使っていましたが、今回第3世代を手に入れたので、今後はこれがメインとするつもりです。
5,000円以下で買える完全ワイヤレスイヤホン、もちろん下を見ればもっと安いものもありますが、価格とのバランスを見てもこれくらいが一番いいのではないかと思います。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。