シャオミ・ジャパンより、2025年2月12日に発売予定のPOCO X7 Proを事前にお借りしました。期間が短かったのでほとんどファーストインプレッション程度ですが、レビュー、感想をお届けします。
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POCO X7 Pro
POCO X7 Proは、POCOブランドの中でもミドルレンジ上位に位置するスマートフォンです。SoCにDimensity 8400-Ultraを搭載し、最大12GBのRAMと最大512GBのストレージ、90Wハイパーチャージ対応で6000mAhのバッテリー、6.67インチAMOLEDのディスプレイを持ちます。
今回お借りしたのはRAM 16GB、ストレージ512GBのモデルです。
グローバル版のスペックは以下のページで確認できます。
ツートンの背面が特徴的
POCO X7 Proのカラーは(グローバル版では)ブラック・グリーン・イエローの3色あり、最も特徴的なイエローをお借りしました。どの色も縦に2色に分かれたツートンカラーになっており、カバー等なしでも特徴があります。
黒い部分も黄色い部分もザラザラしており、黄色い部分は縦のラインも凸凹しています。
このツートンカラーのデザインとザラザラした立体感のある触感はかなり気に入りました。カメラの出っ張りさえなければケース等はつけないで使用したいところです。
ディスプレイは6.67インチのAMOLEDで解像度は2712 x 1220、リフレッシュレートは最大120Hzです。見る限りは発色も良好でタッチ感度も問題ありません。
右側面に音量ボタンと電源ボタン。この電源ボタンは金色に輝いており、この部分で妙に高級感を出そうとしているように思えました。
下側面にUSBポートとSIMスロット。
左側面は何もありません。
POCO X7 Proの重量は198gなのですが、実際に持ってみるとそこまでの重さは感じませんでした。意外と軽い?いや軽いというほどでもありませんが、ずっしりとした重量感はありませんでした。(同時期に試用してたのが229gのREDMAGIC 10 Proだったからかもしれませんが…。)
ベンチマーク
ベンチマークアプリを使って性能面を確認しました。
各種ベンチマークの結果は、AnTuTu Benchmark(v10.4.4)が1,647,433点、Geekbench 6はシングルで1,5782点、マルチで6,322点、3DmarkはWild Life Extremeが4,005点、PCMarkのWork 3.0 performanceは14,566点でした。
似た点数のほかの端末と比べると以下の通り。
SoC | Antutu | Geekbench | 3DMark | PCMark | ||
---|---|---|---|---|---|---|
RAM | Single | Multi | ||||
OPPO Find X8 | Dimensity 9400 16GB |
2349249 | 2796 | 8475 | 6465 | 13823 |
ROG Phone 8 Pro | SD8 Gen3 16GB |
1728920 | 1316 | 6474 | 4492 | 14206 |
POCO X7 Pro | Dimensity 8400-Ultra 12GB |
1647433 | 1572 | 6322 | 4005 | 14566 |
Zenfone 10 | SD8 Gen2 16GB |
1619152 | 2033 | 5654 | 3732 | 19588 |
REDMAGIC 8 Pro | SD8 Gen2 12GB |
1565065 | 893 | 4647 | 3640 | 13282 |
- GeekbenchはCPUやGPUの性能、3DMarkはグラフィック性能、PCMarkはWeb閲覧など基本的な作業に関する性能を測るベンチマークアプリです。
カメラ
いくつか撮った写真を。
ポートレートモードにしたら枠が外れました。
こういう記事に載せることは考えずにテスト的に撮ったものですが、何気ない部屋の中がそれなりに雰囲気あるようになったので少し驚きました。
透かしフレームはいくつか種類があり、アプリ上であとから変更したり外したりできます。
バッテリー
POCO X7 Proのバッテリーは6,000mAhの大容量です。輝度を100-105ルクスに調整し、『PCMark』のバッテリーテストを行ったところ、100%→20%まで15時間16分でした。だいたい10時間で普通、12時間持てば良い方なので、バッテリー持ちはかなり良い方です。
バッテリー保護の機能としては、充電を80%までに制限する機能、充電習慣から学習し、充電中に80%でで一度止める機能があります。
Xiaomi HyperOS 2
POCO X7 ProはAndroid 15ベースのXiaomi HyperOS 2です。けっこう好き嫌い分かれるくらいに独自性があります。
通知とコントロールセンターが別れており、画面の右上と左上のどちらからおろしたかで変わります。以前のMIUIのときはこれをオフにして通知とコントロールが一緒の画面にもできたと思うのですが、HyperOSになってからその設定が消えたようですね。
このほかにも、あいかわらずサードパーティー製のホームアプリではジェスチャーコントロールが使えないといった点も健在です。これまでXiaomiのスマホを使ってきた人であれば問題ないと思いますが、使ったことがない人は合う合わないあると思うので、展示機でもいいので一度触ってみたほうがいいでしょうね。
POCO X7 Proの良かったところイマイチなところ
- 立体感もあるツートンカラーの背面
- ちょっと前のハイエンド層に届きそうなミドルハイ
- おそらくそれなりに安価
- HyperOSは人を選ぶ
個人的には筐体デザインがかなり気に入りました。黒と黄色の組み合わせもよいですし、それらツートンカラーの背面が良いです。電源ボタンも金に光って存在感あります。
デザインだけでなくスペックも良く、ミドルレンジの中ではかなり上位にあるでしょう。それでいてグローバル版がAliExpressで350ドル前後のようなので、日本版でも6-7万円くらいになるのではないでしょうか。それくらいの価格でこのスペックならコスパは良さそうです。
今回は時間がなく5日間くらいしか触っていられなかったのですが、もう少しいろいろ使ってみたいスマートフォンでした。
POCO X7 Proは日本では2025年2月12日12時に詳細発表&発売となります。まだはっきりした価格がわからないのでなんとも言えないのですが、楽しみですね。
参考情報
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。