総務省は12月13日、ソニーに対して同社の製造販売する一部の特定無線設備（Xperiaスマートフォン）について電波法の規定に基づく工事設計合致義務に違反したとして行政指導を行ったと発表しました。
対象となるXperiaはXperia 1 Ⅲ～ⅥとXperia 5 Ⅲ～Ⅴのドコモ版で、すでに工事設計合致義務違反の是正対応は完了しているとのことです。
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電波法の規定に基づく工事設計合致義務に違反
総務省によると、該当端末において、工事設計認証を受けた工事設計にない空中線を使用して電波発射が可能となる仕様となっている状態にあったとのこと。このため認証取扱業者であるソニーが電波法第38条の25に規定する工事設計合致義務違反となり、原因の究明・分析及び再発防止策の検討等を行うように指導したとのことです。
なお、対象の携帯電話端末は既にソニーが工事設計認証の再申請を行っており、11月1日時点で正しい工事設計に基づく認証を受けています。そのため、現時点で流通済みの端末を含め、対象端末の工事設計合致義務違反は是正されています。ユーザー側としては特になにかする必要はなく、そのまま使い続けられます。
当該機種（株式会社NTTドコモ向け）
- Xperia 1 Ⅲ SO-51B
- Xperia 5 Ⅲ SO-53B
- Xperia 1 Ⅳ SO-51C
- Xperia 5 Ⅳ SO-54C
- Xperia 1 Ⅴ SO-51D
- Xperia 5 Ⅴ SO-53D
- Xperia 1 Ⅵ SO-51E
参考情報
- 総務省｜報道資料｜ソニー株式会社が製造・販売する特定無線設備に関する行政指導等
- ソニー株式会社 | 弊社製スマートフォン7モデルに関するお知らせとお詫び
- 総務省 電波利用ホームページ｜基準認証制度｜特定無線設備の基準認証制度における技術基準への不適合等の事例
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
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スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。
