Oladanceのオープンイヤー型イヤホン「Oladance OWS Sports」をレビュー用に提供していただきました。
Oladanceのオープンイヤー型イヤホンは以前にもレビューしていますが、今回のOWS Sportsは、左右のイヤホンがワイヤーフレームで繋がったタイプで安定感があり、激しいスポーツでもずれ落ちる心配がありません。
公式サイトでの通常価格は26,800円です。7月11日からのプライムデー・先行セールでは30%オフの18,760円で購入できます。
また、前世代のOWS1とOWS2も、それぞれプライムデーで40-45%オフのセール価格となっています。こちらもチェックしてください。
目次(見たいところからチェック!)
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Oladance OWS Sportsの概要
Oladance OWS Proは耳をふさがないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンで、左右をワイヤーフレームで繋いだタイプです。耳をふさがないので周りの音がそのまま聞こえ、骨伝導ではなく耳元のスピーカーから音が流れてきます。
ワイヤレスイヤホンでは最大級となる23*10mmの大型ドライバーを搭載し、耳の裏側のバッテリーにより最大15時間の長時間音楽再生が可能です。またマルチポイント接続、アプリによる操作カスタマイズ、IPX8の防水性能もあります。
■主な機能
ノイズ |
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アンビエントモード | |
ワイヤレス充電 | |
着脱検知 | |
低遅延モード |
管理 |
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防水 | IPX8 |
Bluetoothコーデック | aptX HD, aptX, AAC, SBC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.1 |
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ドライバー | 23*10mm |
対応コーデック | aptX HD, aptX, AAC, SBC |
重量 | 26g |
連続再生時間 | 約15時間(バッテリー:150mAh) |
防水規格 | IPX8 |
オープンイヤー型イヤホンの特徴
Oladance OWS Sportsに限らず、オープンイヤー型イヤホンには以下のような特徴があります。
- 音楽を聴きながら周りの音が聞こえる
- 耳穴に入れないので長時間使用でも耳が痛くなりにくい
- 少しうるさいところだと周りの音にかき消される
- カナル型などに比べると音質は低め(特に低音が響きにくい)
音楽を聞きながらでも周りの音が聞こえるというのが最大の特徴で、散歩やランニング、在宅ワークなどのときに便利です。音楽に集中すると言うよりも「ながら聴き」用のイヤホンです。
主に骨伝導式と空気伝導式があります。骨伝導は耳の前辺りの骨に当てるので人によってはムズムズしてきます。空気伝導は耳の前にスピーカーを置くようなもので比較的音漏れしやすいという特徴があります。
オープンイヤー型の中でも、左右が完全に分かれた耳掛け式と、Oladance OWS Sportsのように頭の後ろを通るワイヤーフレームで繋がったタイプがあります。耳掛け式のほうが開放感はありますが、耳の形によっては安定性が劣リます。
外観
Oladance OWS Sportsはワイヤーフレームで繋がったネックバンド型のイヤホンです。カラーはシルバー、グレー、ピンク、イエローとあり、今回はシルバーを提供していただきました。
左耳の上面に多機能ボタンが有り、ここで再生/停止などコントロールします。
右側には電源ボタンと音量ボタン。音量の+と電源が兼用になっています。ボタンは比較的大きくて押しやすく、前側がプラス、後ろ側がマイナスなので感覚でわかりやすいです。
内側にスピーカー。
ちょっと見えにくいのですが、下の方にアクセントで黄色いラインが入っています。(シルバー以外のカラーは同系色)
装着してみると上の画像のように。耳にかけるというよりは耳の前の部分で挟み込んで固定するような形です。耳の上にかぶさっているようにも見えますが、耳の穴を塞いでるわけではないので外の音はちゃんと聞こえます。
この状態でマスクの着け外しはなかなか面倒ですが、自転車用のヘルメットは特に大きな干渉はないので問題ありません。
外箱と内容物
製品の入った箱が、Oladanceの名前がデボス加工されており、少し高級感があります。
中には本体と充電ケーブルの入った収納ケースと説明書、ブランドカード、製品保証カードです。
本体を守るためにそれなりに硬いケースに入っています。が、ヘッドホンほどではないにしろ、それなりに大きいので旅行などで持ち運びしやすいかといえば…。
マグネット充電ケーブルは専用のもので、中央の蓋の下に入っています。
音質:aptX HD対応
Oladance OWS Sportsはワイヤレスイヤホンでは最大級となる23*10mmの大型ドライバーを搭載し、BluetoothコーデックでaptX HDにも対応しています。
実際に聞いてみても普通に悪くない音に聞こえます。オープンイヤー型は耳の穴を塞がないのでどうしても音質としては条件が厳しくなり、集中して音を楽しむというよりは、ながら聞きでBGMのように流すのに向いています。
耳の側でスピーカーが鳴らしてるという印象はなく、周りで普通に鳴り響いてるかのような印象です。普通の耳の穴に入れるイヤホンに比べると、若干(耳よりも)上の方で音楽が鳴ってるな、という感覚はあります。
アプリでイコライザーを調整すれば低音も強くできます。
操作は若干の慣れが必要
操作ボタンは再生/停止などの多機能ボタンが左耳、音量と電源が右耳側にあります。このボタンが上後方を向いているので、操作が若干キツイかな、と感じました。まぁこのあたりは慣れかな、と思います。
左耳側の多機能ボタンについては、アプリで操作をカスタマイズできます。1回タップ、2回タップ、3回タップでそれぞれ動作を設定でき、音声アシスタントを割り当てることもできます。
バッテリーと充電
Oladance OWS Sportsは150mAhのバッテリーを搭載しており、1回のフル充電で最大15時間連続再生が可能です。実際にしばらくつかっていてもかなりバッテリー持っています。使い方にもよると思いますが、1日でバッテリーが切れてしまうことはないでしょう。
充電は、右耳側の底面にマグネット端子があり、ここに専用のケーブルを接続します。
急速充電に対応し、0%の状態からでも15分間の充電で最大5.3時間再生が可能になります。
Oladance OWS Sportsの良かったところ・イマイチだったところ
Oladance OWS Sportsを実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。
- 耳をふさがないので外の音が聞こえる
- しっかりと挟み込む安定性
- はっきり大きなボタン
- オープンイヤー型ながら十分な音質
- 15時間音楽再生できるバッテリーの持ち
- 収納ケースが大きい
- 締め付けが若干キツイ(おそらく個人差)
- 周りがうるさいと聞こえない
- 音漏れはそれなりに
実際にOladance OWS Sportsを装着して数キロのランニングで使ってみたところ、大きく揺れることもなく頭部にちゃんと安定してくれます。揺れないので、耳との距離が変わって音の聞こえ方が変わる、なんていうこともありません。
ただ締めつけと言うよりも当たる位置の問題、個人差だとは思うのですが、長時間使っていると左側の耳前に当たる部分が痛くなってしまいました。普段使っている骨伝導イヤホンとは当たる部分が違って、それが私にうまく合わないのかもしれません。
もちろん、オープンイヤー型の特徴として音楽を聞きながら周りの音も自然に耳に入ってくるので、ランニング中も周りに注意を払いながら走れました。
なお、雑踏の中だったり車通りのある道路沿いなどでは周りの音で音楽はかき消されてしまいます。周りの音が聞こえる、とはそういうことなので、その辺りを勘違いして買うと後悔するのでご注意ください。(これはオープンイヤー型で共通のことです。)
また、音漏れはあるので、静かですぐ近くに人がいる環境では気をつけたほうがいいでしょう。職場の隣の席の人には「なにか音が鳴ってる」くらいには聞こえると思います。
やはり、頭に安定していること、IPX8の防水性能があること、そして周りの音が聞こえるということで散歩やランニングにぴったりなイヤホンです。デザインもスポーティーですよね。
また、家の中で仕事中に使っていてもインターホンの音などちゃんと聞こえるので、そういったBGMにも良いと思います。同居の家族に気兼ねなく使えますし、声をかけられても簡単に気づけます。
散歩やランニング、自転車でのBGMとして十分にオススメできるオープンイヤー型イヤホンです。個人的には左右分離型よりもワイヤーフレームで繋がった本製品のほうが好みですね。
購入のネックとなる価格についても、プライムデー・先行セールでは30%オフの18,760円となっています。こういう機会を使って、うまく購入したいですね。