Blackview BV8200 レビュー:背面に円形ディスプレイを備え、MIL-SPEC 810H認証のタフネススマホ

Blackview様からタフネススマホの「BV8200」をレビュー用に提供していだきました。

BV8200は、コンパスなどの情報を表示できる背面ディスプレイを搭載し、本体上部には最大170ルーメンの明るさで照射可能なデュアルライト、8,800mAhの大容量バッテリーを搭載したタフネススマートフォンです。また、MIL-SPEC 810H認証を取得しており、高さ15mからの落下や、60℃〜-20℃の気温にも耐えられ、極めつけには最大5,000kgまでの耐荷重(??)を謳います。

筆者も思わず困惑してしまう耐久性。これ公称ですよ?詳しく見ていきましょう!

BV8200の良いところ
  • MIL-SPEC 810H認証を取得
  • 8,800mAhの大容量バッテリーを搭載
  • 背面に円形ディスプレイを採用
BV8200のイマイチなところ
  • 普段遣いは厳しい

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強靭そうな本体

BV8200はゴツゴツとしていて、いかにもタフネススマホ!といった感じ。

本体を手に取ると、約370gの重量と16.5mmの厚さが相まって強靭そうな印象を抱きます。スマートフォンではなく、業務用の機械を持っているような感覚です。

背面には円形型のサブディスプレイがあり、コンパス・時計・通知・音楽など、様々な情報が表示可能です。筆者は基本的にアナログ時計を表示させています。

本体右側面には電源ボタンと音量調整ボタン、左側面にはSIMスロットとアシストボタン。

SIMスロットはmicroSDと兼用です。

本体下部のType-Cポートは過酷な環境でも耐えられるよう、ラバーパッキンで覆われています。

本体上部にはデュアルフラッシュライトがあります。

最大の明るさ(170ルーメン)で照射すると、かなり明るいです。

付属品はACアダプター、C to Cケーブル、冊子類。

性能をチェック

BV8200の性能をベンチマークアプリでテストしました。Geekbenchではシングル735点、マルチ2,008点でした。3DMarkはWild Lifeで1240点でした。

ミドルレンジ帯の性能で、Webページを見る、XやLINEを使用する、などの基本的な動作は問題ないですが、高負荷なゲームなどは厳しいといった性能です。

OS Doke OS_P 4.0 (Based on Android 14)
CPU MediaTek Helio G100
RAM 12GB (+仮想RAMで最大24GB)
ストレージ 256GB
外部メモリ microSDXC (最大2TBまで)
ディスプレイ 6.5インチ 1080×2400 (FHD+)
リフレッシュレート 120Hz
背面ディスプレイ 1.3インチ 360×360
リフレッシュレート 60Hz
メインカメラ 50MP Main Camera(Samsung° ISOCELL GN5)
13MP(UItra-wide & Ultra-macro)
フロントカメラ 32MP
バッテリー 8800mAh, 45W Fast Charge
サイズ 約174.6 × 81.1 × 16.5.5 mm
重量 約370g
生体認証 ***
防水防塵 IP68 & IP69K & MIL-STD-810H
SIM nanoSIM×2
対応バンド GSM Spec:B2/B3/B5/B8
WCDMA:B1/B2/B4/B5/B8
CDMA:BC0/BC1/BC10
LTE_FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/30/66
LTE-TDD:B34/38/39/40/41

MIL-SPEC 810H、IP68/IP69K対応で超過酷な環境にも耐えられる

BV8200は「MIL-SPEC 810H」と「IP68/IP69K」の認証を取得しており、日常使用からは到底想像もできない環境にも耐えられます。「MIL-SPEC 810H」は、温度、湿度、高度、振動、衝撃、耐水などの過酷な状況にも耐えられることを証明する試験規格です。米国防衛装備品、いわゆる軍事用品に対して使用されます。

実際にBlackviewの公称では、高さ15mからの落下、60℃〜-20℃の気温、5,000kgまでの重量などにも耐えられるとのことで、日常生活における衝撃なら余裕だと思います。

また、「IP68/IP69K」の認証も取得しています。「IP68」はスマホのスペックでよく見かけますが、「IP69K」は見かけませんよね。「IP69K」は、大まかに高圧水、高温にも耐えられることを示す等級です。水没に対する性能のIP68もあり、防水性能としてはかなり高いものを持っています。

ツールボックス機能を搭載、幅広い場面で役に立つ

BV8200には「ツールボックス」と呼ばれるアプリがプリインストールされています。これはコンパス、分度器、騒音計、虫眼鏡など、便利な道具が1つのアプリとして集約されたものです。

ツールボックス内の機能を全て紹介するとキリがないため、「ぶら下げ絵画」だけ紹介します。この機能は、絵画などを壁に飾る時、水平が保たれているかを確認する機能です。

というのも、筆者はよくグループ写真展に参加しており、作品を展示する時に水平に悩むことがあります。そういった時に「ぶら下げ絵画」の機能を使えば、水平で悩まずに済みそうです。

ツールボックス内の機能は、日常生活で使う機会は少ないかもしれませんが、アウトドアなシーンだと役に立ちそうですね。

120Hzのディスプレイリフレッシュレートに対応

BV8200は120Hzのディスプレイリフレッシュレートに対応します。これにより、一般的な60Hzのスマートフォンよりも滑らかなスクロールを実現し、目への負担を軽減。タフネススマホの使用が想定される場面では、肉体的/精神的にも疲労が蓄積されるため、身体への負担を少しでも減らせるのはいいですね。

カメラ性能

BV8200のカメラは5000万画素のメインと、1300万画素の超広角から成るデュアルカメラ仕様です。以下は作例。

基本的に記録用で、何かを写真に残す使い方であれば申し分ないスペックです。

8,800mAhの大容量バッテリーで過酷な環境にも耐えうる

BV8200には8,800mAhの大容量バッテリーが搭載されています。一般的なスマートフォンのバッテリーは約4,000mAhで、2倍くらいの容量です。SIM無しで、毎日すこしブラウジングやSNSを使う程度の運用方法であれば、1週間以上は持ちます。

日をまたぐ旅、そしてツーリングなどで長時間使用する場合に最適です。

まとめ:過酷な環境に必須の1台

Blackviewのタフネススマホ「BV8200」は過酷な環境でこそ真価を発揮します。軍用規格の「MIL-SPEC 810H」認証を取得するレベルの堅牢性があるので、普通のスマホだと故障するような衝撃、温度でも心配ありません。

本体背面のサブディスプレイは時計・コンパスなどの情報を表示可能で、アウトドアシーン以外でも便利。時間や通知をサクッと見れてしまいます。

バッテリー容量は8,800mAhと非常に大容量で、長時間の使用でも心配いりません。タフネススマホはバッテリー駆動時間もタフですよ。

ただし、約370gの重量も相まって、メインスマホとして使うのは少しハードルが高く、アウトドアなシーンで活躍する1台だと言えるでしょう。サブ端末にあると便利かもしれませんね。

AliExpressにて発売セールを実施しており、日本時間1月8日16時59分までは229.99ドルで購入できます。また、商品ページに(60ドル以上に購入に使える)30ドルオフクーポンがあるので、適用すれば199.99ドル(約3.1万円)で購入できます。

参考情報

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CloNis

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!

行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。

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