Googleは5月10日、次期Android OSであるAndroid 14のベータ2をリリースしました。Pixel 4a (5G)以降のPixelスマートフォンで利用できるほか、XiaomiやOPPO、Nothingなどのパートナー企業の一部スマートフォンでも利用できます。
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Android 14 ベータ2
Android 14は最初のデベロッパープレビュー(DP1)が2月にリリースされ、3月にDP2、4月にベータ1と、だいたい1ヶ月に1回のペースで更新されています。
Pixelスマートフォンの場合、ベータ版からはAndroidベータプログラムに登録することで端末に直接OTAで配信されるようになっています。
パートナー企業の端末でも
Android 14のベータ版はGoogle Pixel以外にも、パートナー企業の一部端末で試せるようになりました。対象となる企業はiQOO、Lenovo、Nothing、OnePlus、OPPO、Realme、Tecno、vivo、Xiaomiです。対象となる端末もそう多くないので、日本で普通に買えるものだとNothing Phone (1)くらいでしょうか。
ベータ2での変更点
Android 14での改善点はプライバシー、セキュリティ、パフォーマンス、開発者の生産性、ユーザーのカスタマイズなど様々にあります。その中で、今回のベータ版で追加された要素を2つほど。
Materiai Youの基本カラーにモノクロが追加
Android 12から、壁紙の色または自分の選んだ色からシステムの配色が決まる「Material You」が採用されてきました。この配色パターンは壁紙が真っ黒だとしても何かしらの色がついたのですが、Android 14 ベータ2では基本の色に白黒が追加されました。これを適用すると全体の配色がグレースケールになります。
予測型「戻る」アニメーション
まだ開発者向けオプションの中にあるのですが、予測型「戻る」アニメーションが実装されました。
Androidのジェスチャーナビゲーションによる「戻る」では、アプリ内で前の画面に戻るときと、アプリを終了してホーム画面に戻る場合で区別が付きませんでした。このため、不意にホーム画面に戻ってしまうことがありました。
予測型をオンにすると、アプリ内で前の画面に戻る場合はその前の画面がパッと表示され、ホーム画面に戻る場合は画面全体がズレたようになってホーム画面がチラ見えする形になります。
このほかにもいくつもの変更点等あります。詳しくはGoogleのページをご覧ください。