Xiaomi Mi 5 64GB コスパ最高のハイエンド端末 ハンズオン Part1
この度、orefolderのライターに就任しましたFukuと申します。ハイエンド端末を中心にレビューしていくことになると思います。よろしくお願いします。
今回は、3月1日に発売されたXiaomi Mi 5 64GB版を前編、後編に分けてレビューしていきます。
Mi 5はハイエンドスペックながら64GB版が2299元(約4万円)、128GBが2699元(約4万5000円)と脅威のコストパフォーマンスを誇る端末です。32GB版、64GB版、128GB版でそれぞれスペックが異っており、64GB版は128GB版と比較してRAM容量が4GBから3GBに減少しています。
Mi 5 | Mi 5 Pro | Mi 5 Exclusive | |
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OS | MIUI 7.0 (based on Android 6.0 Marshmallow) | ||
Chipset | Qualcomm MSM8996 Snapdragon 820 | ||
CPU | Dual-core 1.8GHz Dual-core 1.6GHz |
Dual-core 2.15GHz Dual-core 1.6GHz |
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RAM | 3GB | 4GB | |
ストレージ | 32GB | 64GB | 128GB |
外部メモリ | No | ||
ディスプレイ | 5.15インチ 1080 x 1920 | ||
カメラ | 背面:1600万画素 前面:400万画素 | ||
バッテリー | 3000mAh | ||
サイズ | 144.6 x 69.2 x 7.3 mm | ||
重量 | 129g | 139g |
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シンプルで美しいデザイン
箱は至ってシンプルなデザイン。付属品はUSB Type-Cケーブル、ACアダプタ、説明書のみ。説明書の言語は当然ですが中国語です。USB Type-Cはmicro USBと端子の形状が異なるので使い回しが出来ません。そのかわり、リバーシブルなので裏表で間違えることは無くなるでしょう。
まず目を惹きつけられるのが左右ベゼルレスのディスプレイ。ベゼルありの端末と比べると未来的なデザインだと感じます。
ホームキーはハードウェアキーを採用。画像では分かりませんが、左右にタスク、戻るキーがあり、操作するときに白く発光します。GalaxyやiPhoneもホームキーにハードウェアを採用していますが、Mi 5は押さずに触れるだけでも反応するので、キーの劣化が気になる方には嬉しい仕様でしょう。ただし、電源オンの時のみ押す必要があります。
ハードウェアキーは指紋認証を搭載。この指紋認証、認識速度がとても早いです。ホームキーを押すとロック画面を飛ばしてホーム画面が表示されます。この速度に慣れるとロック画面を表示するタイプの指紋認証には戻れないでしょう。
気になるのがディスプレイ縁の黒部分。最近のハイエンド端末と比較するとだいぶ大きな黒縁があります。推測になりますが、ベゼルレスによる誤動作を防ぐため、あえて縁を大きくしたのではないかと思います。この黒縁はなかなか気になるので、Mi 6ではなんとかして欲しいです。
裏面は全面がガラスで覆われ、高級感のある質感だと感じます。左右はラウンドしており、非常に手に馴染みやすく持ちやすい構造です。Galaxy S7やiPhone 6Sはカメラが僅かに出ていますが、Mi 5のカメラは出っ張っていません。この点はデザイン的に好印象です。大きさは144.55mm × 69.2mm × 7.25mm、重さは129g。Galaxy S7が152g、iPhone 6Sが143gなのでかなり軽いですね。
側面はアルミニウムを採用、上下側面だけ見るとiPhone 5Sかと思うようなエッジ加工が施されています。左右側面にはゆるやかなカーブデザインが施されており、アルミの高級感と相まって洗練された美しさを感じます。
ヘッドホン端子は側面上部、音量、電源キーは右側面、充電端子は側面下部に配置されています。充電端子にはUSB Type-Cを搭載。従来のmicro USBを差し込むことが出来ないので若干不便ですが、Quick Charge 3.0に対応しているので、対応機器につなぐことで高速、安定した充電が可能になります。スピーカーは下部に配置。少々こもったような音質だと感じますが、スマートフォンとしては許容の範囲でしょう。
世界初?同時利用可能なDual Sim機
Mi 5の特徴的なポイントの1つとしてDual Simに対応していることが挙げられます。写真のようにsimカードスロットが2つあります。これまでのDual Sim機は、片方で通信を行うともう片方が2Gになってしまう場合がほとんどで、日本において同時利用は出来ない状態でした。Mi 5は4Gデータ通信+3G音声通信の同時利用が可能。大手キャリアのカケホーダイ+MVNOの格安データ通信を同時利用といった使い方が出来ると思われます。
カケホーダイは必要だけどデータ通信は安くしたい方、2つの電話番号を使い分けてる方などは、携帯の2台持ちをしなくて済むので、魅力的に感じるのではないでしょうか。
明るく見やすいディスプレイ
ディスプレイは5.15インチ、1920×1080の液晶ディスプレイを搭載。解像度は他社ハイエンドと比較すると若干劣ります。ディスプレイ設定に色モードがあるので、ある程度色温度や色再現性を変更出来ます。基本的には鮮やかな傾向の画質です。メーカー発表ではコントラスト比は1500:1、最大輝度は600nit。また、Sunlight Displayと呼ばれる日光下における自動調整機能があるようです。最大輝度の高さと自動調整機能の効果で日光下でもかなり見やすいです。
カメラ
以下にカメラの作例を掲載します。タップすると大きな元画像になりますが、それぞれ5MBほどあるので通信速度やデータ残量に不安がある方はお気をつけください。
リアカメラには1600万画素のSONY製イメージセンサーと4軸光学式手ブレ補正機能を搭載。フロントカメラは400万画素。上4枚は日中、下4枚は夜間に撮影しました、全て標準設定での撮影です。
明るい場所では綺麗に撮れていますが、夜間撮影における画質は他社ハイエンドと比較すると暗く、細部もボヤけています。カメラモードの中にHHTという夜間用のモードがありますが、手ブレの影響をかなり受けるので、もし使用する場合は三脚などを用意する必要があるでしょう。
まとめ
筐体は質感、デザインともに高級感のある洗練された作りだと感じます。左右のベゼルレスデザインも素晴らしいです。ディスプレイ、カメラは気になるところはありますが、価格的には十分な性能でしょう。また、Dual Simは携帯会社、通信会社選びに新しい可能性を見い出せる魅力的なポイントだと思います。
これほどの端末を他社ハイエンド端末の半額程度で購入出来るのは非常にありがたいです。コストパフォーマンスという点においては最高の製品の1つと言えるでしょう。次回はソフトウェア、ベンチマークなどをレビューします。
参考情報
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