Android 14のベータ1がリリースされたので、さっそく手元のPixel端末にインストールしてみました。
今回はAndroid 14 ベータのインストールの方法と、実際にPixelに入れてみて気づいて変更点などを紹介します。
目次(見たいところからチェック!)
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Android 14 ベータ版のインストール方法
Android 14のベータ版は2023年4月13日時点では、Pixel 7 Pro、Pixel 7、Pixel 6a、Pixel 6 Pro、Pixel 6、Pixel 5a 5G、Pixel 5、または Pixel 4a (5G)にインストールできます。
ベータ版は開発者向けのバージョンです。アプリによっては起動しないこともありますし、メインで生活に使ってるスマホにインストールするものではありません。インストールする際は自己責任で慎重に行ってください。
まずはAndroid ベータ プログラムのページに行き、Googleアカウントでログインします。インストールできる端末がアカウントに紐づいていれば「登録可能なデバイス」に表示されるので、+登録のボタンをタップします。
表示される利用規約を確認し、下の方にあるチェックを入れ、確認して登録します。
デバイスを登録してしばらくすると通知が来てAndroid 14ベータをインストールできます。設定→システム→システムアップデートからも可能です。
これでAndroid 14 ベータがダウンロード・インストールされ、再起動後に利用できるようになります。
ベータ版の利用を解除したい場合は、Android ベータ プログラムのページから登録を解除のボタンをタップすればOKです。
Android 14 ベータ1での変更点
Android 14 ベータ1で気づいた変更点などを紹介します。
開発コードネームはUpsideDownCake
通常Androidバージョンの数字が書かれている部分が「UpsideDownCake」と書かれています。これはいわゆる開発コードネームです。Androidの開発コードネームはお菓子の名前が付けられてきました。Android 10以降は表立ってこの名前が出てくることはありませんでしたが、こういった開発版で表示されることがあります。(Android 13はTiramisu)
ちなみに、UpsideDownCakeはUpside-down cakeと呼ばれるケーキの一種です。トッピングとなる果物をケーキの下に敷いて焼き、食べるときにはそれをひっくり返して(果物が上になるようにして)皿に載せるケーキです。
「戻る」のアイコンが背景付きに
ジェスチャーナビゲーションで画面端からスワイプして「戻る」ときのアイコンに背景が付きました。これで見やすく目立ちますね。この背景の色はMaterial Youの色で変化します。
テキストサイズを200%まで拡大可能
Android 13(左)まではテキストの拡大が130%まででしたが、Android 14(右)では200%まで拡大できます。
地域の設定で温度単位や週の最初の曜日を設定
システム→言語と入力の中に地域の設定という項目があり温度単位(摂氏・華氏)や週の最初の曜日を設定できるようになりました。
点滅による通知
通知を受け取ったときやアラームが鳴ったときに、画面を指定した色で点滅させたり、カメラのライトを点滅できます。これを使えばかなり目立つので通知に気づきやすくなります。
セキュリティとプライバシーの画面レイアウトの変更
「セキュリティとプライバシー」のメニューが、これまではドロップダウンリストだったのが各項目ごとにページが分かれました。
また、Android 13の「セキュリティの詳細設定」と「プライバシーの詳細設定」がAndroid 14では「その他の設定」としてまとめられました。
スーパーバッテリーセーバーを選択可能に
バッテリーセーバーで、標準バッテリーセーバーとスーパーバッテリーセーバーを選択可能になりました。これまでもスーパーは使えましたが、わかりやすくなりました。
共有シートにカスタムアクションを追加
アプリで共有ボタンを押した時の共有シートに、アプリごとにカスタムアクションを追加できるようになりました。上の例ではAndroid 13では独自に設定していたコピーやニアバイシェアのボタンが、Android共通でこういったボタンを置けるようになります。
通知領域のメディアプレイヤーのアニメーションが若干変化
再生を始めると数秒の間、プレイヤー全体が光るようなアニメーションが入ります。
イースターエッグは(今のところ)変化なし
デバイス情報のAndroidバージョンを連打して出てくるいつものイースターエッグ。ベータ1の段階ではまだAndroid 13のままでした。
この他にも気づいたものがあれば、また追加していきます。
(開発者メニューでナビゲーションバーの透明化などありますが、うまく適用される例が見つからなくて…)