ミニPCを多く取り扱うACEMAGICより「ACEMAGIC M5」を提供していただきました。
ACEMAGIC M5は、Core i7-14650HXにRAM32GB/SSD1TBを搭載したミニPCです。USB Type-Aを前面に2つ、背面に4つ搭載しており、マウスやキーボードなど多くの周辺機器を接続するのに向いている他、CPU性能が高速であり一般的なPC用途であればかなりスムーズにこなせる点が魅力なPCです。
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ACEMAGIC M5のスペック
| OS | Windows 11 Pro |
|---|---|
| CPU | Core i7-14650HX (16コア/24スレッド) |
| グラフィック | Intel UHD Graphics |
| メモリ | 32GB(16GB×2) DDR4 3200MHz SO-DIMM(最大64GB) |
| ストレージ | 1TB M.2 2280 PCIe 4.0 SSD(最大4TB) |
| サイズ | 128 × 128 × 41.3mm(実測値) |
| 前面ポート | 1× USB Type-C (USB 3.2 Gen2)2x USB Type A(USB3.2 Gen2)1x 3.5mm ステレオヘッドセットジャック |
| 背面ポート | 4 x USB Type-A(USB 3.2 Gen1)1 x RJ45(1000Mbps)1 x HDMI 2.01 xDP1.41 x DC-in |
| ネットワーク(有線) | 1000MbsイーサネットLAN |
| ネットワーク(無線) | Wi-Fi 6E(802.11ax) |
| その他 | Bluetooth 5.2, M.2 2280 NVME SSDスロット(空き1) |
開封・付属品
製品箱は、黒と白を基調とし、製品イメージが描かれたデザインになっています。
内容物は、ACEMAGIC M5本体、電源ユニットとケーブル、HDMIケーブル、VESAマウント用の器具、説明書類となっています。
本体の電源は外部ユニットから供給するタイプであり、120Wの電源ユニットが付属しています。そこそこ重量があるので、デスク裏ではケーブルトレイに載せたり、机の上においたり、電源ユニットの置き場所を考える必要があります。
外観
デザインや質感
外観は水色っぽいシルバー色で、天板にACEMAGICのロゴがあります。個人的には、ACEMAGICというとACEMAGIC S3Aのような変わったデザインの印象がありましたが、この製品は一般的なミニPCのデザインです。筐体はプラスチック製ですが、メタリックな感じもあるので、遠目に見たときのチープさは少ない印象です。
ポート類
前面にはUSB 3.2 Gen2に対応したUSB Type-C端子、USB-Aが2つ、3.5mmイヤホンジャック、電源ボタンがあります。USB Type-Cからの映像出力にも対応しています。
左側面と右側面は、冷却用に開口部が大きく取られています。
背面には4つのUSB Type-Aと、LANポート、HDMI, DisplayPortがあります。USB Type-Aが4ポートあるので、マウスやキーボードWebカメラなどを接続しても、余裕があります。
一方で、背面にはUSB Type-C端子がないのは残念なところ。3画面同時出力に対応していますが、それをする場合には前面のポートを利用する必要があります。せっかく映像出力に対応したものを用意するのであれば、背面にも一つ欲しかったところです。
なお、背面のLANポートについている黄色シールは、初期設定時にLAN(有線/無線)に接続しないでくださいといった注意書きです。更新等で時間が掛かるためとしています。実際、Wi-Fi接続なしでも、初期設定を進めることができました。
拡張性:メモリやSSDについて
背面のゴム足4つあり、ゴム足の下にはネジが隠されています。本モデルは、最大64GBまでのRAMのアップグレードと、M.2 2280のSSDの空きスロットがあります。
パフォーマンス
Windows 11 Pro搭載
ACEMAGIC M5は、Windows 11 Proを搭載しています。ライセンスは、OEM版(OEM_DM channel)となっていました。
これはミニPCあるあるですが、初期設定時、日本語キーボードの配列が英語配列として認識されるので、メールアドレスやパスワード入力の際には注意が必要です。初期設定が完了後、日本語配列に変更することで、正しく認識されるようになります。
ベンチマーク
| Geekbench 6 | CPU シングル | 2664 |
|---|---|---|
| CPU マルチ | 11503 | |
| GPU OpenCL | 4241 | |
| GPU Vulkan | 4795 | |
| 3DMARK | Steel Nomad Light | 312 |
| Cinebench | R23 マルチ | 14586 |
| R23 シングル | 1943 | |
| 2024 マルチ | 819 | |
| 2024 シングル | 118 | |
| 2026 マルチ | 3592 | 2026 シングルコア | 616 |
| 2026 シングルスレッド | 468 | |
| ファイナルファンタジーXIV ベンチマーク |
1920×1080 最高品質 (ウィンドウ) |
915 動作困難 |
| 1920×1080 高品質 (ノートPC/ウィンドウ) |
2160 設定変更を推奨 |
|
| 1920×1080 標準品質 (ノートPC/ウィンドウ) |
2235 設定変更を推奨 |
|
| ドラゴンクエストX ベンチマーク |
1920×1080 最高品質 ウィンドウ |
3711 普通 |
| 1920×1080 標準品質 ウィンドウ |
3835 普通 |
|
| 1920×1080 低品質 ウィンドウ |
4678 普通 |
ベンチマークのスコアについてですが、CPU性能については比較的高く、Core i9-13900Hと比べても、GeekbenchやCinebench R23等で同等かそれ以上のスコアを叩きだしています。
一方、GPU性能はそこまで高くなく、Core i9-13900H比でダブルスコア以上の差を付けられています。これは、Intel Arc graphicsやIris Xe Graphicsではなく、Intel UHD Graphicsを採用していることが大きく影響していると思われます。正直なところ、ゲームや動画編集を本格的に行うには厳しい性能です。
ちなみに、SSDはPCIe 4.0×4に対応したものが搭載されており、CrystalDiskMarkの結果はかなり高速でした。
発熱と動作音
発熱に関しては、Core i7-14650HXというハイスペックなCPUを搭載している割には、控えめな印象を受けました。上記の画像は、CPU全スレッドに最大負荷をかけて20分動作したときの温度です。一部コアが80度台になっていますが、多くのコアが70度程度に収まっていました。また筐体を触っても、触れないほど熱くはなっていませんでした。
動作音については、低負荷時は非常に静かな一方で、高負荷時はサーッというファン音がしっかりと聞こえてきます。隣の部屋まで聞こえたり、作業の集中を切らすほどの大きなノイズ音ではありません。イヤホンや耳栓等で十分に防げる程度ではありますし、筆者はエアコンのノイズとそれほど変わらない印象を受けました。
実際に使用してみて
本体がコンパクトなので、デスクに配置してみると非常にスッキリとした印象を受けました。VESAマウント対応プレートを使えば、モニター裏に設置できるので、デスク上に何も置かない運用も可能です。
今回の記事の執筆や画像編集、タブをたくさん開いてのブラウジング、Microsoft Officeを使った仕事、プログラミング等を行いましたが、メインのデスクトップPC(Ryzen 7 7700/32GB)と変わらないぐらいストレスなく実行することができました。基本的にはCPU性能が高いので、一般的なPC用途であれば、ストレスなくこなすことができると思います。
ACEMAGIC M5の良かったところ・悪かったところ
- コンパクトで高いCPU性能
- トリプルモニター接続可能
- USB Type-Cが前面一つのみ
- グラフィック性能が低い
- 電源内蔵ではない
ACEMAGIC M5は、Core i7-14650HX・RAM32GB・SSD1TBというスペックで、一般的なPC用途であれば非常に快適に使えると思います。特にCPU性能が高く、RAMにも余裕があるため、ノートPC向けの省電力CPUを搭載したミニPCよりも、アプリの起動や切り替えといったシーンでストレスなく利用することができました。
ACEMAGIC M5は、Amazonにて115,900円(2026年3月12日時点)で販売されています。現在は、RAMやSSDの価格が高騰しており、RAM32GB/1TBのパーツを揃えるだけでも、そこそこの価格になることを考えると価格設定も悪くありません。USB Type-Cが前面一つだったり、グラフィック性能が低いという欠点もありますが、格安ミニPCとハイスペックミニPCの中間くらいの選択肢であり、スピーディに事務作業をしたい人にはおすすめです。
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