Metaは6月1日、次世代のVR・MRヘッドセット「Meta Quest 3」を発表しました。2020年に発売されたMeta Quest 2（Oculus Quest 2）の後継機となるオールインワンヘッドセットで、2倍以上のグラフィック性能、40%薄くなった本体、フルカラーのパススルーなどを備えます。
Meta Quest 3は2023年秋に登場予定で、価格は128GBで499ドル（日本では74,800円）から。より詳細な情報は9月27日（米国時間）に開催する「Meta Connect」にて発表される予定です。
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40%薄く
Meta Quest 3はQuest 2に比べ40%がスリムになっています。デザイン的なものもそうですが、おそらく重心的なものも頭に近くなりますし、軽くなって疲れにくくなると思われます。
2倍以上のグラフィック性能
Meta Quest 3は今までで最も解像度の高いディスプレイとパンケーキレンズを採用し、次世代Snapdragonチップセットを搭載します。これによりQuest 2の2倍以上のグラフィック性能を実現し、よりスムーズなパフォーマンスと驚くほど鮮明なディテールを得ることができます。
カラーパススルー
ヘッドセットを装着したまま周りを確認できる「パススルー」はQuest 2ではモノクロでした。これがQuest 3ではカラーパススルーに対応します。
これと、物理的な空間にあるオブジェクトを認識・対応する能力などで、現実のテーブルの上にボードゲームを置いて遊ぶなどができます。こういった複合現実（MR）を低価格で実現できます。
TruTouchハプティクス採用コントローラー
コントローラーは、Quest 2までにあったようなトラッキングリングがなくなりました。またMeta Quest Touch Proコントローラーで初めて搭載されたTruTouchハプティクスを採用し、リアルな感覚を味わえるようなります。
Quest 2のコンテンツと後方互換性あり
Meta Quest 3は、Meta Quest 2のコンテンツカタログと後方互換性があり、500以上のVRゲームやアプリ、体験を利用できます。また、Quest 3の発売に向けて新しいVR・MRタイトルも準備しているとのことです。
このほか、Meta Quest 3については、この秋に開催する「Meta Connect」で詳細が明らかになる予定です。
Quest 2は値下げ&アップデート
今回の発表に伴い、Meta Quest 2は6月4日より新価格（値下げ）となります。128GBモデルは47,300円、256GBモデルは53,900円です。…値下げと言っても、以前一度値上げしているので、発売当初よりは高いのですけどね。
また、今後のソフトウェア・アップデートで、Meta Quest 2とMeta Quest ProのGPUとCPUのアップデートが実施されます。これによりCPUのパフォーマンスが最大26%向上し、GPUのスピードがQuest 2で最大19%、Quest Proで最大11%向上する予定です。
