ACEMAGIC LX15 Pro レビュー:コストと性能がちょうどいい!メモリ高騰時代にピッタリな良コスパノートPC!

ACEMAGICさんから、ノートPC「LX15 Pro」を頂きました。LX15 Proは当サイトでも以前レビューしていますが、今回のLX15 ProはCPUがRyzen 5 7430UではなくRyzen 7 7730Uを搭載したモデルです。

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ACEMAGIC LX15 Pro(Ryzen 7 7730Uモデル)のスペック

OS Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen 7 7730U(8コア16スレッド)
GPU(CPU内蔵) Radeon Graphics(8CU)
RAM DDR4-2666 SO-DIMM 16 GB(64GB Max)
ストレージ M.2 SSD 512GB(2280、PCIe3.0)
インターフェイス HDMI 1.4 × 1
USB Type-C(8K@60Hz、20Gbps対応、USB PD対応)× 1
USB 3.0 × 3
3.5 mm オーディオミニプラグ × 1
microSDカードスロット × 1
通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
電源 ACアダプタ 19V⎓3.24A
バッテリー 11.4V/4800mAh 54.72Wh
サイズ 約 357.4 × 235.3 × 17.9 mm

本体

内容物一覧です。ACEMAGIC LX15 Pro本体、ACアダプター、ユーザーマニュアル、キーボードカバーが入っていました。

このキーボードカバーは、英字配列が印字されている本製品のキーボードを、日本語配列のように使えるよう、日本語配列の場合の表記のキーが書かれているカバーです。後述しますが、このカバーを使っても、いわゆるJIS配列と一部異なる配列になります。

ACアダプターにはもちろんPSEマークもあります。

インターフェイス

インターフェイスは、画面に向かって左側は次のポートがあります。

  • DC入力端子
  • USB PD対応のUSB Type-Cポート × 1
  • HDMI 1.4 × 1
  • USB 3.0のUSB Standard-Aポート × 2
  • 3.5mm のオーディオミニプラグ × 1

画面に向かって右側は次のポートがあります。

  • microSDカードスロット × 1
  • USB 3.0のUSB Standard-Aポート × 2
  • 3.5 mm のオーディオジャック

外観

ACEMAGIC LX15 Proはシンプルなノートパソコンといったいでたちで、飾り気のないスッキリとしたデザインです。

付属のキーボードカバーを付けないデフォルトの状態だと、キーボードはこんな感じです。カナ印字などが無いので、かな入力ではなくローマ字入力する方ならこちらのほうがスッキリして良いかもしれません。


1MPのカメラには、カメラシャッターも付いていて、物理的にカメラを遮断できます。

パフォーマンス

このLX15 Proに搭載されているRyzen 7 7730Uは、Zen 3アーキテクチャでGPUはRadeon Graphicsです。モデルナンバーなどが無いただのRadeon Graphicsで、コア数は8と少ないため性能が気になるところですね。具体的な性能を知るために定番のベンチマークを行いました。結果は以下の通りです。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23のスコアはマルチコアが6951、シングルコアが1178でした。私がメインで使っていた自作PCのCPU(Ryzen 5 3600、6コア12スレッド、Zen 2)がマルチコアで7585、シングルで1143というスコアなので、シングルコアでは同等、マルチコアでは少し低いスコアとなっています。

CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2024は、マルチコアが400pts、シングルコアが79ptsとなりました。

CINEBENCH 2026

最近リリースされたCINEBENCH 2026は、マルチスレッドが1455pts、シングルコアが417pts、シングルスレッドが314ptsでした。

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストXのベンチマークは、フルHDの標準品質、フルスクリーンで4944のスコアで、「普通」の評価でした。今となっては結構軽めの部類のゲームで、いつもは最高品質でベンチマークを行っているのですが、本機には厳しかったため標準品質でベンチマークを実施しました。軽めのゲームにもかかわらずこのスコアだと、ゲームはかなり厳しそうです。全く遊べないことはないでしょうが…

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマークは、フルHDのノートPC向け標準品質、フルスクリーンモードで計測しました。その結果、スコアは2091で、「設定変更を推奨」の評価でした。このゲームはCPU内蔵グラフィックスには重いゲームですが、結構設定を落としてなおこのスコアなので、まず遊ぶのは無理そうですね…。やはりグラフィック性能は期待できなさそうです。

ストレージ

標準搭載のSSDの速度を計測してみました。今回はSSDのベンチマークが目的ではないので、CrystalDiskMarkで一回だけ測定しています。

結果はシーケンシャルリードが3606 MB/s、シーケンシャルライトが2877 MB/sなどとなりました。爆速というほどではないですが、必要十分な速度は出ています。

ちなみにSSDは謎のメーカー製でした。

実際に使ってみて

OS

OSはWindows 11のPro版がインストールされています。機能制限がなく快適そのものです。
一部のミニPCではOSのライセンスがボリュームライセンスになっている場合があると言われるので、念の為Windowsのライセンスを「slmgr /dli」コマンドで確認してみました。結果は上記画像の通りで、しっかりリテールライセンスで問題ありませんでした。

初回セットアップ時、インターネットに接続しなければMicrosoftアカウントでのログインを求められませんでした。セットアップ時にインターネットに接続しないように注意するシールが貼られているのは、セットアップ時の問い合わせが多いからなのでしょうかね…?

動作音

動作音は比較的静かでした。アイドル動作時はほぼ無音で、静かな室内で耳をすませたら聞こえる程度です。高負荷時は結構音がしますが、一般的なノートPCと同程度だと思います。

キーボード

タイピングゲームをしているところを撮ってみました。キーボードは、比較的廉価なノートPCによくある感じの、音が詰まってない感じのキーボードです。私は普段ThinkPad X1 Carbon Gen 10を使っているのですが、そういったハイエンドモデルと比較すると、ちょっと安っぽく感じます。ただ、キーボードにこだわりが無ければ特に文句はないと思います。

それよりも重要なのは配列です。付属のキーボードカバーを被せるとこのようになるのですが、これはJIS配列の配列と微妙に異なります。

こちらがJIS配列のキーボードです。Enterキー、Backspaceキーのサイズや位置が違うのもそうですが、かなで「ろ」と書かれているキーが、US配列には存在しません。本機のキーボードを日本語配列として認識させると、一段下にズレた位置にこのキーが配置されるのですが、このキーは「\」(バックスラッシュ)を打つために私が結構頻繁に使うキーでした(レポートや論文などの作成に使うLaTeXではバックスラッシュが頻出する)。本機で卒業論文を書いたりもしたのですが、思った以上にこのズレが気になってしまいました。

また、本機は右側にテンキーが配置されています。このおかげで、電源ボタンがキーボード上に存在することはあまり問題に感じませんでした。しかし、テンキーの領域を確保するために右Shiftキーの長さが短くなっているのはちょっと使いづらかったです。アルファベットの頭文字だけ大文字にするとかで結構Shiftはよく使うのですよね…

発熱

発熱は比較的低く抑えられていました。私のメイン機であるThinkPad X1 Carbon Gen 10は、大した処理でなくとも発熱し、サーマルスロットリングがかかってろくにその性能を発揮できないのですが、本機は重い処理をしても、その処理が済めば割とすぐに動作が軽くなるので、その点は良かったです。…私のメイン機の世代が異常なのだとは思いますが…

バッテリー持ち

Wi-Fi環境で何も気にせずに使ってみたところ、体感3~5時間は持ちそうな感じでした。特に省電力というわけでもないですが、重い処理をさせなければ実用的な持続時間で使えそうです。

その他

重量ですが、結構重いです。実測値で1.6kg程度はあり、持ってみても結構ずっしり来ます。15.6インチクラスのノートPCはどれも重めではあるのですが、本機も例に漏れず持ち運びには向いていません。

ACアダプタが付属するので、USB PDには非対応なのかと思いきやしっかり対応しています。USB PDに対応しているのとしていないのとでは使い勝手が全く違いますから、これは嬉しいポイントです。

まとめ

LX15 Pro(Ryzen 7 7730U搭載モデル)は、値引き無しで8.5万円ほどで買える価格でありながら、必要十分な性能を持っています。グラフィックはAMDらしからぬ性能の低さですが、それ以外はノートPCとしては十分な性能。メモリも16GB、SSDも512GBと実用的なノートPCの基準をしっかり満たしており、さらにUSB PDで電源供給も可能と、欲しい装備は一通り揃っています。

このメモリ・SSD高騰の時代、家族共用のPCなど、最高の性能を必要としないユースケースに向いた、バランスがちょうどいいノートPCです。

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でじぃ
病気療養中のガジェットオタク。基本はTwitterにいます。私の執筆した記事は私個人の意見です。ご依頼などあれば、ご連絡はTwitterのDM(これが一番早いと思います)か、digitalkcct@gmailどっとこむ(どっとこむ→.com)まで宜しくお願いします。
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