週間スマホ業界ピックアップ – NTT法を巡る議論について、携帯3社が改めて反対!NTT完全子会社のドコモ、政治献金?
日々進歩する携帯電話業界、今週も色々なニュースがありました。この記事では、今週のニュースを追えなかった人、そうでない人にも向けてピックアップしてザックリとまとめ、私見を記載していきます。あくまでもザックリですので、気になるニュースがあれば、ぜひ自分でも検索してみてください。
今週は2023年第49週(12月3日〜12月9日)のニュースをピックアップします。
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NTT法の見直しを3社が改めて反対発表
KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯3社を筆頭とする181者はNTT法を巡る議論において、同法の廃止を反対すると改めて主張しました。
同法を廃止すると「公平な競争やイノベーションが阻害されるリスク」や「地方の通信インフラが停止するリスク」などがあります。それだけでなく、NTTが保有する通信インフラを海外企業に売却できてしまうリスクもあるため、容易に同法を廃止するべきではない、という意見です。
NTT、子会社(ドコモ等)を通して自由民主党に献金
楽天の社長、三木谷氏が日本共産党が運営する「しんぶん赤旗」における『NTT グループ企業使い 自民側に献金1.5億/国から多額の事業受注』をXにシェアしたところ、KDDIの社長、高橋氏が引用にて以下の通り反応しました。
政治資金規制法(コンプライアンス)により献金が禁じられたNTTがその100%子会社になったドコモ等を活用して多額の献金をしていることにはやはり違和感を感じます。公開情報を確認したいと思います。 https://t.co/814HVwAkdU
— 高橋 誠 (@makjob) December 7, 2023
NTTはコンプライアンス上、政治献金は行っていませんが、同社の100%子会社にあたる「NTTドコモ」が8,600万円の献金を行っているのは疑問が残りますね。なお、しんぶん赤旗の「独自調査」であり、調査方法などは明らかになっていません。
OnePlus 12、12月5日に中国で発表
欧加集団のOnePlusは、OnePlus 12を2023年12月5日に中国で発表しました。SoCはSnapdragon 8 Gen 3、Hasselbladと提携したカメラを搭載しています。価格は4,799元(約8.7万円)から。
カメラは3つのレンズから構成されています。メインレンズ(5,000万画素)+3倍光学望遠(6,400万画素)+超広角(4,800万画素)です。いずれもHasselbladと提携しており、繊細なチューニングを実現します。
ディスプレイは6.82インチの2K(1440×3168)で、リフレッシュレートは最大120Hzまで対応します。最大輝度は1600ニトで、HDRコンテンツ表示時は4600ニトまで上昇。
カラーはホワイト、ブラック、グリーンの三色展開。ストレージ構成は12/256GB、16/512GB、16GB/1TB、24GB/1TBです。
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今週のまとめ
今週のニュースをまとめると…。
- NTT法、3社が改めて廃止の反対を表明
- NTT、子会社(ドコモ等)を通して自由民主党に献金
- OnePlus 12が発表
でした!NTT法の議論、当初は即解決するのかと思っていましたが、意外と長引きますね。個人的には巨大な通信インフラは実質的に国が保護する権利があると考えているため、NTT法の一部改定には賛成のスタンスを取るものの、廃止するべきではないと考えています。
しかし、NTTがドコモに指示したのか不明瞭な状態ではあるものの、完全子会社のドコモが政治献金を行っているというのは、どうにも猜疑的に捉えてしまいます。NTT系のグループは通信品質の低下から始まり、NTT法に関する議論、そして政治献金など…物議を醸す報道が数ヶ月で目立つような気も…。まあ、次から次へと疑義が浮上するのはNTTに限った話ではないので、仕方ない側面もあります。
ではでは、また来週!よい1週間を
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2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!
行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。