Oladanceのオープンイヤー型イヤホン「Oladance OWS2」をレビュー用に提供していただきました。2023年8月に発売されたモデルで、先代のOWS1からバッテリー持続時間が増え、マルチポイント接続にも対応しました。
これまでいくつかのオープンイヤー型イヤホンを試してきましたが、その中でもトップクラスに音質が良いと感じました。音の細かい違いがわかるとは言えない私の耳でも感じられるほどです。また、装着の安定性についても対応策が用意されているのが好印象なイヤホンでした。
Amazonでの価格は通常23,800円ですが、2023年11月23日時点でブラックフライデーセールにより30%オフ16,660円で購入できます。
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Oladance OWS2の概要
Oladance OWS2は耳をふさがないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。耳をふさがないので周りの音がそのまま聞こえ、骨伝導ではなく空気伝導なので骨に当たる部分がむず痒くなることもありません。
16.5mmダイナミックドライバーを搭載し、イヤホン本体の充電だけで最大19時間の連続再生が可能。またマルチポイント接続に対応、IPX4の防水性能もあります。
■主な機能
ノイズ |
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アンビエントモード | |
ワイヤレス充電 | |
着脱検知 | |
低遅延モード |
管理 |
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防水 | IPX4 |
Bluetoothコーデック | SBC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
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ドライバー | 16.5mm |
対応コーデック | SBC |
重量 | イヤホン:片耳13g、ケース:約59g、充電ケース+イヤホン:約85g |
連続再生時間 | 約19時間(イヤホンのみ)約95時間(別売りの充電ケース併用) |
防水規格 | IPX4 |
外観
内容物はイヤホン本体とケースのほか、USBケーブルとクイックスタートガイド、そしてサポーターです。
ケースは細長い形をしていて、メガネケースのような印象です。また、付属のこのケースはバッテリー非搭載タイプです。なのでケースに入れるだけでは充電できず、有線で充電器にUSBケーブル接続する必要があります。
手前側にLEDランプ、背面側にUSB-Cポートがあります。
イヤホン本体はツヤがあり、少し高級感があります。その代わり細かいゴミが付きやすいですね。
イヤホンの内側に充電端子とスピーカー、外側のロゴが書かれた部分はタッチセンサーになっています。
装着感と安定性
実際に装着してみると上の画像のように。一見耳を塞いでるように見えますが、耳の穴には入ってないのでちゃんと外の音は聞こえます。フックで耳に乗せる形で、フックの先のバッテリー(?)部分とで上手くバランスが取れています。
骨伝導イヤホンのようにこめかみを押さえる形ではないので、接触部分がムズムズするといったことはありません。骨伝導のムズムズ感が気になる人はこういった耳掛け式があってるかもしれませんね。
安定性に関しては、まずこういった耳掛けイヤホンは個人差が大きいものです。私は耳が前を向いていて、後ろ部分が若干広いタイプです。なのでこのイヤホンもそのままでは歩くだけでフラフラしてしまいます。
そこで役立つのが付属する「サポーター」です。イヤホンの先に取り付けるシリコン製のもので、ベロが付いてます。
このベロが、イヤホンを装着したときにちょうど耳の後ろで支えてくれる形になります。これによって支点が増え、安定性がかなり向上しました。走るときに使おうとまでは思いませんが、サポーターを装着すれば徒歩くらいなら大丈夫になりました。
ただ、長時間装着してるとやはり耳の当たってる部分への負担が大きく、若干痛くなってきてしまいます。
音質:低音もよく聴こえて、かなり良い
Oladance OWS2は16.5mmプレミアムダイナミックドライバーを搭載します。このおかげなのか、最初に聴いた瞬間から音の良さに驚きました。
オープンイヤー型のイヤホンはカナル型などに比べるとどうしても音が耳の外に散らばってしまって音質的には劣るものです。また低音が弱いという特徴もあります。しかしOladance OWS2はそんな認識を覆してくれました。
全体的に様々な音がしっかりと聞こえる解像感があり、低音に関しても(腹に響くような感じではありませんが)しっかりと聴こえてきます。これまでいくつかのオープンイヤー型のイヤホンを試してきましたが、その中でも確実にトップレベルです。
まぁ通常価格で2万円以上するイヤホンですし、ちゃんと価格にあった音質ということでしょうか。それでも同価格帯のカナル型などに比べると劣ると思いますが、これ以上はちゃんと音に拘る人の領域になります。
アプリと操作
Oladance-
制作: Oladance価格: 無料
Oladanceの専用アプリがあり、操作方法のカスタマイズなど可能です。イヤホン機能だけならユーザー登録なしでも利用できるのが良いです。
アプリで操作方法をカスタマイズできます。音楽再生時と通話時で別々に設定でき、1回/2回/3回タップと前後にスライドのジェスチャーに機能を割り振ることができます。ちなみに、デフォルトで「前後にスライド」は音量操作なのですが、アプリ上は表記ミスで「次の曲/前の曲」という表示になってます。(2つある「次の曲/前の曲」の下の方が音量操作)
このほか、イコライザーの変更(自分のカスタム可)や、左右の音のバランス調整などもアプリから可能です。
バッテリー:19時間と十分だけどケースはバッテリー非搭載
Oladance OWS2は160mAの大容量バッテリーを搭載しており、1回の充電で19時間連続使用が可能です。
かなり長時間使えるのですが、ケースがバッテリー非搭載です。完全ワイヤレスイヤホンは大抵ケースもバッテリーを搭載しており、ケースに入れるだけでイヤホンを充電できます。しかしOladance OWS2付属のものはケーブル接続すれば充電できますが、ケース単体では充電できません。
別売りでバッテリー搭載のケースがあり、これを使えばイヤホンと合わせ95時間の再生が可能になります。ただこのケースも7,000円弱となかなかのお値段なんですよね…。
バッテリー非搭載のケースだからイヤホン自体の価格を抑えられて、必要な人だけ別売りを買えばいい、と考えたほうが良さそうです。イヤホン単体でも19時間とかなり長いので、必要になる人もそう多くはないと思います。
Oladance OWS2の良かったところ・イマイチだったところ
Oladance OWS2を実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。
- オープンイヤー型なのに音が良い!低音も出る
- 耳をふさがないので外の音が聞こえる
- サポーターを装着で安定感アップ
- マルチポイント対応
- バッテリー搭載ケースは別売り
- サポーターありで長時間装着は耳が痛くなる
外の音が聞こえることの良し悪しはほかと変わらない
まずオープンイヤー型としての良いところ悪いところはだいたいそのままです。音楽を聞きながら周囲の音が聞こえるので散歩や在宅での仕事中など、「ながら聴き」に便利です。買い物のレジで外したりアンビエントモードに切り替える必要もありません。
その一方で交通量のある道路脇では外のうるささで音楽が聞こえなかったり、同じ価格帯のカナル型に比べれば音が軽かったりといったデメリットはあります。
音は十分に良い
音質ははっきりと良いです。それほどこだわりのない私でもはっきりと分かるくらいに違うと感じました。オープンイヤー型で「ながら聴き」だとしても少しでも音質を諦めたくない、という人にオススメです。
安定性に対する対策が嬉しい
私は耳の後ろ側が広がってるので耳に引っ掛けるタイプのイヤホンは安定しません。オープンイヤー型のイヤホンは周りの音が聞こえるので外でランニングにも使える、というのを推しポイントにする傾向がありますが、私が使えば100mもしないうちに落ちてしまいそうです。
なのでもうオープンイヤー型のレビューはしない方がいいか、と思っていたのですが、Oladance OWS2はサポーターというオプションパーツでこの対策をしてくれてました。ここをしっかり考えてくれてるのは嬉しく感じます。今回試用してみてよかったと感じました。
まとめ
Oladance OWS2オープンイヤー型の利点と音質の良さを両立したイヤホンです。オープンイヤー型でも少しでも音質が良いものを求める人にオススメです。ただ価格も2万円以上するので「オープンイヤー型ってどうなんだろう?」というお試し用途にはさすがに厳しいですね。
Amazonでの価格は通常23,800円ですが、2023年11月23日時点でブラックフライデーセールにより30%オフ16,660円で購入できます。
なお、前モデルのOWS1は連続再生時間が16時間とやや少なくマルチポイントが非対応ですが、その分価格が安くなっています。他の人のレビュー等を読むと音質的にはさほど変わりないようなので、用途次第ではOWS1を選ぶのもアリでしょう。