Google Pixel 9a レビュー:「これで十分」がぴったりな普通に使えてPixelの最新機能も使えるミドルレンジモデル
Googleが2025年4月に発売したPixel 9aを購入し、メインスマホとして9ヶ月ほど使ってきました。aシリーズらしく「普段使いならこれで十分」がピッタリなスマホで、大きな不満もないままにズルズルと使い続けていたらレビューしないまま9ヶ月も経っていました。
発売してからすでにだいぶ時間が経っており今更ながらというのもありますが、実際に使ってみて感じたことなどをレビューとしてお送りします。なお「長期間使ってみての詳細な深堀りレビュー」ではありません。
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概要とスペック
Pixel 9aは2025年4月に発売された、Google Pixelシリーズの廉価版になるAシリーズのスマートフォンです。これまでのPixelスマホから背面デザインが大きく変わっており、カラーは■Iris、■Peony、■Porcelain、■Obsidianの4色。私はIrisを購入しました。
SoCはPixel 9と同じGoogle Tensor G4でRAMは8GB、ストレージは128GBと256GBがあります。ディスプレイは6.3インチでバッテリーは5100mAh、背面カメラは48MPのメインと13MPの超広角のデュアルカメラです。
Googleストアのほか、ドコモやUQ mobile、ワイモバイル、楽天モバイルでも取り扱いがあります。Googleストアでの価格は79,900円から。
スペック(ここをタップで開閉します)
| OS | Android 15 |
|---|---|
| CPU | Google Tensor G4 |
| RAM | 8GB |
| ストレージ | 128GB / 256GB |
| 外部メモリ | – |
| ディスプレイ | 6.3インチ 1080×2424 (FHD+) pOLED リフレッシュレート:60-120Hz |
| リアカメラ | 48MP(広角): ƒ/1.7, 82°, 1/2″ image sensor size 13MP(超広角): ƒ/2.2, 120°, 1/3.1″ image sensor size |
| フロントカメラ | 13MP: ƒ/2.2, 96.1° |
| バッテリー | 5100mAh ワイヤレス充電(Qi)対応 有線:最大23W、ワイヤレス:最大7.5W |
| サイズ | 約154.7 × 73.3 × 8.9 mm |
| 重量 | 約185.9g |
| 生体認証 | 指紋、顔 |
| 防水防塵 | IP68 |
| SIM | Nano SIM + eSIM |
| 対応バンド | GSM/EDGE: Quad-band (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS/HSPA+/HSDPA: Bands 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19 LTE: Bands B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 26 / 28 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66 / 75 5G Sub-6: Bands n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 66 / 75 / 77 / 78 / 79 |
| その他 | FeliCa 7年間のOS、セキュリティ、Pixel Dropアップデート |
外観
Pixel 9aの大きさは154.7 x 73.3 x 8.9mmです。大きくもコンパクトでもないサイズ感です。背面は複合素材のマットガラス。いい感じに透明感があって素敵です。今回選んだIrisは、なかなか上品な色だと思います。
ただ、うーん…この背面のカメラ周りのデザインは、今でも残念ポイントだと思っています。未完成の試作品のような印象すらあります。好みの問題かもしれませんがここは以前のままのほうが個人的には好きでした。
サイドはサテン仕上げのメタルフレーム。左側面には何もありません。
上側面にはマイク穴のみ、下側面にスピーカーとUSBポート、SIMスロットがあります。
右側面には電源と音量ボタン。他メーカーと違って電源ボタンが上なのは変わりません。
今回は背面カメラの出っ張りがほとんどないのも特徴です。よーく見ると出てないわけではありませんが、ほとんど気になりません。Pixel 9までのカメラバーがなくなり、出っ張りも左側のみになりましたが、段差がほとんど無いので机の上で操作してもガタガタしません。
画面をつけると、ベゼルが結構太いのがわかります。まぁPixelのAシリーズはいつもこうですよね。実際は使っていると気にならないものです。
実際に持った感触と取り回し
実際に手にとって使ってみると、悪くありません。側面はフラットなものの角は丸みがあるので手に突き刺さることもなく、側面のメタルフレームと背面のマットガラスは触って気持ちいいです。重量は186gで、重くも軽くもない程度です。
個人的にはもう少しコンパクトな方が好きで、Pixel 9aも「手にすっぽり収まる」といったタイプではないので若干大きく感じることがあります。片手持ちで親指が画面の逆側はけっこう辛い(けど届かないわけではない)といったところですね。重量バランスは良く、片手操作で画面下部の端に親指を伸ばしていてもちゃんとバランス取って持っていられます。
大きさも重さも振り切ってないので「普通」といった印象を受けます。大満足ではないけど及第点以上。まぁそこがAシリーズらしさといえばそうですね。気を使うことなく気軽に扱えるような雰囲気を持っています。
パフォーマンス
ベンチマーク
ベンチマークアプリで確認しました。
各種ベンチマークの結果は、AnTuTu Benchmarkのv11.0.8が1,541,748点、v10.5.1が1,251,139点、Geekbench 6のCPUがシングルで1,678点、マルチで3,643点、3DmarkはWild Life Extremeで2,451点、PCMarkのWork 3.0 performanceは15,849点でした。
似た点数のほかの端末と比べると以下の通り。
| SoC | Antutu | Geekbench | 3DMark | PCMark | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| RAM | Single | Multi | ||||
| OPPO Reno14 5G | Dimensity 8350 12GB |
1374004 | 1307 | 4005 | 2796 | 15157 |
| arrows Alpha | Dimensity 8350-Extreme 12GB |
1264853 | 1386 | 4345 | 3094 | 18730 |
| Pixel 9a | Google Tensor G4 8GB |
1251139 | 1678 | 3643 | 2451 | 15849 |
| Pixel 8 | Google Tensor G3 8GB |
1118651 | 1615 | 3785 | 2453 | 12011 |
| Pixel 8a | Google Tensor G3 8GB |
1075191 | 1435 | 3363 | 2321 | 9869 |
- AntutuはCPU、GPU、メモリ、ストレージの性能、GeekbenchはCPU性能、3DMarkはグラフィック性能、PCMarkはWeb閲覧など基本的な作業に関する性能を測るベンチマークアプリです。
ミドルレンジモデルとして、なかなか良い値がでています。2,3年前のハイエンドモデルと変わらないくらいでしょうか。
操作感と発熱
実際に使ってみると、ハイエンドモデルのような明らかなキビキビ感こそありませんが、普通にスイスイ操作できます。ここまで9ヶ月使っていて、スペック不足で動作が遅いと思ったことはほぼありません。重量級の3Dゲームなどはやらないので、そこでの操作感はわからないのですが。
ただ、ゲーム中などある程度高負荷になると本体も熱くなります。最近は冬なので気にならないのですが、夏場は(他の端末に比べても)熱くなりやすかったです。持てないほど熱くなるわけではありませんが、多少は心配になってしまいますね。
カメラ
Pixel 9aのカメラは48MPのメインと13MPの超広角のデュアルカメラです。
UIと設定
カメラのUIは標準的で、0.5x, 1x, 2xをワンタップで切り替えられ、下部のタブでモードを変更できます。標準的な「写真」のほか「長時間露光」「一緒に写る」「ポートレート」「夜景モード」「パノラマ」があります。
最近よくある「透かし」はありませんが、天体写真やウルトラHDRでの撮影も可能で、RAWでも保存できます。
実際の写真例
いくつか撮影した写真を掲載します。基本的にオートであまり考えずに撮っているものばかりなので、「普通の人が普通に撮ったらこんな感じ」と思ってください。(掲載用に縮小しています。)
初日の出。
三保の松原。
夜景。
これはフロントカメラで撮ったもの。
Ultra HDRの撮影にも対応しています。左画像はUltra HDRを消したもの、右がUltra HDRのままの画像です。(Chromeなどの対応ブラウザで見る必要があります。)
…
全体的な感想としては、普通にきれいな写真は撮れて、数十枚に1枚くらいは「お、これはよく撮れた」と思えるのが撮れる感覚です。狙ってこだわって撮ればその頻度も上がりますが。
何も考えずにとっても「作品」にしてくれるカメラではありませんが、日常的にきれいに撮れて、たまにいい感じになってくれるカメラです。
なお、撮った写真をまとめてGoogleフォトにアップしてあるので、興味ある方はどうぞ。
バッテリー
Pixel 9aのバッテリーは5,100mAhです。ワイヤレス充電(Qi)にも対応し、有線の場合は最大23Wで充電できます。
今回はバッテリーテストしていないのであくまで体感ですが、バッテリーの持ちはまぁ悪くもないかな、暗いです。ただ9ヶ月使い続けて、少し劣化してきたのか(バッテリー容量は97%)減りが早くなってきた気がします。
そこまでヘヴィーに使ってるつもりもないのですが寝る前にはだいたい20%を切ってます。日帰りのお出かけでもモバイルバッテリーは持っていたほうが安心ですね。
バッテリーの保護関係の機能としては、電源から普段取り外す時間に100%になるように調整するアダプティブ充電、バッテリーの充電量を80%に制限する機能があります。
Pixel 9aの良かったところイマイチなところ
実際に9ヶ月ほどPixel 9aをメインで使ってみて感じた良かったところとイマイチなところをまとめます。
- 普通に使う分には問題ない性能
- 最新のAndroid環境
- 通話スクリーニングがやっぱり便利
- おサイフケータイ対応
- 価格が高くなってきた
- 背面カメラのデザインはイマイチ
- バッテリー持ちはそこそこ
性能については、重ためのゲームをするのでもなければこれで十分です。ハイエンドクラスと比べるとたしかに普段の動きでもキビキビさが足りない気がしないでもないですが、そう気になるほどでもありません。細かい動きまで気になる方ならハイエンドクラスを買ったほうがいいのでしょうけど。
重たい3Dゲームをやるのなら性能的に足りないでしょうし、そもそもPixelは向いてないという話もありますね。とはいえ、カジュアルゲームであればもちろん問題ありません。
PixelのAシリーズはいつもそうなのですが「これくらいで十分」が見事にマッチしたスマートフォンです。めっちゃいい!と勧めるものでもありませんが、特に欲するものがなければこれでいいでしょう。なにか「どうしてもコレが欲しい」という機能等あるのなら、それから他を探せばいいです。
Pixelとしての大きな特徴は、やはり最新の早い時期にAndroidが使えることです。メジャーバージョンアップもそうですし、Androidとしての細かい機能もまずはPixelからというのも多いです。ただ最近はAシリーズは未対応だったり後から、というのもありますけど。
そして個人的には通話のスクリーニング機能(AIで応答)が一番です。これで相手が迷惑電話かどうか考えずにとりあえず応対できます。迷惑電話ではなく必要な電話だったときもあって、ちゃんと心の準備をしてから通話に臨めた、ということもありました。
最近は似たような機能もだんだんと他メーカーでも出つつあるようですが、これがPixelから離れられない理由でもあります。
まとめ
Pixel 9aを9ヶ月ほど使ってきました。
単に私の好みと合ってるというのもあるのですが、Aシリーズの「これで十分」感は恐ろしいです。さっさとレビューして次の端末に進むつもりが、ズルズルと9ヶ月もかけてしまいましたからね。普通にこのまま使い続けてもいいのですが、別の端末のレビューもしなければ…。
正直、79,900円という定価で購入するには高いかな、という気もするのですが、各キャリア等で安く買える場合もあるので、特にこだわりもないし普通に使えればいいという人には、施策で安く購入するのもいいんじゃないかな?と思います。
参考情報
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。













