OREFOLDER

格安SIM (MVNO) 速度比較 : 2016年8月その2 ぶっちぎりで速いワイモバとUQ、DTIも復活か

20160818-sim-0

MVNO・格安SIMの定期速度測定、2016年8月編その2です。
同じ「格安SIM」といっても、その種類によって速度や使いやすさ、機能は異なってきます。その中でも最もわかりやすく比較できる重要なものが「速度」です。orefolderでは月に2回、主だったMVNOのSIMをスピードテストアプリを使って実際に速度を比較しています。あくまで個人レベルでの測定になりますが、格安SIM選びの参考になれば幸いです。

測定に使用したSIMは15種類です。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

測定方法

今回の測定は以下のようにして行いました。

日時 2016年8月16,17日(16日12時・18時 17日1時・8時の4回実施)
場所 茨城県つくば市
測定アプリ Speedtest.net
測定方法 SIMごとに3回ずつ測定し、その平均を値とする。
使用端末とSIM
OCN ZenFone 5
BIC SIM (IIJ) KIWAMI
DMM mobile Liquid Z530
イオンモバイル Priori 3S
BIGLOBE Moto G4 Plus
NifMo Xperia M2
楽天モバイル Desire 626
b-mobile ZTE Blade V6
FREETEL MIYABI
DTI SIM HUAWEI P9
0SIM by So-net Xperia M4 Aqua
ロケットモバイル UPQ Phone
mineo(D) Xperia Z3 Compact
mineo(A) Galaxy S5
UQ mobile HTC J One HTL22
ワイモバイル Robin

今回からワイモバイルのデータSIMを入れています。ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドのような位置づけなので純粋なMVNOとは言えませんが、価格帯からしてもデータ専用SIMは月額980円と格安SIMの範囲内だと考えられます。容量は1GBと少ないですが、そこは使い方ですね。

さすがに端末1台で16枚のSIMを入れ替えするのは困難なので、複数の端末を使っています。違う端末を使っては比べる意味が無いとお考えの方は、そういうものとして見てください。

朝:8時の測定

(単位:Mbps)
DOWN UP PING
OCN 5.39 5.65 73.7
BIC SIM(IIJ) 11.50 2.74 58.7
DMM mobile 8.87 2.32 95.3
イオンモバイル 11.18 2.96 97.7
BIGLOBE 15.94 4.80 41.3
NifMo 9.16 3.74 45.0
楽天モバイル 13.23 1.83 50.3
b-mobile 6.34 1.64 38.3
FREETEL SIM 15.57 1.86 38.3
DTI SIM 10.88 2.86 40.0
0SIM 0.78 2.59 97.7
ロケットモバイル 13.38 3.24 102.0
mineo(D) 16.81 0.17 67.7
mineo(A) 4.95 5.38 86.0
UQ mobile 15.27 2.40 25.7
ワイモバイル 23.74 7.49 18.7

朝は通勤時間帯ということもあり比較的混雑する時間帯です。
ここ最近は各社ともこの時間帯の速度が上がっているように思えます。前回までダメだったDTI SIMも復活したのか?と思わせる速度を出しています。逆に0SIMは相変わらずの低速となっているほか、mineo(D)の上り速度が低いのが気になります。

昼:12時過ぎの測定

(単位:Mbps)
DOWN UP PING
OCN 1.15 0.87 78.0
BIC SIM(IIJ) 3.09 1.18 114.7
DMM mobile 2.58 6.77 114.7
イオンモバイル 1.80 1.96 115.7
BIGLOBE 1.84 4.24 39.3
NifMo 1.76 2.46 71.0
楽天モバイル 2.96 2.32 103.3
b-mobile 1.75 1.55 37.3
FREETEL SIM 11.61 2.78 36.3
DTI SIM 10.09 3.34 47.3
0SIM 0.19 5.24 40.3
ロケットモバイル 1.14 5.19 49.0
mineo(D) 4.08 1.73 88.0
mineo(A) 0.68 3.87 83.3
UQ mobile 19.56 1.75 30.7
ワイモバイル 29.33 10.57 19.0

平日の昼は、一番速度が落ち込む時間帯です。
その中でワイモバイルとUQ mobileが突き抜けて速いです。それぞれauとソフトバンクのサブブランドのようなものなので普通のMVNOとは違いますが、その立場が速度にも出ています。上のグラフは25Mbpsまでですが、ワイモバイルはこの時間帯で30Mbps弱まで出ているのは怖いとすら思えます。

普通のMVNOの中では、今回DTI SIMが朝に続き好調な値を出しています。測定し始めた当初は1日を通して速度が落ちない格安SIMでしたが、最近は速度が落ち込み気味…だったのですが、前回までとは打って変わって昼も速度が出ています。増速がうまくいったのでしょうか。

夕方:18時半過ぎの測定

(単位:Mbps)
DOWN UP PING
OCN 2.38 6.34 72.0
BIC SIM(IIJ) 3.91 2.40 133.3
DMM mobile 2.44 2.19 126.7
イオンモバイル 2.63 4.00 121.0
BIGLOBE 6.23 4.17 39.7
NifMo 5.40 3.79 49.0
楽天モバイル 11.14 2.82 70.7
b-mobile 1.72 1.52 38.7
FREETEL SIM 10.44 1.54 45.3
DTI SIM 8.99 2.46 73.3
0SIM 0.28 3.37 64.3
ロケットモバイル 1.43 3.13 53.0
mineo(D) 4.29 0.13 81.7
mineo(A) 2.88 2.92 81.7
UQ mobile 18.01 3.35 39.0
ワイモバイル 30.91 6.85 18.0

この時間帯もやはり速度が出ません。だいたい昼と同じような傾向でそれよりは良くなっている感じです。UQ mobileとワイモバイルは別格と考えると、ほかにはBIGLOBE SIMとNifMoががんばっていると思います。DTI SIMもまだ速度が落ちません。ほかもこれくらい出てくれれば文句ないんですけどね。

深夜:1時過ぎの測定

(単位:Mbps)
DOWN UP PING
OCN 16.73 4.94 58.0
BIC SIM(IIJ) 5.95 1.43 54.7
DMM mobile 14.17 2.51 38.0
イオンモバイル 14.43 1.14 38.7
BIGLOBE 17.35 2.37 37.7
NifMo 19.01 3.35 34.0
楽天モバイル 15.83 3.43 40.3
b-mobile 8.78 0.95 38.0
FREETEL SIM 9.26 2.20 39.0
DTI SIM 11.94 2.84 47.3
0SIM 15.98 3.05 39.0
ロケットモバイル 17.39 3.51 39.0
mineo(D) 13.19 0.95 59.3
mineo(A) 30.53 5.74 47.00
UQ mobile 13.52 1.42 33.33
ワイモバイル 43.24 9.24 19.33

さすがに深夜は速度が出ます。こんな時間帯に通信をたくさんする人はそういないと思いますが、混んでいなければこれくらいは出る、ということで。

時間帯別グラフ

DOWN 8時 12時 18時 0時
OCN 5.39 1.15 2.38 16.73
BIC SIM(IIJ) 11.50 3.09 3.91 5.95
DMM mobile 8.87 2.58 2.44 14.17
イオンモバイル 11.18 1.80 2.63 14.43
BIGLOBE 15.94 1.84 6.23 17.35
NifMo 9.16 1.76 5.40 19.01
楽天モバイル 13.23 2.96 11.14 15.83
b-mobile 6.34 1.75 1.72 8.78
FREETEL SIM 15.57 11.61 10.44 9.26
DTI SIM 10.88 10.09 8.99 11.94
0SIM 0.78 0.19 0.28 15.98
ロケットモバイル 13.38 1.14 1.43 17.39
mineo(D) 16.81 4.08 4.29 13.19
mineo(A) 4.95 0.68 2.88 30.53
UQ mobile 15.27 19.56 18.01 13.52
ワイモバイル 23.74 29.33 30.91 43.24
UP 8時 12時 18時 0時
OCN 5.65 0.87 6.34 4.94
BIC SIM(IIJ) 2.74 1.18 2.40 1.43
DMM mobile 2.32 6.77 2.19 2.51
イオンモバイル 2.96 1.96 4.00 1.14
BIGLOBE 4.80 4.24 4.17 2.37
NifMo 3.74 2.46 3.79 3.35
楽天モバイル 1.83 2.32 2.82 3.43
b-mobile 1.64 1.55 1.52 0.95
FREETEL SIM 1.86 2.78 1.54 2.20
DTI SIM 2.86 3.34 2.46 2.84
0SIM 2.59 5.24 3.37 3.05
ロケットモバイル 3.24 5.19 3.13 3.51
mineo(D) 0.17 1.73 0.13 0.95
mineo(A) 5.38 3.87 2.92 5.74
UQ mobile 2.40 1.75 3.35 1.42
ワイモバイル 7.49 10.57 6.85 9.24

今回から入れてみたワイモバイルは別格ですね。これは凄い。UQ mobileも普通のMVNOとは違いますが、今回はいつも以上に速度が出ていたと思います。
そのほかドコモ系ではDTI SIMの復活、相変わらず早いFREETEL SIMと楽天SIM、BIGLOBE SIM、NifMo、mineo(D)なども上り調子に見えます。DTI SIMはまだちょっと様子見ですが、その他のSIMはここ数ヶ月同じような傾向なので、今後も期待したいところです。

今おすすめできる格安SIM

ワイモバイル

今回から入れてみたワイモバイルです。8月より新たにデータ専用SIMが発売されました。月に1GBの高速通信で月額980円となっています。(Yahoo!プレミアムの会員だと月額500円)それ以外のプランはなく、500MBの追加で500円です。1GBでも他より少しだけ高め、2GBや3GBで考えるとかなり高めになりますが、この速度が出れば納得です。

月の使用量があまり多くなく1GBに収まってしまうような人、1.5GBまで程度の人なら、速度と価格を秤にかけて充分に選択肢に入ると思います。Yahoo!プレミアムの会員だと月額500円になるのも嬉しいですね。(Yahoo!プレミアムの会員費がほぼ相殺される形)

UQ mobile

ここ最近のUQ mobileは速度がかなり改善され、毎回使える値を出しています。au系の格安SIMでまともな速度をいつでも出したいのであれば、現在はUQ mobile一択でしょう。au系回線なので使える端末は選ばれてしまいますが。

UQ mobileは端末代が実質0円になるようなプランや、無料で15日間レンタルできるTry UQ mobileなど、実際のSIMの機能ではないところでもサービスを拡充しています。これまでのキャリアとMVNOの間を狙っているようですね。

BIGLOBE SIM

BIGLOBE SIMはここ数回なかなかいい数字を出しています。回線増強も定期的に行っており、それがうまくいっているようです。なかなか目立った程ではないのですが、現時点ではおすすめできるSIMの1つです。数値上は速いものの本当にその速度が出ているのか疑問視される楽天モバイルやFREETEL SIMを避けたいのであれば、ドコモ系SIMではBIGLOBE SIMがオススメです。

mineo

パケットギフトやフリータンクなど、面白い施策を出してくるmineoです。最近は少し速度が(とくにドコモ回線のほうで)落ちていましたが、今回の結果を見ると少し改善してきたように思えます。

速度に関してはまだしばらく様子見したほうがいいとは思いますが、ほかの施策を考えると充分推せると思っています。速度についても、まだトライアルという段階ですが、人数を絞ったプレミアムコースもできるようなので、それにも期待したいところです。

気になる格安SIM

NifMo

ここ最近、地味にですが速度が回復傾向にある気がします。1年前の調子の良さを知っているだけに、まだ「大満足!」とは言えない状況ですが、歓迎したいですね。このまま少しずつでも速度を改善していってもらえると嬉しいです。

FREETEL SIM

とりあえずSpeedtest.netでの測定結果は速いFREETEL SIMです。ただ最近では「FREETELは昼の時間、スピードテストの結果で見るほどの速度は体感では出ていない」というような報告が多数見られ、動画と画像のダウンロードで規制が入っているようだ、との報告もあります。

ただこの点については、一応記者発表会で「やってない」としています。⇒参考
この「やってない」がどういう意味の「やってない」なのかを考えると、いろいろパターンが考えられそうでもあるのですが。

最近はサービスの拡充でサイトもどこを見ればいいのかわからないくらいになってきています。もうちょっとシンプルさを取り戻して欲しいとも思うのですが…。MNOっぽくなってきたといえばそうですが…。

DTI SIM

DTI SIMは期間限定だった「半年間無料」の限定を外し、DTI SIMの契約が初めてであれば3GB/5GBプランの半年間の利用料が無料となります。(オプション料などは別途必要なので完全に0円ではありません。)DTI SIMに興味があって試してみたいという人にはかなり魅力ですね。格安SIMが初めてという人にもハードルが低いと思います。

最近は速度が落ち込んでいましたが、今回はかなり復活しているように思えます。今回だけの結果なのですぐに飛びつくのは危険だと思いますが、以前の特徴であった「どの時間帯でも安定して5-10Mbps出る」を取り戻してくれれば、また推しSIMにしたいですね。

ロケットモバイル

地味~に、ですが、速度が上がっているような?微妙な。MVNEとなっているSo-netの提供する0SIMに比べると朝や昼の混雑時間帯はこちらのほうが快適です。通話付きプランもついに始まり、なるべく安く通話プランを使いたいなら選ぶのもありです。

まとめ

最近の格安SIMは、固定回線のプロバイダと同じように「新規契約◯ヶ月月額△円引き!」というものが増えてきました。まぁやっている会社も似たようなものだからそうなるのは必然なのかもですが。固定回線に比べたら解約の手間もかからないので、そういったキャンペーンもうまく使っていきたいですね。多くは期間限定となっていますがDTI SIMは限定ではなくなりました。また、UQ mobileも定期的にお試しSIMを配布したり15日間無料で使えるTry UQ mobileなど、「とにかく使ってみて」という施策に出ています。まぁどの回線も最終的には自分の環境で使ってみないとわからないですね。

今どれがオススメかと考えると、絶対にこれ!と言えるものはありません。個々人の使い方によるのではないかと思います。au系であればUQ mobileを推します。月の使用量が1.5GB未満であればワイモバイルが速度面でかなり優秀なので推せます。そのほかドコモ系では、フリータンクやパケットギフトなど独特の施策に魅力を感じればmineo、速度的には期待を込めてBIGLOBE SIM、とりあえずのお試しや今後速度が安定すればDTI SIMでしょうか。
何を基準として格安SIMを選ぶのか、自分なりのものをよく考えてから契約する時代になってきましたね。

MVNOの速度はけっこう浮き沈みがあります。その時々で最新の速度測定結果は把握しておきたいですね。場所などでも変わるものなので、できれば1つの数字に一喜一憂せずに、複数の結果を眺めてなんとなくの各社の傾向を掴んでもらえばと思います。
私以外だとスマホ辞典さんが定期的に計測しているので有名です。

特に、各社のスピードテスト結果と実効速度との差などについては、こちらをよく参照したほうがいいと思います。

orefolderでは今後も月2回程度で測定していきたいと思っています。
最新の測定結果は以下からどうぞ。

過去1年の速度測定記事は以下からどうぞ。

モバイルバージョンを終了