BMAXより、手頃な価格の10インチタブレット「BMAX Maxpad I11 Plus」をレビュー用に提供していただきました。
BMAX Maxpad I11 PlusはSoCにUNISOC T606を搭載し、8GBのRAMと256GBのストレージ、4G LTEにmicroSDカード対応の10インチタブレットです。安価ながらWidevine L1でプライムビデオなどを高画質で楽しめます。
通常価格は29,990円ですが、Amazonブラックフライデーで10,000円引きの19,990円で購入できます。さらにクーポンコード WNOPKT4B を入力すると3%引きで19,090円になります。
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概要とスペック
BMAX Maxpad I11 PlusはSoCにUNISOC T606を搭載した、基本スペックとしては低めのタブレットです。とは言え、RAMは8GBでストレージは256GB、microSDカードに対応して4G LE通信もできるので機能は豊富ですし、実際の動きも必要十分といったモデルです。
ディスプレイは10.36インチで解像度が2000×1200、アスペクト比が16:10(5:3)でWidevine L1、スピーカーも左右にあるので動画も楽しめます。GPS、LTE対応なのでカーナビ代わりにも使えるかもしれません。
OS | Android 13 |
---|---|
CPU | UNISOC T606 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
外部メモリ | microSDXC(最大1TB) |
ディスプレイ | 10.36インチ 2000×1200 (FHD+) |
メインカメラ | 13MP |
フロントカメラ | 5MP |
バッテリー | 7500mAh |
サイズ | 約247 × 157 × 8.3 mm |
重量 | 約446g |
生体認証 | – |
SIM | nanoSIM×2 |
対応バンド | 4G FDD: B1/B3/B5/B7/B8/B20/B34 4G TDD: B34/B38/B39/B40/B41 3G WCDMA: B1/B5/B8 2G GSM: B2/B3/B5/B8 |
外観
内容物は本体の他にUSBケーブルと充電器、マニュアル、SIMピンです。
ディスプレイには保護フィルムが添付済みです。輸送時の保護用に剥がすフィルムは貼ったままになっているので、シール部分を持って1枚だけ剥がします。
…が、ここで私は失敗して残るべき保護フィルムごと剥がしてしまいました。慌てて貼り直しましたが、大量の気泡が入ってしまいました。フィルムを剥がすときは慎重に…。
ディスプレイは10.36インチで、フロントカメラが長辺にあるタイプです。電源ボタンなどは右側側面に。
背面はメタル調でサラサラしています。技適マークなどもここに。
左側面はスピーカーのみ。
右側面にイヤホンジャック、音量ボタン、電源ボタン、USBポート、スピーカーがあります。
下側面にマイク穴。
上側面にSIMスロットです。
パフォーマンス
ベンチマーク
各種ベンチマークアプリで確認しました。
各種ベンチマークの結果は、AnTuTu Benchmark(v10.1.5)が234,979点、Geekbench 6がシングルで370点、マルチで1,391点、3DmarkはWild Life Extremeで97点、PCMarkのWork 3.0 performanceは7,231点でした。
似た点数のほかの端末と比べると以下の通り。
SoC | Antutu | Geekbench | 3DMark | PCMark | ||
---|---|---|---|---|---|---|
RAM | Single | Multi | ||||
AGM PAD P1 | Helio G99 8GB |
431071 | 735 | 2054 | 347 | 9343 |
Blackview Tab 13 | Helio G85 6GB |
277359 | 409 | 1369 | 192 | 6553 |
BMAX Maxpad I11 Plus | T606 8GB |
234,979 | 370 | 1391 | 97 | 7231 |
Blackview Tab 60 | T606 6GB |
219885 | 365 | 1322 | 95 | 7085 |
- 3DMarkはグラフィック性能、PCMarkはWeb閲覧など基本的な作業に関する性能を測るベンチマークアプリです。
操作感
スペックの数値的には低めのBMAX Maxpad I11 Plusですが、基本的な操作では意外と問題なく動きます。軽いゲームくらいならプレイできますが、鈍さは感じます。
普通のブラウジングや電子書籍アプリの操作くらいなら問題ありません。
ディスプレイ
BMAX Maxpad I11 Plusのディスプレイは10.36インチ、解像度は2000×1200のFHDです。電子書籍を見開き表示で表示しても十分に見やすいですね。
ただ、ちょっと気になったこととしては、ディスプレイの明るさに「自動調整」がないこと、そしてディスプレイのカラー設定がデフォルトで「Warm」になってたことです。カラー設定を「Standard」にすることもできますが、そうすると若干青っぽくなりすぎるかな?という気もします。だからデフォルトがWarmなのかな?と思うくらいです。
Widevine
WidevineのセキュリティレベルはL1です。なのでAmazonプライムビデオでHD再生が可能です。Netflixでは確認できていません。
システム
BMAX Maxpad I11 Plusは、あまりカスタマイズされていないAndroidを搭載しており、かなりシンプルです。
プリインストールのアプリもGoogle系ばかりです。むしろ最近はGoogle系アプリで(自分には)必要ないものが増えてきたので、これらを消すのが面倒なくらいです。
設定項目などは2列表示されていて(特に横向きで操作してるときは)見やすくていいです。ただ、Android 13のタブレット表示で特徴的なタスクバーは表示されません。
壁紙などを変更する「壁紙とスタイル」はPixelと同じですね。テーマアイコンもPixelと同じように使えます。
バッテリー
バッテリーは7500mAhです。輝度を100-105ルクスに調整し、『PCMark』のバッテリーテストを行ったところ、100%→20%まで8時間30分でした。まぁ10インチタブレットとしてはこんなものでしょうか。可もなく不可もなく、といった印象です。
充電に関しては18W急速充電に対応。ただし付属の充電器は5V/2Aなので、別で急速充電器を用意する必要があります。
BMAX Maxpad I11 Plusの良かったところイマイチなところ
- 必要十分な性能
- Widevine L1対応、ステレオスピーカー
- シンプルなUI
- セールを狙うとかなりお手軽価格
- 明るさの自動調整がない
- 十分ではあるけどもうちょっと欲しい性能
- 画面の色は自分で調整したほうが良いかも
BMAXのタブレットは変にカスタマイズされたAndroidではないのでシンプルで良いですね。性能が高いわけではないけど必要十分で多機能なのは嬉しいところです。
なにかクリエイティブなことやゲームをやりたいというのであればスペック不足になってしまいますがそこは価格なりに割り切れるところでしょう。
なんというか、こうしたメリット・デメリットで考えても「クセのない」タブレットだと感じます。
まとめ
通常価格だと約3万円ですが、セールを狙えば2万円程度で購入できるエントリークラスのタブレットです。スマホで「エントリークラス」というと大抵はストレスが溜まる動作だったりするのですが、BMAX Maxpad I11 Plusを含めタブレットのエントリー機はそこそこ動いてくれるのが嬉しいですね。
もちろん使用用途にもよりますが、こういったタブレットでやりたい、ちょっとした調べ物だったり電子書籍、動画鑑賞といった程度なら十分です。ガッツリ使うのではなく、ちょっとしたときに気軽に使うのに「ちょうどいい」タブレットだと感じました。
通常価格は29,990円ですが、Amazonブラックフライデーで10,000円引きの19,990円で購入できます。さらにクーポンコード WNOPKT4B を入力すると3%引きで19,090円になります。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。