趣味ランナー視点でスマートウォッチのトレーニング向け画面を比較【Amazfit / Zepp編】

2025年は年間1000km走ることを目標にし、月替りで様々なスマートウォッチを試しています。スマートウォッチのメーカーごとに違うアプリを試して比較し、自分に合うスマートウォッチ(の管理アプリ・メーカー)はどれなのか、見極めたいという企画です。

2025年5月はZepp Health Corporationの「Amazfit Bip 6」を身に着けて走りました。管理アプリは『Zepp』です。


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走る人の経歴

この記事を書いてる人について (ここをタップで開閉します)

この記事を書いてるorefolderは46歳のおっさん。若い頃はオリエンテーリングを主戦場にそれなりにトレーニングしていたものの、ここ5年以上はサボりがちで趣味ランナーとも言えないくらいに衰えています。

自己ベストはトレイルランニングではハセツネCUPが13時間15分くらい、フルマラソンは4時間15分くらいです。

サボらずにトレーニングするための理由付けとして、今回の企画を考えました。2025年の年間目標は走行距離1000kmです。目標としてはかなり低いのですが、2024年はほぼトレーニングしてなかったので、いきなり100km走れるわけもなく。怪我に気をつけながら少しずつ増やしていこうと思っています。

できれば年末辺りにフルマラソンを完走できるようにしたいですね。

Zepp

2025年5月は「Amazfit Bip 6」を身に着けて走りました。管理アプリは『Zepp』です。

Google playZepp(formerly Amazfit)
Zepp(formerly Amazfit)
制作: Huami Inc.
価格: 無料

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ちなみにXiaomiの古い体重計もこのアプリと連携できます。

ホーム画面

ホーム画面は最上部に大きく睡眠・レディネス・PAIの数値とグラフが表示され、その下にカードが複数並びます。このカードは並び替えや表示項目の取捨選択が可能です。表示できる項目は歩数、ハートヘルス、ストレスと感情、体重、コアメトリクス、PAI、食べ物、カロリー、周期の追跡、です。

全体的な画面は見やすくわかりやすくできています。微妙に物足りない気がしないでもないですが…。

歩数などは1日の詳細のほか、7日間、31日間、12ヶ月でグラフ表示できます。7日間は月曜始まりの7日間です。睡眠に関しても時間やスコアだけでなく過去の一定期間の記録をグラフ化し、傾向を掴みやすくなっています。

ランニングの記録(概要)

ランニングの記録は「運動」タブから「運動記録」をタップすると確認できます。まず「すべて」の期間のまとめと直近の運動がリストで並び、週・月・年に切り替えられます。これ、デフォルトで「月」にできたら良いんですけどね。

カレンダー表示はありませんが、棒グラフで表示された月まとめは見やすいです。合計の時間や平均ペースも表示してくれるのがいいですね。

2025年5月も「2日走って1日休む」というペースで走るようにしていました。最後の方は少し乱れてしまいましたね。

運動タブには「月次報告」という1ヶ月のまとめもあります。つき終わりに振り返るのにちょうどよくまとめられています。

ランニングの記録(個別詳細)

個別の詳細では距離や走った軌跡、ペース、ラップや心拍数の記録も確認できます。運動後の心拍数という、ワークアウト後3分間でどれくらい心拍数が落ち着いたのかもグラフ化されます。

趣味ランナーにとっては十分なデータだと思います。トレーニング効果を数値で表示してくれるのは良いですね。トレーニングのやった甲斐を感じられます。

トレーニング記録をSNSに投稿

ボタンから、走った距離やルートを画像化してSNSなどに共有できます。アプリでの詳細表示をそのまま画像にしたようなもの(ワークアウトレポート)と、正方形にいい感じにまとめた画像(透かし)と2種類あります。

データをGPXファイルでエクスポート

ランニングのデータはエクスポートできます。対応する形式はGPX / TCX / FITの3形式。エクスポートしておけば、それをインポートできるほかのトレーニングアプリなどでも利用できます。

逆に、GPXファイルでランニングの記録をZeppにインポートすることはできません。

Straveにデータを自動投稿

プロフィール第三者アカウント連携で、Stravaをはじめとする他アプリと連携、自動で投稿できます。わりと多くのスマートウォッチがStravaに連携できるので、乗り換えてもそちらでデータを見返すこともできます。

…こんな企画で様々なメーカーのアプリを比較しようと思っていますが、最終的には「記録の取得は別でも、データの振り返りはStravaでやればいいじゃん」になりそうなのが怖いですね。

データの手動追加は不可、編集は可能

何らかの事情によりアプリで記録が取れなかった場合に、あとから手動で記録をつけるはできないようです。これは残念。

ただ、すでに記録されたデータをあとから編集することは可能です。走り始めにGPSが掴めてなくて距離が短めに記録されてしまった場合などに役立ちます。

Zeppの良かったところ・イマイチなところ

Zeppを使ってみて感じた良かったところとイマイチなところをまとめます。

良いところ
  • 表示がどれも見やすい
  • データの内容も十分
  • GPXファイルでエクスポートも可能
  • Strava等にデータを自動投稿できる
イマイチなところ
  • 他の時計からデータをインポートできない
  • 表示はスマホアプリのみ
  • 微妙に項目がとっ散らかってる印象

PC(Web)での表示がないのは残念ですが、スポーツウォッチから派生したスマートウォッチでもなければこのあたりはないのが普通です。

月単位や週単位でのグラフやまとめは見やすくて気に入ってます。データはStravaに自動投稿できますし、GPXファイルでエクスポートできるので、ほかの時計やアプリに移る場合でも安心です。逆にインポートすることができないのは少し残念ですね。

表示できる内容はたくさんあって、どれも個別には見やすいのですが、どうもとっ散らかってるような印象を受けました。目的の表示にたどり着くまでが大変というかなんというか。一度いろいろ触ってみて、自分に必要な項目がどこにあるのか把握しておけば良いんですけどね。

まとめ

ライフログとしてもランニングの記録としても、どちらでもうまく表示できるのでなかなか気に入ってます。PC表示はありませんが、そこはStravaとデータ連携して任せれば良いという話でもあります。

また、私はちょっと古いXiaomiの体組成計を使っており、これがZeppと連携(自動データ転送)できるというポイントもあります。そういうのを考えると、全部Zepp(Amazfit)に集約したほうが良いのかな?してもいいかな?と思い始めてます。

2025年5月の走行距離と時間

ランニング回数…16回
走行距離…100.84km
タイム…9:59:04

年間1000kmまで あと666.51km

次回予告


2025年6月はHuaweiのスマートバンド「Huawei Band 10」で記録を取っていきます。すでに1週間ほど使っているので、このバンド自体のレビュー記事も書こうと思っています。

7月以降は、そろそろネタ切れなのでどうしようかな?と。SUUNTOが最近発売したSuunto Runはちょっと気になってるんですよね。あとはPolarやCOROSも気になってたり。このあたりはみんなスポーツウォッチ系統ですね。FitbitかGoogle Watchでもいいんですけど、うーん…。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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