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素材画像が小さい時はwaifu2xで画像を拡大すると便利!

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二次元画像を綺麗に拡大出来ると話題のWebサービス「waifu2x」を試してみました。これが想像以上のクオリティーで驚きました!

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waifu2xとは

waifu2xは、人工知能を使った技術だそうです。
画像を渡すと、それを「縮小された画像」として認識し、「縮小される前の画像」を予測して補完して、画像として出力します。どこかの映画で監視カメラの荒い画像を拡大したらくっきり鮮明になる、なんていうものがありましたが、あれはこの技術を使ってたんですねー。

詳しくは上のリンクから解説ページに飛んでください。
とりあえず、「小さな画像をくっきりとした大きい画像にしてくれる」ものだと思えばOKです。

何に使う?

使い道はまぁいろいろあるとは思うのですが、我々ホーム画面クリエイターとしては、素材として使いたい画像が小さい時に役に立つのではないでしょうか。

例えば、艦これのホームを作りたいときに、ゲームから画像を抽出する方法を以前書きました。
艦これホーム:素材集め編 | orefolder.net

でも、これで抽出できる艦娘の画像って、横360ピクセル縦511ピクセルくらいのものです。これをそのままフルHDの端末で等倍表示すると…

ちょこーん…。

これをGlaejaで2倍の大きさで表示すると…

うん、これでいいですね。画像の粗さなんて、特に気にならないですね。
…だと終わってしまうので、ちょっと拡大してみてみます。

Glaejaで2倍表示したものを等倍でPC上に表示するとこんなかんじです。なんだかぼやけていますね。(スマホだとよくわからないかもしれませんが…。)これをくっきりした画像にしたい!ということでwaifu2xが活躍します!

waifu2xを使ってみよう

元画像を160×160ピクセルで切り抜きました。

Photoshopで2倍(360×360)に拡大しました。ぼやけていますね。

これをwaifu2xで拡大します。詳しいやり方については、@tokumewiさんが解説してくれていますのでそちらをどうぞ。
人工知能を使って小さな画像を綺麗に拡大するWebサービス「waifu2x」 | Creator Clip

waifu2xで拡大したものがこれです。

どーん。これは、確かにくっきりしていますね。すごい、並べてみましょう。

ただ、ですね…これどうやらpng画像の透過には対応してないっぽいですね。透過部分が白になって表示されます。
このままではホーム画面には使いにくいです。

もっと拡大しちゃえよ

というわけで、waifu2xで拡大したものをさらにwaifu2xに読み込ませてみました。大きいです。ただし、元画像に比べるとなんだか「のっぺり」してきた気もします。

ここまで大きくなると切り抜きも簡単になってきます。がんばってPhotoshopなりで切り抜きましょう。

左が透過されていない、waifu2xを1回だけのもの。右がwaifu2xを2回やって大きくしたものを切り抜き加工して50%縮小(waifu2xの1回と同じ大きさ)にしたものです。違いがわかりますか?(そもそも白背景じゃ透過してるかどうかもわからないだろ、というツッコミはアリです。)

これでホーム画面に表示しても、等倍でくっきりしたままです。やったね!(切り抜きの精度によって、むしろそれが目立ってしまうこともありますが…。)

ホーム画面を作るときに、壁紙やその他の画像が小さくて使いにくいと思ったら、waifu2xで大きくしてみるといいかもしれません。もちろん、自分に著作権のない画像を拡大した場合などは個人での使用に留めてくださいね。それを配布したりBuzzHomeでホームパックとして公開すると厄介なことになるかもしれません。

写真はどうなの?

写真でやってみましょう。
今回拡大する画像はそこら辺にあった適当な画像です。わかりやすくするために、まずはPhotoshopで2分の1にしてみます。

鹿さんかわいいですね。
これをwaifu2xで拡大(元画像と同じ大きさに)してみます。

う、うーん…。なんか固くなった気が…。

繰り返したらどうなる?


等倍表示


等倍表示

う、うーん…。最初の頃の柔らかさ、気持ちよさそうな毛並みの印象がなくなっていきますね。絵画調になっていきます。

元画像と同じ大きさにしてみましたが…。

画像の半分ずつで比べてみましょう。うーん…。

waifu2xは、写真については苦手なようですね。でもこれを利用して写真をイラストっぽくする、という効果を狙ってやるのはアリかもしれません。

まとめ

写真に関してはちょっとアレですが、イラスト系では威力がすごいですね。スマホの画面で見ると、元画像が多少ボケていてもあまり気にならないかもしれませんが、そういうところでもこだわりたい人や、それでもボケてしまう画像などにはぜひとも使いたい技術ですね。

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