ZTE Blade V6の設定とベンチマーク-素のAndroidに近く好感は持てるが物足りない?
スマセレクトの企画で端末代一括0円で購入したZTE Blade V6について、この1週間ほど使ってみましたので、そのレビューをしていきたいと思います。
まず今回はZTE Blade V6の設定や画面、そしてベンチマーク結果をチェックしていきます。
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ホーム画面
ホーム画面は2画面で、インストールされたすべてのアプリが表示されています。いわゆるドロワーはありません。iPhone型ですね。
こういったタイプのホームアプリを使う端末は時々ありますが、正直使いにくいです。
慣れなどもあるのかもしれませんが、やはり使わないアプリは見えないところに隠したいですし、ドロワーにもホーム画面にも、どちらも置ける方が自由度があって好きです。
プリインストールされているアプリについては、FacebookとInstagramが「余計なアプリ」でしょうか。それ以外は基本的なものばかりで、アイコンも統一されたかわいいデザインのものとなっています。
通知領域は標準的
通知領域は素のAndroidの、ほぼそのままです。
設定スイッチについては多少増えています。ただしここの表示は自分で選ぶなどはできません。ちょっと残念ですね。
ストレージと空きメモリ
ストレージは16GBで、購入直後は9.63GBの空きがあります。メインで使用するとなると、大丈夫だとは思うけどちょっと心もとない、というくらいでしょうか。
設定画面
設定画面の見た目もNexusなどと同じ素のAndroidのように見えます。ただ項目をよく見てみるといくつかの独自要素もあるようです。
APN設定
格安SIMでの利用を想定されているSIMフリー端末なだけあって、プリセットされているAPNは豊富です。ただb-mobileなど、他の端末にはよく入っているものが無かったりで少し足りない気もしますね。
今回は一緒に契約したU-mobileのSIMを使ったので、選ぶだけでOKでした。
ハードキーの順番が変えられる
ZTE Blade V6のナビゲーションバーはハードに備えられたタッチ式です。これは端末上では・◯・となっており、どちらが戻るボタンなのかわかりません。ですがこれはシステム設定で自分で順番を変えられることができるからなんです。
Android標準では戻るボタンは左ですが。Galaxyや中華端末のように右側に持ってくることもできます。自分の使い方に合わせて設定しましょう。
MiraVisionで見え方を調整
設定のディスプレイ→MiraVisionではディスプレイの表示を調整できます。
ピクチャーモードでは「標準」「鮮やか」「ユーザーモード」の3つが用意されています。微妙な差ではあるのですが、たしかに変わります。上の画像は左が標準、右が鮮やか。違いが分かるでしょうか…。
ユーザーモードではこれらを細かく自分で調整することができます。色温度の他、コントラスト、彩度、シャープネスなどを変更できます。
アプリの権限を個別に設定
セキュリティの項目では、端末起動時に自動で起動するアプリの許可や、アプリの権限についての個別設定ができます。
アプリの権限については。権限ごとにどんなアプリがあるのか見たり、アプリごとに何の権限が与えられているか表示し、それらを個別に許可不許可できます。
スケジュールで電源ON/OFF
寝ている間は電源をオフにする。学校にいる時間は電源をオフにして、放課後の時間にオンにする。こういった設定もできます。
この「アプリごとの権限設定」や「スケジュールに沿って電源ON/OFF」と言った機能はこうした格安な端末にはよく入っている機能ですね。なにか共通のものを使っているのでしょうか。
ベンチマーク結果
AnTuTu Benchmarkのベンチマーク結果です。
v5.7.1では27664点、v6.0では30379点となっています。Acer Liquid Z530が26886、MIYABIが26485、Desire 626が23287でしたから、これらの中では若干ですが上にあります。
まとめ
ZTE Blade V6はホームアプリ以外の面では素のAndroidに非常に近い姿をしています。まぁ格安スマホだとそういうものも多いのですが、変なカスタマイズがされていないのは好感が持てます。
ただ独自の機能での良い所はもう少し加えても良かったのでは?とも思えます。ナビゲーションバーは順番を入れ替えるだけですが、これを例えばアプリ履歴とメニューボタンで選べるようにするなど、もう一工夫欲しいところです。
通知領域のボタンも人によって使うもの使わないものの差がけっこうあるところだと思うので、Liquid Z530のようにカスタマイズできると嬉しかったですね。
最近購入した格安スマホの中では、最も外側の質感が良く、中身についてはカスタマイズが少ない印象です。できるだけ素に近いベーシックなものが欲しい人にはいいものだと思います。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。