超小型プロジェクター「Dangbei Atom」をレビュー用に貸与していただきました。
Dangbei Atomは食パンサイズの超小型プロジェクターです。寸法は19.5 x 19.5 x 4.7cmと、縦横共に19.5センチで、厚さに限っては5センチ以下です。フルHDの解像度で投影でき、HDR10に対応します。
小型だから画質が悪いんじゃないの?と侮れません。詳しく見ていきましょう。
- 本体の厚さ5センチ以下!四辺19.5センチと小型
- 粗のない滑らかな映像
- 動作がモタつかず、快適
- 4K非対応
目次(見たいところからチェック!)
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本体・付属品
本体はCDケースよりは大きいといったところでしょうか。
搭載端子はUSB2.0x1、HDMI INx1×、DC-IN x 1、出力用の3.5mmイヤホンジャック×1です。
本体底面には三脚用の穴があり、三脚などに固定して投影できます。
付属品はACアダプター、リモコン、冊子類です。
とにかく粗が無い
初投影の時点で「粗が無く、滑らかに映るな」と思っていましたが、しばらく使っても同じ感想です。
格安プロジェクターだと、色が淡かったり、映像が粗く感じてしまいます。ましてや小型のプロジェクターは画質よりも小型な点を優先した製品が多い印象です。Dangbei Atomは小型と画質を両立しており、普通のプロジェクターだとサイズ感が気になる人けど、小型だと画質が…という人にはピッタリ。
ISO1200ルーメンのため、輝度をMAXでも明るい部屋だと少し暗く感じるかもしれません。
特別高画質ではありませんが、本体サイズを考えると「かなりいい」と思います。Google TVも内蔵されていますし、スティック型デバイスを接続する必要もありません。
HDR10にも対応しており、HDR対応動画も見られます。投影可能なインチ数は60〜180インチです。
Google TV内蔵、サクサク動く
Google TVも内蔵されており、本体の電源を入れ、初回セットアップを済ませれば「Netflix」「Amazon プライムビデオ」などが見られます。今のところ1度もフリーズせず快適です。
オートフォーカス、台形補正機能対応
オートフォーカス機能が搭載されており、プロジェクターを動かしても自動でピントが合います。オートフォーカス機能が高精度で、三脚に振動を与えると位置が少し変わったと検知してピントを合わせ始めます。
台形補正機能にも対応し、本体に角度をつけて設置しても、歪みなく垂直に投影してくれます。
自宅だとプロジェクターと壁を垂直に合わせるのは至難の業。それでも台形補正機能があれば垂直に補正されて違和感なく映像を楽しめます。
スピーカーの音質も良好
小型だからスピーカーの音質も微妙なんじゃないか……?と思っていましたが、音が籠もらずクリアに聴こえます。ただし、低音の量感には欠け、イマイチ迫力が足りません。
Bluetoothスピーカーにもなる
Bluetoothスピーカーモードを有効にすればBluetoothスピーカーとしても使えます。家にスピーカーがない人には嬉しい機能です。
目に光が当たらないようセーブ
本体前面にあるカメラが人を捉えると、プロジェクターの光を抑える「スマートアイプロテクション」が有効になります。
子供がいる家庭だと便利そうな機能ですね。
小型で画質のいいプロジェクターを探している人におすすめ
Dangbei Atomは小型かつ高画質なプロジェクターを探している人におすすめです。カタログスペックだけみると微妙に見えるかもしれませんが、実際に使ってみるとFHDでも十分キレイに映りました。
綺麗だけど、感動はしないな…と思うところもありました。でも、このサイズで「綺麗」の水準を満たしているのだから、逆に凄くないか?自問自答。たしかに、超高解像度かつ、感動するような映像美を求める場合は同社の「Mars Pro」を購入するべきです。でも、「小型で十分綺麗な映像」を求めるのなら、本気で満足するでしょう。
Google TVも内蔵されていますし、テレビの代わりに設置するとよさそうです。パソコンモニターの代用にもなるかな…と思ったりも。