Samsungから発売されている折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold5」を購入しました。Galaxy Z Foldシリーズとしては5世代目となり、大きな変更点はないものの、長年培ってきた技術、ユーザーからのフィードバックを受けて安定してきた頃合いでしょう。
ちなみに、筆者は以前までGalaxy Z Fold3 5G(以下 Z Fold3)を使っており、折りたたみスマホが初というわけではありません。新鮮味には欠けるものの、Z Fold3との比較も含めたファーストインプレッション・開封の儀をお届けします。
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開封の儀
パッケージには開いた状態のFold5がプリントされています。Z Fold3の時は巨大な「Z」が刻印されていましたね。そう考えるとパッケージも変わっています。
外箱をあけると本体と対面。大体のスマホはディスプレイ側が表になって配置されています。Z Fold5は背面が表になって配置され、箱の上部にアウトカメラを収納する箇所があり、そこには付属品が入っています。
ペリペリを剥がして、本体が登場。このペリペリを剥がす瞬間が好きなんですよね〜。
付属品は冊子類、SIMピン、Type-C to Cケーブルです。
本体デザイン
閉じた状態の本体デザインはZ Fold3から大きく変わらず、シンプルでスタイリッシュです。
開いた状態では、ミニタブレットといいますか、タブレット・スマホでもなければファブレットでもない。アスペクト比の影響もあり、落ち着いてみると不思議な立ち位置のデバイスのように感じます。
横幅も少し広くなりました。Z Fold3の128mmからZ Fold5では129.9mmと僅かに広くなっています。この僅かな差が手に持った時に感じます。
画面内に埋め込まれているインカメラは普通に使っていても見えます。ここはZ Fold3から変わらず、もう少し力を入れてほしかったところ。
折りたためば普通のスマホのように使えます。ただ、やや縦長で小型設計のため、Z Foldシリーズを初めて使う方は違和感を抱くかもしれません。とはいえ、これでもマシになったほうで、2世代前のZ Fold3は更に縦長でした。
個人的に、折りたたみ時のサイズ感はフリック入力がサクサクできて好みです。もちろん、手のサイズや慣れも関係するため、一概には言えませんが…。
そういえば、Z Fold5からヒンジ部分のロゴが「Samsung」になりました。Galaxyの方が好きだったのに…。
カメラ
カメラユニットは分厚くなり、レンズ部分がZ Fold3よりも突出しています。
手に取った時に、カメラユニットが手に当たるようになり、何かが引っかかっている感があります。
カメラ性能は標準点以上で、カメラ性能が削がれがちな折りたたみスマホにしては、申し分がないほどキレイです。ここは満足度の高いポイント。たくさん撮れていないので、今後評価が代わってくるかもしれませんが。
バッテリーライフも改善
バッテリーの持ちもよくなってます。ペンチマークで測定したわけではなく、あくまでも体感だと、Z Fold3から1〜2時間ほどバッテリーが持つようになりました。折りたたみスマホの特性上、バッテリー持ちが犠牲になりがちでしたが、Z Fold5では改善されています。
大きな変化はない、27万円の価値はある
とりあえず使ってみて、Z Fold3から大きく進化はしていないものの、マイナーチェンジといったところで、それはそれで使い心地がよく感じます。2世代も経つと、本体サイズやカメラユニットなど、基本的な仕様が大幅に変更されたりするものです。Z Foldシリーズにはそれがないので、良くも悪くも安定しているな、といった印象。使い慣れているデバイスがそのままスペックアップしましたね。
変化がない、つまり「おもしろさや真新しさ」はない。開封時に高揚はしたものの、実際に使ってみると「大きなアップグレードがなくてつまらないなあ」とも感じてしまいます。「良くも悪くも」ですね。
ところで、筆者が購入したGalaxy Z Fold5(512GBモデル)は27万円もします。
……。まあ、普通に考えて高すぎますよね。27万円で海外旅行ができてしまいます。流石に27万円を出すのはチャレンジャーか、本当に必要としている人くらいでしょう。筆者は後者で「このスマホがないと生きていけない!」と思い、必要に駆られて購入しました。
でも、27万円の端末を購入したことに後悔はありません。費用対効果があるのか?と言われたら「NO」ですし、大満足でもなく、そんな感情は感じず、ただ必要だから購入した。それだけです。iPhoneやPixelを買い替えている非スマホオタクの皆さんも同じような感じなのかなあ…と思ったりも。
しばらく使ってみて、レビュー記事をお届け予定です。お楽しみに。