OPPOのハイエンドスマートフォン「OPPO Find X9」をレビュー用にお借りしました。
OPPO Find X9は名門カメラメーカーHasselbladとの共同開発による高性能カメラシステムを搭載するほか、7,025mAh大容量バッテリーやMediaTek Dimensity 9500を搭載、そして待望のおサイフケータイにも対応します。
約1年前にレビューした前モデルFind X8も撮るのが楽しくなるカメラを搭載していましたが、Find X9も同じような楽しさを感じることができました。また、バッテリー持ちの優秀さも驚くほどでした。
今回の試用期間は約10日間ほどで、その間に使ってみて感じた良かったところ、イマイチなところなどをレビューします。
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概要とスペック
OPPO Find X9はOPPOのハイエンドスマートフォン「Find X」シリーズの2025年最新機種です。スウェーデンの名門カメラメーカーHasselbladとの共同開発による高性能カメラシステムを引き続き搭載し、マルチスペクトルカメラの採用で、リアルを極めた自然な色再現を可能にします。
SoCにはMediaTek Dimensity 9500を搭載し、16GBのRAMと512GBのストレージを搭載。バッテリーは7,025mAhの大容量で、80W SUPERVOOCの急速充電に対応します。また、おサイフケータイ機能やマイナンバーカード機能にも対応し、日常をよりスマートにサポートします。
カラーはチタニウムグレーとスペースブラックの2色。価格は販路によって異なりますが、OPPO公式オンラインストアでは149,800円です。MVNOのIIJmioでは2026年2月2日まではMNPと同時購入の場合のりかえ価格109,800円で購入できます。
スペック(ここをタップで開閉します)
| OS | ColorOS 16(based on Android 16) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CPU | MediaTek Dimensity 9500 | ||||||||
| RAM | 16GB | ||||||||
| ストレージ | 512GB | ||||||||
| ディスプレイ | 6.6インチ 2,760×1,256 (FHD+) AMOLED 最大リフレッシュレート120Hz |
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| アウトカメラ | [望遠] 約5,000万画素 [広角] 約5,000万画素 [超広角] 約5,000万画素 [マルチスペクトル]約200万画素 |
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| インカメラ | 約3,200万画素 | ||||||||
| バッテリー | 7,025mAh 80W SUPERVOOCフラッシュチャージ / 50W AIRVOOC / 55W PPS |
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| サイズ | 約157 × 74 × 8.0 mm | ||||||||
| 重量 | 約203g | ||||||||
| 生体認証 | 指紋(画面内・超音波式)、顔 | ||||||||
| 防水防塵 | IPX8・X9 / IP6X | ||||||||
| SIM | SIM1(nanoSIM)+SIM2(nanoSIM / eSIM) | ||||||||
| 対応バンド |
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| その他 | ステレオスピーカー、おサイフケータイ |
外観
OPPO Find X9のディスプレイは6.6インチで、前面カメラは中央上端にパンチホールであります。ベゼルが4辺すべて約1.15mmの極細ベゼルで、横幅は74mmに収められています。
背面はガラスで、今回お借りしたスペースブラックはマットでサラサラした質感になっています。指紋もつきにくいですね。
カメラがFind X8では円形で中央に位置していたのが。四角形で左上に変更されました。これにより持ったときに指がレンズに当たりにくくなりました。
背面カメラがこの位置にあると、机の上に置いたときにガタガタしないか心配になります。実際に使ってみると、左辺中央と上辺中央を結んだ線から左上の部分をタップすると多少ガタガタしますが、思ったよりは安定しています。個人的には許容範囲ですね。カメラバンプが大きく、背面の半分を超えているおかげでもありそうです。
カメラバンプは周囲の光を柔らかく反射して光って見える加工がなされています。これはOPPO Reno13 AやReno14 5Gと同じで、2025年のOPPOデザインの特徴ですね。あくまで光を反射してるだけなので、普段からキラキラ目立つわけではありません。
右側面に音量ボタンと電源ボタン。側面はフラットです。
USBポートとSIMスロットは下側面にあります。
左側面にはSnap Keyという、長押しでいくつかの機能を呼び出せる物理スイッチがあります。
SIMトレイは表裏で2枚装着できるタイプです。(SIM2はeSIMと排他仕様)
実際に持った感触と取り回し
実際に持ってみると、さすがに200g超えの重量は感じますが、横幅74mmで意外と持ちやすく感じます。持ち方は人によりますが、私の場合は人指し指がちょうどカメラバンプの右下角に触れるくらいで、ちょうどいい引っ掛かりになるとともにレンズを触ることもない、とても良い状態です。
片手持ち片手操作はできなくはありませんが、ちゃんと親指が届くのは画面右中央周辺のみです。画面下部にも届くには届くのですが、端末を落としてしまわないか若干怖いです。
パフォーマンス
ベンチマーク
ベンチマークアプリで確認しました。
各種ベンチマークの結果は、AnTuTu Benchmarkのv11.0.8が3,469,233点、v10.5.0が2,827,371点、Geekbench 6のCPUがシングルで3,041点、マルチで9,207点、3DmarkはWild Life Extremeで7,227点、PCMarkのWork 3.0 performanceは13,409点でした。
似た点数のほかの端末と比べると以下の通り。
| SoC | Antutu | Geekbench | 3DMark | PCMark | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| RAM | Single | Multi | ||||
| ROG Phone 9 (Xモード) | SD 8 Elite 12GB |
2857290 | 3012 | 9585 | 5642 | 27597 |
| OPPO Find X9 | Dimensity 9500 16GB |
2827371 | 3041 | 9207 | 7227 | 13409 |
| REDMAGIC 10 Pro | SD 8 Elite 12GB |
2721610 | 3172 | 10036 | 6952 | 24120 |
| OPPO Find X8 | Dimensity 9400 16GB |
2349249 | 2796 | 8475 | 6465 | 13823 |
- AntutuはCPU、GPU、メモリ、ストレージの性能、GeekbenchはCPU性能、3DMarkはグラフィック性能、PCMarkはWeb閲覧など基本的な作業に関する性能を測るベンチマークアプリです。
さすがにハイエンドモデルですね。素晴らしい数値ですし、ちゃんと前モデルをすべて上回っています。当サイトでハイエンドスマホのレビューがあまりないので他に比べてというのは難しいのですが、ちゃんと期待通りの値が出ています。
操作感と発熱
このスペックでは当たり前ではあるのですが、めちゃくちゃキビキビ動きます。重量級の3Dゲームなどはやらないので、そこでの操作感はわからないのですが、それ以外では不満が出るところはありません。
ベンチマーク測定を実行中など、高負荷状態では本体も熱くなります。とはいえ持てないほどではありません。この冬の時期なら温かくて嬉しいくらいですね。
ディスプレイ
OPPO Find X9のディスプレイは6.66インチのAMOLEDで解像度は2760×1256のフルHD+です。画面占有率は95.4%、ベゼルは約1.15mmの極細で4辺揃っているので見た目もいいですね。最大輝度1,800nitで、外でもちゃんと鮮明に見えます。
画面解像度はデフォルトでは2374×1080になっています。スペック表に書かれている2760×1256は設定から変更する必要があります。リフレッシュレートについては最初から自動選択となっており、バッテリーを節約したいときは60Hzに変更するといいでしょう。とはいっても、120Hz固定にしていてもバッテリーはかなり持ちます。
発色も良く見やすいですが、自分で調整できる「画面色モード」や夜間に見やすくする「アイケア」、周りの明るさに応じて色温度をちょ制する「アダプティブトーン」といった機能もあります。
カメラ
OPPO Find X9は、それぞれ50MPの広角・超広角・望遠の3眼に加え、マルチスペクトルカメラを搭載します。9つのスペクトルチャンネルを持ち、画像を48分割して色温度を検知し、ゾーンごとに最適な補正を行うことでリアルな色を再現します。
UIと設定
カメラのUIは特に変なところもなく標準的。0.6x, 1x, 2x, 3, 6xをワンタップで切り替えられます。下部のタブでモードを変更でき、標準的な「写真」「動画」以外の「マスター」「ポートレート」「HASSELBLAD高解像度」のほかに「その他」として「夜景」「パノラマ」「タイムラプス」「アウト/イン同時」などがあり、自分で入れ替えが可能です。
設定では「写し込み」として一般的な透かしのほかに、焦点距離や絞り、シャッター速度、ISO感度が埋め込まれたものなど多くの種類の透かしを選べます。
なお、透かしはプリインストールされている『写真』の編集で、後から変更したり付け外しが可能です。
実際の写真例
実際に撮影してみると、プレビューの時点で良さげな写真になることがわかるほどで、撮ってて楽しいです。自分の写真の腕が上がったのかと勘違いします。
機能としては使い込めていないのですが、いくつか撮影した写真を掲載します。基本的にオートであまり考えずに撮っているものばかりなので、「普通の人が普通に撮ったらこんな感じ」と思ってください。(掲載用に縮小しています。)
中央部分を切り出しました。こうして拡大してみると、毛の質感や瞳の反射などとても良いですね。
こちらはフロントカメラで撮影。しっかり背景ボケてくれてます。
x6望遠で撮影。夜の撮影は実物以上に雰囲気出る気がします。
撮った写真をまとめてGoogleフォトにアップしてあるので、興味ある方はどうぞ。
バッテリー
OPPO Find X9のバッテリーは7,025mAhの大容量です。
輝度を100-105ルクスに調整し、『PCMark』のバッテリーテストを行ったところ、100%→20%まで25時間24分でした。これは画面解像度2374×1080(標準)でリフレッシュレートを120Hzに固定した値です。リフレッシュレート60Hzにすればもっともつと思われます。
これまでの他のスマホと比べると、10時間を超えると「だいたい普通」くらい、12時間を超えるとバッテリー持ちが良いかな、くらいなので、25時間超えのOPPO Find X9はめちゃくちゃバッテリー持ち良いです。実際に使っていても、他の端末に比べてバッテリーの減りが遅いと感じます。
充電面では80W SUPERVOOCフラッシュチャージ / 55W PPSに対応し、ワイヤレス充電は50W AIRVOOCに対応します。SUPERVOOCのときに0.1%単位で残量表示されるので充電されていく様子が見えて良いです。
このほか、パフォーマンスと省エネのバランスを選択できたり、バッテリーの充電量を80%や90%に制限する機能、システムに電力が直接供給されるバイパス充電にも対応しています。バイパス充電は◯%までは充電して、それを超えるとバイパス充電開始のように、しきい値を設定できるのが便利です。
なお、これらはシステムのバッテリー設定で可能なので、ゲーム中のみといった制限はありません。
7,025mAhという大容量バッテリーで、実際にバッテリー持ちもかなりよく、さらに充電に関する設定(機能)も充実しています。あまり目立つような機能ではありませんが、日常使いとしてこういった性能・機能があるのはかなりグッドポイントです。
システム
OPPO Find X9はAndroid 16ベースのColorOS 16を搭載します。プリインストールアプリは要らないものもいくつか入っていますが、他社製のアプリは大抵がアンインストールできます。
クイック設定については、通常は通知とコントロールパネル(中画像)が分離したものになります。設定で従来のクイック設定と通知が一画面に収まるタイプ(右画像)にも変更できます。
設定画面。一昔前はOPPOやXiaomiはAndroid標準とずいぶん違って見えましたが、最近ではだんだんと近づいてるような気もしてます。
端末左側面にある「Snap Key」は、長押しで指定した機能を実行できます。マナーモードの切り替えやカメラ起動などいくつかの中から選択する形です。使う人には便利かもしれませんが、正直お借りしてる期間中に使うことはありませんでした。
ほかにもサイドバーやフローティングウィンドウなど様々な便利機能があります。ちょっとおもしろかったのは、乗り物酔いの軽減に役立つという「モーションキュー」の機能です。助手席で調べ物するときにはいいかもしれませんね。
OPPO Find X9の良かったところイマイチなところ
実際に10日間ほどOPPO Find X9を使ってみて感じた良かったところとイマイチなところをまとめます。
- 文句無しのハイエンド性能
- 適当でも様になるカメラ
- バッテリーが大容量かつ持ちがかなり良い
- おサイフケータイ対応
- 価格はそれなりに
- 軽くはない重さ
性能についてはハイエンドクラスとしてしっかりとしたものを持っています。ストレスなく使えるのはやはり良いですね。そして個人的に良かったのはカメラとバッテリーです。
カメラは前作のFind X8のときもそうでしたが、適当に撮っても割とそれっぽいいい感じの写真になってくれるので、撮るのが楽しくなります。こだわればより良くできるかもしれませんが、スマホカメラでは「何も考えずにパッと撮れる」取り回しの良さが重要なので、そこで手軽に良い写真が撮れるのは魅力です。
バッテリーについても驚くくらいの大容量と持ちの良さでした。また、単に良量が大きいだけでなく、バッテリーケア関係の機能も充実しているので劣化を防ぎ長い間使えるというのもポイントです。
このほか、Find X8では対応していなかった「おサイフケータイ」に対応したのも大きいですね。今回はレビュー端末だったので使いませんでしたが、メインスマホにはおサイフケータイないと駄目、という人も多いですからね。
イマイチな点は正直むりやり入れた感あります。通常価格で約15万円。まぁ今のハイエンドならこれくらいは行きます。IIJmioのセールなど、うまく使えば約11万円です。この価格は本当に安い。
まとめ
OPPO Find X9をお借りして10日間ほど使ってみました。
全体的にマイナスポイントがほとんどなく、カメラやバッテリーがかなり優秀なスマホです。性能面も当たり前に良く、大抵の人は満足できるスマートフォンだと感じました。あとは好みの問題くらいですかね。個人的にはもう少し小さく軽量だと嬉しいです。
参考情報
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。




















































