
SOUNDPEATS H3 レビュー:BA×2+12mm DD×1で3基のドライバーを搭載したフラッグシップイヤホン
SOUNDPEATSより、フラッグシップモデルのイヤホン「SOUNDPEATS H3」をレビュー用に提供していただきました。
2基の高性能バランスド・アーマチュア(BA)ドライバーと12mmのダイナミックドライバー、合計3基のドライバーを組み合わせたハイブリッド構造を持つイヤホンで、SOUNDPEATS史上最高クラスである最大55dBのハイブリッド式アクティブノイズキャンセリングも搭載します。
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クーポンコード:SPH3BKDNL10
利用期間: 2025年6月16日~2025年7月5日
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SOUNDPEATS H3の概要

SOUNDPEATS H3はSOUNDPEATSのフラッグシップモデルです。2基の高性能バランスド・アーマチュア(BA)ドライバーとφ12mmのダイナミックドライバー、合計3基のドライバーを組み合わせたハイブリッド構造を持ち、ハイレゾに対応、最大55dBの騒音を低減できるハイブリッド式アクティブノイズキャンセリングにも対応します。
■主な機能
ノイズ |
|
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外音取込モード | |
ワイヤレス充電 | |
着脱検知 | |
低遅延モード | |
マルチポイント接続 |
Google Fast Pair | |
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管理 |
|
防水 | IPX5 |
Bluetooth |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
---|---|
対応プロファイル | HSP, HFP, A2DP, AVRCP |
最大動作範囲 | 10m |
対応コーデック | aptX Adaptive, aptX Lossless, LDAC, AAC, SBC |
サイズ | (充電ケース)70.88 × 48.18 × 31mm |
重量 | 6g(イヤホン単体)、53g(ケース込み) |
バッテリー容量 | イヤホン:35mAh×2、充電ケース:400mAh |
最大再生時間 | 約7時間(イヤホンのみ)約37時間(充電ケース併用) |
充電 | 急速充電対応:10分間の充電で約2時間の再生可能 |
防水規格 | IPX5 |
外観と付属品
ちょっと厚めの箱がパカッと開きます。

内容物は本体(ケース)のほかにマニュアル類とUSBケーブル、イヤーピース(XS/S/M/L/XL)、PEATS君のステッカーです。
ケースは上半分のフタ部分が半透明でうっすらと中が透けて見えます。黒地に金のラインが高級感ありますね。背面側にSOUNDPEATSのロゴとペアリングボタンがあります。

底面に充電用のUSB-Cポート。なお、ワイヤレス充電には対応していません。

フタを開けるとイヤホン本体が飛び出てるように配置されています。ケースから出ている部分が大きいので取り出しやすい…と言いたいのですが、細い部分が外側を向いてるせいか、イヤホンをつまむと指がそのまま滑ってしまってうまくつまめないことがありました。慣れれば持つポイントがわかってくるのですが…。

イヤホン本体は透明なプラスチックケースに覆われて中が透けて見えるようになっています。外側は金色でSOUNDPEATSのロゴがプリントされています。

内側はイヤホンの中のパーツ類が見えます。こういうデザインはかっこいいですね。イヤーピースは最初からついてるものと合わせて大きさ違いの5種類が同梱されています。一般的な丸いノズルなので市販のイヤーピースと交換も可能です。
イヤホンはケースから飛び出てるのを見てわかるように、なかなか大きいです。それで重いなどはないのですが、装着していても存在感はあります。
合計3基のドライバーを組み合わせたハイブリッド構造

SOUNDPEATS H3は3基のドライバーを搭載します。2基の高性能バランスド・アーマチュア(BA)ドライバーが高域の繊細さと中高域の明瞭さを再現し、低域は12mmの特製PU+ウール複合素材振動板を用いたダイナミックドライバーが弾力ある深みと自然な中低音を実現します。
こうして3基のドライバーを組み合わせることによって各帯域が適切に再生され、解像感や奥行き、臨場感を生み出します。
実際に装着して音楽を聴いてみると、明瞭で聴きやすく細かい音もしっかりと聴こえてきます。なるほどこれが解像感なのだな、とわかりますね。通常だと低音があまり響かないな?という気もしましたが、いわゆるドンシャリ系のように強調していないというだけです。好みに合わせてイコライザー調整しましょう。
イコライザーはアプリで切り替えます。「適応型EQ」という、聴力テストを行って調整するモードもあります。これらを使うとまた聞こえ方が変わって、より明瞭に感じます。
コーデックはaptX Adaptive, aptX Lossless, LDAC, AAC, SBCに対応。ただしアプリでマルチポイントを有効にするとLDACはオフになります。スマホとPCで切り替えて使いたい場合などはLDACが使えないのでちょっと残念ですね。
アプリで操作方法のカスタマイズなど
PeatsAudio
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制作: Shenzhen Ginto E-Commerce Co.,Limited価格: 無料
SOUNDPEATS H3は管理アプリ『PeatsAudio』で操作のカスタマイズ等が可能です。
ノイキャンの切り替えやゲームモードはアプリで切り替えられます。(イヤホン本体でも可能)また、イヤホンのタッチコントロールを一時的に無効化できます。
ファームウェアのアップデートもあるので、スマホで使う予定のない場合でもアプリをインストールして一度確認してみたほうが良いです。
SOUNDPEATS H3の操作は側面のタッチです。左右それぞれの1回・2回・3回・長押しに機能を割り振れます。「未定義」もあるので、1回タッチに割り振っておけば誤動作を防げます。
ノイズキャンセリング

SOUNDPEATS H3は最大55dBの騒音を低減できるハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング機能を持ちます。この55dBという数値はSOUNDPEATS史上最高クラスのもので、4000Hzという高帯域まで対応します。

適応型・室内・屋外・屋外交通と4つのモードが用意されています。「適応型(アダプティブ)」を選んでおけば、AIがリアルタイムで周囲の環境を分析し、自動で最適な抑制レベルに調整してくれます。通常はこれにしておけばいいでしょう。
実際に使ってみるとエアコンの音や雨音などはしっかりカットしてくれます。不自然に音がしないというものではなく、ごく自然に周りが静かになるイメージです。もちろんすべての音をカットするわけではないので、大きな音や人の声などは聞こえます。集中したいときは音楽を鳴らさずにノイキャンだけオンにするのも良いですね。
SOUNDPEATS H3の良かったところ・イマイチだったところ
SOUNDPEATS H3を実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。
- 3基のドライバー搭載、明瞭な高音質
- 最大55dB低減のAIアダプティブノイキャン
- 高級感ある外観
- マルチポイント、LDAC、急速充電にも対応
- ワイヤレス充電には非対応
- 着脱検知なし
- 全体的に大きい
SOUNDPEATSのイヤホンはやはり音が良いですね。今回のSOUNDPEATS H3は3基のドライバーを搭載し、BAドライバーが高域と中高域、12mmダイナミックドライバーが中低音と別れていることでそれぞれの音がしっかりと存在感あり、明瞭さ、解像感と言ったものを感じられます。
一方、イマイチだと感じたのはワイヤレス充電に非対応だったり着脱検知がないといった部分もあります。こういった使い勝手の部分よりも音の良さに力と予算を向けている、ということなんでしょうね。
まとめ

合計3基のドライバーを搭載したSOUNDPEATSのフラッグシップモデル「SOUNDPEATS H3」を実際に使ってレビューしました。
こういったちょっと大きめで透明なイヤホンは初めてだったのでちょっとワクドキしていたのですが、期待通りの音の良さでした。高いイヤホンが透明で中が見えるデザインが多いのは音の明瞭さなどを外観でも表現しているんですかね。そんなことを感じました。
価格としては1.5万円ほどなので、それほど気軽に変える価格帯ではありません。ただ音に対するコスパは良いので、これまで1万円以下のイヤホンを使っていた人が少し上の価格帯に手を出すときに選択肢に入れると良いと思います。ワイヤレス充電や装着検知といった使い勝手よりも音質のコスパを求める人に向いてます。
2025年6月16日時点でのAmazonでの価格は15,880円ですが、商品ページに15%オフクーポンがあります。また、併用できる10%オフクーポンをいただきました。どうぞご利用ください。
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利用期間: 2025年6月16日~2025年7月5日
参考情報
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。