KTCさんから、新発売のゲーミングディスプレイ「G27P6S」を頂きました。LG製有機ELパネルを使用した高性能なゲーミングディスプレイです。
Amazonでの通常価格は115,000円ですが、2024年11月24日時点で商品ページの12,000円オフクーポンと、10%オフの下記クーポンコードを併用すると、91,500円になります。どうぞご利用ください。
クーポンコード:10KTCELO
使用期間:2024年11月21日~12月31日
目次(見たいところからチェック!)
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
G27P6Sのスペック
ディスプレイサイズ | 26.5インチ |
---|---|
ディスプレイ解像度 | WQHD(2560×1440) |
リフレッシュレート | 最大240Hz |
パネル | LG製有機ELパネル |
ディスプレイ表面処理 | 非光沢、低反射加工 |
輝度 | 450cd/m2(APL 25%) 275cd/m2(APL 100%) |
応答速度 | 0.03ms(GtoG) |
色域カバー率 |
NTSC: 96% Adobe RGB CIE1976: 92% DCI-P3: 97% sRGB: 100% |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
色深度 | 10bit |
HDR | HDR10 |
フレーム同期技術 | Free Sync、G-Sync Compatible |
サイズ(スタンド含まず) | 約604.4 × 350.6 × 52.3 mm |
重量(スタンド含む) | 約5.2kg |
接続ポート | HDMI 2.0 (2560×1440@240Hz) × 2 DisplayPort 1.4 (2560×1440@240Hz) × 1 USB Type-C (DP Alt Mode) (2560×1440@240Hz) (USB PD 3.0 65W) × 1 USB Standard-B (USB 3.0) (Upstream) × 1 USB Standard-A (USB 3.0) (Downstream) × 2 3.5mm ミニプラグ(イヤホンジャック)× 1 |
スピーカー | 5W × 2 |
パッケージと内容品
黒い段ボールに入っています。
内容品一覧です。…袋で見えづらいのですが、ディスプレイ本体、スタンド、DisplayPortケーブル、HDMIケーブル、USB-Cケーブル、電源ケーブル、電源アダプタ、説明書などの紙類、ディスプレイのキャリブレーションの報告書が入っていました。USB-Cケーブルまで付いてくるのはすぐに使えていいですね。
ちなみに付属のUSB-Cケーブルはしっかり100W対応、USB 3.0の仕様のものでした。
電源ケーブルは3ピンタイプで、一般的な日本の家庭のコンセントにはそのままでは挿せないので、変換アダプターが必要になります。これは、必要な場合は購入後に伝えれば無料で送ってくれるそうです。ほとんどの人が必要だと思うので、日本向けの発送商品には標準で付属させておいてほしいところではあります。
色の正確性に関しては特にアピールされてはいませんが、それでもキャリブレーションの報告書があると品質に対して少し安心できる感じがします。
ポート類
接続できるポート類はかなり充実しています。
- HDMI 2.0 (2560×1440@240Hz) × 2
- DisplayPort 1.4 (2560×1440@240Hz) × 1
- USB Type-C (DP Alt Mode) (2560×1440@240Hz) (PD3.0 65W) × 1
- USB Standard-B (USB 3.0) (Upstream) × 1
- USB Standard-A (USB 3.0) (Downstream) × 2
- 3.5mm ミニプラグ(イヤホンジャック)× 1
接続にはこれらのポートが使え、しかもスピーカーもステレオのものが付いています。
USB-AポートはKVM機能用です。
USB-CポートはUSB PD経由での給電(ディスプレイ→PCなど)にも対応していて、最大20V⎓3.25Aの65Wまで供給できるようになっています。もちろん、映像入力として同時に使うことも可能です。
ディスプレイの搭載機能
基本機能
HDR無効化時は、明るさやアスペクト比などが調整できます。ブラックイコライザは黒の明るさを調整するような機能です。
色設定のメニューでは、色域をsRGB、DCI-P3、Display P3、Normalから選んだり、ブルーライトカット機能の効き具合、彩度などを変更できます。選ぶ色域によっては、調整できるパラメータが制限される場合もあります。
ゲーム関連
ゲーム向けの機能として、アダプティブシンク(FreeSync、G-Sync Compatible)、HDRモードの切り替えとON/OFF、右上にリフレッシュレートを表示できるFPSカウンターや、画面中央に照準を表示するクロスヘアー機能などがあります。アダプティブシンクについては、FreeSync PremiumやG-Sync Compatibleなどの認証は取得されていません(使えるのは使えます)。
HDRモードの比較
HDRモードのうち、HDRスタンダードとHDRシネマモードを比較してみました。…といってもHDRコンテンツの多くは著作権的に使えないので、今回はただの壁紙の比較です。左がHDRスタンダード、右がHDRシネマモードです。少しHDRシネマモードのほうが明るいのが分かるかと思いますが、実際にHDRコンテンツを表示してみても感じました。
使ってみた感想
デザイン
OLEDディスプレイはバックライトが不要なため薄くできるので、本製品もコネクタ周辺以外は非常に薄くなっています。ディスプレイを使っているときは目に入らない部分ではあるのですが、ディスプレイを動かしたりしたときに、ふとスタイリッシュで良いなぁと感じる部分です。
どうでもいい部分ではあるのですが、インジケーターのデザインもちょっとかっこいいなと思います。
画質(コントラストなど)
コントラストは有機ELディスプレイらしく最高レベルで、ほとんどの人は満足できるハイクオリティさだと思います。上記画像はGhostwire: TokyoをHDRを有効化してプレイしている様子なのですが、実際はこの画像よりももっと黒が締まっていて、くっきり美しいです。文句は思いつきません。
また、AmazonのPrime VideoでHDR10+対応コンテンツも見てみました。こちらもハイコントラストが活きていて、暗いシーンでの美しさが全く別レベルでした。
サウンド周り
内蔵のスピーカーは、慣れてくると意外と使えると感じました。ちゃんと聴いてしまうと音のこもりなどが気になってしまうのですが、映像作品など映像に注目すると意外と音質は気にならなくなり、使えるのでは?と思いました。
イヤホンジャックはかなり音質が低下してしまいました。どうしても使いたい場合を除いて使わないほうが良いです。
応答速度、残像感
上記画像はどちらも左側がLCD(VAパネル)、右側が本製品で、シャッタースピードを1/2000秒にして撮影した画像です。LCDの方は最大165Hzまでの対応なので、条件を揃えるためにどちらもWindowsの設定でリフレッシュレートを120Hzに揃えています。
さすが有機EL、応答速度はピカイチでした。動くものが非常にくっきり見えます。特に下段の画像を見ていただくと分かりやすいのですが、LCDだと応答速度が遅く残像が残ってしまうのに対し、OLEDの本製品はそれが極めて抑えられているのが分かると思います。視力が良くなったと勘違いしそうになるほどで、見え方は全く違いました。気持ちいいくらい見えます。
応答速度を比較した動画です。960fpsで撮影できるモードを使い、スローモーションで比較してみました。動いている画面が見られるので、画像では想像しづらいという方はこちらをご参考にしてください。
その他
背面もゲーミングっぽいデザインで、ロゴがRGBで光ります。消すこともできます。
最初は、LCDディスプレイに比べて文字が滲んだような、ジャギーがあるように感じました。使っているうちに、慣れたのか設定変更で改善したのかは不明ですが、いつの間にか気にならなくなっていました。Webサイトやテキストエディタなどの文字以外では特にこれを感じないので過度に心配する必要はないと思いますが、文字を表示させる時間が長い方には向いていません(そもそもそんな方はこのディスプレイを選ばないかもしれませんが)。
KTC G27P6Sの良いところ、イマイチなところ
この製品の良い点とイマイチな点をまとめます。
- 超高速な応答速度、ゲームに最適なWQHD解像度
- 圧倒的なコントラスト比
- USB-Cも入力に使える
- イヤホンジャックの音質が低い
- ディスプレイとしては絶対的に見て高価
有機ELのディスプレイなので、ディスプレイとしては絶対的には高価ですが、値段に見合った(もしくはそれ以上の)性能を持っているディスプレイです。非光沢は解像感が落ちてしまうのですが、一般家庭だと光沢ディスプレイは映り込んで仕方ないのでここも加点要素。目立った欠点も見当たらず、ゲームを極めたいとか、ハイエンドクラスの映像体験を実現したい方におすすめできるモデルです。
まとめ
今回始めてPC向けのディスプレイで有機ELを体験したのですが、圧倒的でした。応答速度もコントラストも何もかもが別次元で、買えるならぜひ有機ELディスプレイにすべきだと思ったくらいです。有機ELディスプレイとしては安めなので、初めての有機ELディスプレイとしてもおすすめできるモデルです。